玄米ごはん族のあしたのたのしみへ

玄米と野菜、果物で今日から明日へ。農業と穀物菜食の日々

色彩選別

2019-11-06 00:58:31 | 
 モミスリを2回、行った。同じモミを2回、モミスリ機の中を通すので、20%ぐらい減少してしまう。その20%は砕けてゴミとして排出される。
 1回目のモミスリではボールで1回すくってモミが数粒あったが、2回目のモミスリでなくなる。モミの量は全体の1%もないだろう。それを除去するために20をゴミにするようなことをやっている。

 色彩選別機は、玄米でも使用できるようになっているが玄米と色が同じようなモミを取り除くことは難しい。色彩選別を行ってもグーーンと減少したとはいえ必ずモミが混じっている。白米なら色が違うので100%取り除くことができる。

 色彩選別機を2回通してどうなるか試したことがある。結果は必ずモミが残った。そこで、ものすごくゆっくり選別するようにしてどうなるか試した。20kgを1時間かけて選別した。こういうことは、この色彩選別機でしかできない。結果はやはりモミが混じった。

 選別眼は最高、とメーカーの宣伝文句だが、玄米選別では白米のようにはいかない。
 機械を頼らないで人間の目で選別したくなる。1時間に20kgならどうやってもできる。YouTube見ながらでもできる。熟練するとグーーンと早くできるようになるだろう。色彩選別機など買わないで目で選べばグーーーーーーーンと安くできたかもしれない。確実に選別できそうな気がする。それに20%もの正常な玄米をゴミにするようなこともない。

 20%の砕けた玄米は、もともと欠陥があったのかもしれない。色彩選別機ではそれも正常と判断するから取り除くことはできない。砕けるような玄米は取り除いて食べないようにするのはたいへん良いことだ。玄米を食べる前、直前に洗う時でも玄米は玄米なので健全な玄米と同じように見えるので取り除くことができない。

 モミスリ1回でそのあと色彩選別をしても残るモミは許容範囲だ。白米の需要を前提としているから。
 玄米で食べるとなると、一粒でもモミがあると嫌気がさす。こういう需要はほとんどない。色彩選別機もそういう設計にはなっていない。別に色彩選別機の目が雲っているわけではなくて、そのような非効率なことは初めから考えていない。
 問題は、20%もの欠陥玄米を作るような稲作にある。しかし、これは普通には全く問題にならないことだ。
 色彩選別機を買ったばかりのころは欠陥商品だと思ってガッカリしたが、設計がそういうふうになっている、とあきらめがつくまで長かった。
 白黒の選別は良い。黄と薄い黄色の区別が全くダメ。ガラスような透明なものも選別するのに。目は抜群でも頭がーーーーー


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農産加工所について

2019-11-05 04:30:16 | おつきあい
 検索に、六次化農業 農場 加工所 茨城、と入力すると様々な商品が紹介されている。農場の紹介もされている。女性が主体的に取り組んでいるところもある。むしろ、そちらのほうが主流のような気もする。
 女性に働き手として様々な取り組みをしてもらう、ということだろう。商品も必然的に甘いものになる。

 商品の一覧を見ていくと、日頃欲しい、と思っているものがなかった。穀物菜食でも一年前まで玄米ばかり食べていた人間は、普通の人に比べ好みがだいぶ違う。それに、血圧を全く心配していないので選べる範囲がグウンと広がるが、商品は甘いものが多い。ガッカリ。
 やはり自分で作るしかないか、と思っても売れなければどうしようもない。皆さん、血圧が心配なのだからしょっぱいものは選択肢にないだろう。それに、商品を選ぶのは女性だ。

 六次化事業として補助金がついて加工所をつくっても、そこでは売れないものを作ることになる。すこしぐらいは甘味を入れていいだろうが、納得しない。申請しても補助金が出るとはとても思えない。

 まず、売れるようにちょっと甘味をつけないと。複雑な味を楽しんでもらうように。
 販売実績を作らないと。

 ネットを見ていくと、必ずしも直売ではない。販売先は同じグループとして認定されているのかもしれない。そうしないと補助の対象にならないのかもしれない。
 これはかなり、めんどうなことだ。販売は自然食品店様にお任せしていて気楽な家業だ。ところが、六次化は生産者が販売まで実行することが要求される。直売でなければ販売先とグループ化だ。気楽にやれなくなる。
 米の場合なら、今頃モミスリをやってやっとのことで納品出荷など通用しないだろう。いい加減にしてもっと早くやれ、となるだろう。天候まかせが、天候と競争するようになる。人工的な栽培方法にだんだん傾斜していくとーーーーーー

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もうすぐ出荷

2019-11-04 21:54:13 | 
 少し疲れるような力を使う場合があるが、連続でモミスリができるようになった。連続といっても、200kg袋にいっぱいになると、一旦停止して移動し、空の袋を設置する。リフトを使えば停止しないでできるが、狭いのでいちいち停止している。
 普通は30kgの紙袋に入れていき、空の袋と交換するときはライスパックが内部に一時的に貯めるようになっているので機械を停止しないですむ。200kgは移動に時間がかかりライスパックの内部の貯蔵量を超えてしまうので、しかたがないので一時的に停止する。
 合計時間では紙袋へ詰めたほうが止まらない分速い。それでも、足腰を使うのが嫌いなので少しぐらいのロスタイムなど問題にしない。
 はるかずっと前、父の手伝いをしていた頃紙袋詰めを一手にやっていたが目が回るほど作業を素早くやって、袋を何段もかさねて豊作を実感したそうだ。
 今は、200kg袋を積んでもせいぜい二段だ。しかも出荷分だけモミスリをして残りはモミのまま保存しておくので豊作なのか凶作なのかはっきりした数字は本人もわからないし、ましてや父が見ても見当がつかないので父はイライラしどうしだ。
 そして、全部モミスリやって紙袋を重ねろ、と毎年言うのだが取り合わない。普通の農家のように収穫したらすぐにまとめて農協や集荷業者に販売するなら、全部モミスリをやらなければならない。父はその記憶だけあって、今やっていることの意味など全く関係ないので昔のようにやれ、というわけだ。全く取り合わないが。
 昔の記憶は、なるべく早く現金化して喜びたい、紙袋を何段も重ねろ、ということだ。その紙袋を重ねていたのは誰なのか忘れている。こき使われた、と今もって思っているほうには、あんな作業は二度とやりたくない、と記憶の深いところから聞こえて来るものがある。
 1時間十万円ーーーーーもちろんやるだろう、すこしぐらい足腰痛めてもゆっくり休んで治すので良い体験になるし、食養の勉強になる。当時、そのようなことは全く知らなかったので農作業で足腰使うのはやめよう、と自分でやるようになって機械を有効に利用している。機械人か人力機械か、そいういう感覚が出るような当時の状況らしい。

 通風乾燥のためモミの乾燥にむらがある。今年は台風の前に大急ぎで収穫した。そのため少し水分が多かった。火力乾燥ならモミの芯までジンワリ遠赤外線で乾燥させるのでむらなく均一に乾燥できる。それをやるとモミは芽が出なくなる。通風乾燥なら芽が出るので、そのまま種まきに使える。
 遠赤外線乾燥機で火を使って乾燥させると芽が出ないのは、種まきで大損害を出した例がある。普通の農家は種モミは太陽光線で乾燥させている。

 乾燥むらで脱プ性能が落ちるだろうとモミスリ機の部品を交換して新品にしたのだが、やはり脱プできないでモミのまま出てくるものがある。

 農協や集荷業者に出荷する場合はモミが多少混ざっていても問題ない。玄米をそのまま食べる穀物菜食の人間にとって玄米を噛んでモミがガリッときては、たとえ一粒でもガッカリ、二三粒あったらウンザリする。それで、モミなど絶対に混ざらないようにしているが、今回は量が多めなので、もう一回モミスリを行う。二回機械を通せばモミはなくなる。

 あさってには出荷できる。ようやく見通しがついた。

 狭いながらもちょっと時間をかければ作業できるなら、新築の農作業場はいらないようなーーーーー
 盛土だけして土留めをガッチリ作っておけば農業機械の避難場所に使えるしそれだけで良いのでは。
 高低差の激しい農作業場はお互いの連携などできないのでは。
 それなら、新築のほうは農作業場ではなく農産加工所にして独立させた使い方をしたほうが良いのでは。今、行政は六次化を進めている。煎餅や米粉は外注しているが、農家なら味噌、醤油ぐらい作らないと。昔の普通の農家のように。六次化には程遠いが、まず、足元を固めてから。


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試運転が終わった

2019-11-03 23:07:48 | 
 モミスリの試運転をした。200kgを1袋にいれることができた。場所がせまくなり、リフトを使うのがちょっと難しいので上からつって台車に載せて運ぶことにした。少し疲れるがやむを得ない。
 いろいろな物を作業場に入れたので物ばかりが多くなった。狭いなりになんとかなるだろう、と思っていたがとんでもない。重量物ばかりでたいへん作業がしにくい。

 新築の農作業場は東の畑の上に作る予定だ。もともと宅地のところだ。そこに盛土して作るが、今の農作業場と地盤の高さで1.5m高い。解体した農作業場では平らなところの移動だったが、斜め上、斜め下への移動になる。これは難しい。
 
 そこで、斜面をなくす方法を考えた。新築農作業場と今使っている農作業場との間には新築の地盤から同じ高さで盛土しておく。下の農作業場で垂直に持ち上げて盛土の上を水平移動すると安全だ。

 一カ所高くするとそれに合わせるようになる。難問が出てくる。





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見積もり

2019-11-03 02:14:47 | 台風
 新築の補助金は、ハウスなどはすぐに出ると言われた。ハウスは鉄パイプとフィルムで作られている。
 農作業場には補助金が出るかどうかわからないが、ハウスのように鉄骨で作ればどうだろうと考えた。解体した農作業場は木造だったので新築も木造にする、と当たり前のように考えたが鉄骨で作れば木造に比べはるかに頑丈に作ることができる。採択の権限を持っておられるかたがたが、鉄骨作りを考えられているかもしれない。

 昨日、見積書作成を近くの鉄工所に依頼した。社長様と従業員のかたに現場を見ていただいた。
 盛土を1.5mの高さにすることに、たいへん驚かれた。普通ならこんな注文など受け付けることはないだろう。避難勧告が出た地域があるので、ごく当たり前のように見積もりに入れてくれた。
 土留めも土が流れないようにガッチリ作らねばならない。費用もたいへんな金額になる。斜面に草を生やして斜面が終わるところに少し高い土留めを作ることを考えていたが、それではまずいようだ。鉄骨農作業場の周囲を垂直の土留めで取り巻くことになる。入口に面したところだけ斜面になる。

 何となくものすごい光景が思い浮かぶ。そこで、垂直の土留めの周囲を盛土して斜面にすれば草を生やして見た目も良くなる。

 解体した農作業場の跡地は大雨でゆるい傾斜がついた。重機で踏み固めているが雨は川筋をつくって土を流してしまった。地下浸透がないので降った雨の全部が表面を流れる。これでは父が徹底除草した斜面と同じだ。徹底除草した斜面はゆるやかな斜面になって土水路を高くした。斜面がゆるやかになった分、その上の平らな地面が減少した。
 こういうことがないように草を生やす。


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