玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

ほぼ、解決

2018-12-07 14:56:41 | 知識
 愛知食養村様のホームページにでは、たいへんわかりすい熱中症対策について解説されています。トップページから『穀菜食で健康に』を選択、続いて『熱中症』を選択すると対処法が書いてあります。全文掲載させていただきました。短い文章に要点が圧縮されています。
 なぜ、暑い夏の空の下で倒れる人がいるのか、原因がよくわかります。倒れない人でいられたら良いと思っています。


熱中症対処、予防対策
 ここ10年ぐらい前から熱中症により救急車で搬送されるニュースをよく耳にします。50年前にはあまり聞く機会がありませんでした。
 食生活が洋風の高脂肪、高蛋白になり、しかも、間食にもスナック菓子、砂糖の入った洋菓子を食べ、カロリー過多になり、その結果、生水、清涼飲料水、コーヒー、ビールをがぶ飲みしています。それが熱中症の原因になっているのですが、一般的には知られていません。
○ 熱中症
 日射病、熱射病の総称を熱中症と言い、高温の場所で起こる熱による障害です。
 気温が30℃以上(真夏日)になると多く発生するようになります。
 日射病は太陽光線を直接受け長時間スポーツ、労働をして体温が上昇して起こる症状です。屋外が70%、屋内が30%と言われています。
 高温多湿の車内で放置したり、ビニールハウス内、暑い室内で労働して体温が上昇して起こる症状で、日当たりが良く、風通しの悪い鉄筋コンクリートの部屋、蒸し暑い寝室では、体が弱っていると部屋に居るだけで熱射病になることもあります。
 汗が出るときに熱を奪い体温調節をして暑さをしのいでいますが、汗と共に塩気が抜けるため、汗が出過ぎると脱水症状を起こします。
 血液がキレイで塩分濃度が適正であれば、部屋の温度が上がっても体温の上昇が押さえられ発汗も少ない、しかも、血液の流れが良くなるから体温の放出もスムーズに行われます。炎天下でも最初に汗を出したら、後は蒸発する汗がほんのり出るのが理想です。
 水は0℃で凍りますが、海水は0℃では凍りません。血液も塩気が効いていると外気温に左右されにくいし、血液は塩気があるから流れます。
 反対に陰性食品を摂り過ぎると塩分濃度が低くなり、水分を保持する力が弱く発汗が多くなり、ますます脱塩状態となり体力を消耗します。
 もう一つ、同じ汗でも霧状に出る汗は、気化熱で体温を放出しますが、粒の大きい汗が流れ落ちると汗腺を塞ぎ、体温を放出することが出来ず、その結果、体温の上昇になります。
・症状:疲労感、頭痛、立ちくらみ、めまい、意識障害、多臓器不全。
    重傷になると失神、熱けいれん、脱水症状などがあります。
    陰性食品を摂りすぎていると血液中の塩分濃度が下がり、脱水症状を起こしやすくなります。
    動物性食品を摂りすぎていると脳梗塞、心筋梗塞を起こしやすくなります。
・熱中症の分類と症状 中日新聞 2011年6月7日より紹介
 熱失神:顔面蒼白、数秒間の失神、めまい、頻脈など。
     涼しいところから急に暑いところへ出たとき。炎天下であまり動かないときなどに起こりやすい。
 熱痙攣:高めの体温、吐き気、腹部・上肢・下肢などの痙攣など。
     炎天下で運動をして多量に汗を出したときなどに起こる。
 熱疲労:高体温(40℃未満)、めまい、疲労感、虚脱感、吐き気、頭痛、多量の発汗、失神など。
     多量の発汗で体重の2%以上の脱水と塩分の不足で起きる。
 熱射病:高体温(40℃以上)、意識がない、返事がおかしい、全身の痙攣、汗が出ない、過呼吸、まっすぐ歩けないなど。
     熱疲労の段階で気が付き、対処すると重傷にならずに済みます。
 2010年に熱中症で搬送された人の68%が男性、32%が女性で、男性が多くなっています。これはナゼでしょうか。
 女性は中心が陽性で周りを陰性で包んでいます。従って女性は中心に塩気を多く持っているから、水分の放出を防ぐ力が強いのです。
 反対に男性は中心が陰性で、周りを陽性で包んでいます。従って男性は、水分を引きつける力が弱いから夏に備え、水分などの陰性な飲み物、食べ物を抑え血液中の塩分濃度を適正に保持する努力が必要です。暑さに負けて冷たい飲み物を沢山飲むと熱中症にかかりやすくなります。
・対処:風通しの良い木陰に寝かせる。
    風通しを良くするため衣服を弛める。
    霧吹きで冷たい水蒸気をかけ扇ぐ。
 西洋医学
  水は少しずつ。冷たい水(常温程度)を飲む。
  首筋、両脇、足の付け根を冷たいタオルなどで冷やす。
 穀菜食
  頭部に豆腐パスター、青菜パスター。
  後頭部にキャベツ、胸に里芋パスター。
  胸・頭に生姜油をすり込む。冷たいタオルで汗をぬぐう。
  醤油番茶、梅醤番茶を少しずつ飲ませる。がぶ飲みしない。
  或いは常温の水分・塩分の補給。野菜スープなど。
  体を冷やすのではなく、酸化した老廃物を中和したり、吸い出すことが大切です。
・予防法
  普段から正しい穀菜食を実践し、濃いキレイな血液にし、健康の目安(中庸の条件)を維持し、血液内の塩分濃度を適正にする。
  冷房で室温を下げ過ぎない。下げ過ぎると冷房で皮膚が収縮し、毛穴が閉じ発汗できない。
  運動をして血液循環を良くし、汗を蒸発させる。
  入浴により血液循環を良くし、汗腺を開き汗が蒸発しやすくする。
  大粒の流れる汗は、汗腺を塞ぎ体温が放出されない。
  蒸発する細かい汗は気化熱で体温を下げる。
  この条件が整えば体温調節機能が充分に働き熱中症予防になります。
愛知食養村
 ※ ここで紹介した方法は、基本的な方法です。初期の状態であれば上記の方法で治まります。しかし、体質・症状は各々異なります。根治するには体質・症状の陰陽を勉強して実践して下さい。
 ※ 効果が出ないときには勉強会に参加したり、個人健康相談を受けて下さい。
 ※ 癌、糖尿病などの生活習慣病、高血圧、躁鬱病、膠原病、及び「てんかん」など各種難病の方は、充分に勉強し、納得した上で厳格な穀菜食を実践して下さい.
 ※ 醤油番茶、梅醤油番茶、第一大根湯、干椎茸スープなどの飲み物、
   生姜湯シップ、里芋パスター、生姜油などの手当法の作り方
  ・「穀菜食BOOK」 大森一慧著 宇宙法則研究会発行 税込 2,160円(消費税8%)
  ・DVD手当法実技 大森一慧指導 宇宙法則研究会発行 税込 4,000円(消費税8%)
   (生姜湯シップ、里芋パスター、生姜油、足湯の実践)
 ※ 醤油、味噌などの調味料は天然醸造の品をお勧めします。
   塩はニガリ成分の入った塩、ごま油は圧搾法で絞った油をお勧めします。
   上記の書籍、調味料は最寄りの自然食品店でお求め下さい。
 ※ 「体質の陰陽の見分け方」、「ナゼ病気になるか」は、ホームページで動画と資料を無料で配信しています。
   生姜湯シップ、里芋パスターの作り方を「一慧のクッキング」のホームページで公開しています。
   各地で勉強会、料理教室も開いています。
   最寄りの会場で一度参加して家族の健康回復、維持増進に役立てて下さい。


 簡単、明瞭に書かれています。
 原因は、洋風の高タンパク、高脂肪、間食でカロリー過多になり、そのために、生水、清涼飲料水、コーヒー、ビールをがぶ飲み、その結果、陰性になり血液の体温調節能力が減少する、と書いてあります。水分をたっぷりとってもダメで、しかも生水も原因になるとは考えてもいませんでした。水道水なのか井戸水なのか、両方なのか、どうなのでしょうか。
 綺麗な血液が循環していないと下がらないようです。薄まれば能力低下は当たり前。体温調節を血液そのものの働きで説明できるのですから、すごいことです。 
 循環させる力は、ナトリウムそのものにあるようです。たしかに小さな心臓でものすごく長い細い血管を滞りなく流れて行くには流れる物質そのものに動力がなければ無理なことでしょう。そういえば、ウィキペディアにはナトリウムポンプという言葉があったような、後で調べてみます。
 普通に考えると、男は陽性、女は陰性、ですが、中心は男が陰性、女は陽性、であり周囲を、男は陽性、女は陰性、をまとっている、と書いてあります。外見は全くその通りです。中心が外側と正反対のものでなければ反発して分解するでしょう。中心が陽性の女が長生きするのはわかります。いつまでも形態を保持できるからでしょう。中心とはどこなのでしょうか。骨髄あたりが思い浮かびます。
 陰性の砂糖のとりすぎで、中心と考えられる骨髄まで陰性になるというようなことがあるのでしょうか。もし、そうなると、中心まで陰性、外側も陰性となり保持ができなくなるような気がします。寿命は、女なら陰性と陰性になり崩壊、男も陰性食品のとりすぎ飲みすぎで同じようになり崩壊、ということなのでしょうか。それとも、男は陽性食品のとりすぎで中心も陽性、外側も陽性になり崩壊、ということなのでしょうか。年齢と共に陽性食品はとれなくなるでしょうから、男女共に陰性と陰性の組み合わせになり崩壊という気がしますが、老廃物の排出ができなくなって熱中症が出るのですから年齢とともに増加する、ということになりますが良いのでしょうか。
 暑い夏の日、熱中症は、水分を多くとってもダメ、生水も飲みすぎはやめたほうが良いようです。老廃物を体外に吸い出さねばなりません。頭に野菜や豆腐を当てて吸い出し、梅醤油番茶を飲ませる、と書いてあります。このような方法はさいわいにしてまだ一度も使ったことがありません。西洋医学の方法が書いてありますが、穀物菜食の方法が吸いだしを行うのでそのほうが的確です。
 半年前、伊藤先生の講演でお伺いした方法を思い出しました。講演をお伺いしてから、靴の中に雑草の葉を入れて歩いていました。15分ぐらいでしんなりしてしまい、交換がたいへんでした。熱中症は頭を保護しなければならない、ということがよくわかります。
 ものすごい長さの血管にまんべんなく行き渡らせる力は、心臓以外にもありそうです。すごいことです。血液はコロイド状態になっています。このような混合物を、ナトリウムが引っ張って行くのでしょうか。それとも、押し出して行くのでしょうか。
 すごい、わくわくします。
 





コメント
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