【酒井秀光氏寄稿】
皆様、はじめまして。福島第2区支部長の酒井秀光です。
今回の震災におきましては、日本中、そして世界中の皆さまから多大なるご支援を賜りましたことを心より感謝申し上げます。
震災でお亡くなりになられた方々の魂が救われ、被災された方々の心の傷が一日も早く癒えますことを心よりお祈り申し上げます。
しかし、具体的に解決しなければならない問題が一方にあります。
東日本大震災の被害のひとつに、福島第一原発の放射線問題があります。
周辺住民にとどまらず、日本全体の、そして国際社会のエネルギー政策決定にも大きな影響を与えている問題です。
日本国中、そして、世界から救援の手を差し伸べていただいたお礼として、当地、福島から訴えなければならないことがございます。
今回、津波が原子力発電所を襲ったことによって放射線問題が起きましたが、それによって、原発計画を白紙にするようなことがあってはなりません。
今ここで、原発を中止することは、日本ばかりでなく、世界にとって深刻なエネルギー危機を引き起こします。
中東、北アフリカ諸国などの産油国の政情不安は世界経済にも影響を与えており、エネルギーの石油依存度が高くなれば、石油価格の高騰など、結果的に各国の首をしめることになりかねません。
何よりエネルギー資源を外国に依存している日本にとっては深刻な問題です。
現在、南シナ海では中国とベトナムの対立が激化しており、シーレーンの安全確保という観点からも過度な石油依存は危険です。(つづく)
酒井 秀光
http://sakai-hidemitsu.net/
酒井秀光氏は、福島県生まれの福島育ち。福島大学教育学部卒業後、生命保険会社、進学塾等を経て、現在、福島2区(郡山市、二本松市、本宮市、安達郡)から、東北復興、日本再建に向けて、力強い政治活動を展開されています。