【加納有輝彦氏寄稿】
『牛肉の風評被害を広げるな!』
放射線を含む稲わらが牛に与えられていた問題で、消費者の「買い控え」「牛肉離れ」に拍車がかかり、畜産農家などから「風評被害」を懸念する声が日に日に強まっています。
「放射能汚染」という目に見えない事象であり、理解が難しいため、政府やマスコミは放射線の問題に対して過剰に反応し、それが「風評被害」を加速させています。
実際、世の中に存在する健康リスク(喫煙、飲酒、生活習慣、ウィルス、細菌等々)と放射線被曝によるリスクを比較検討してバランスを考えた場合、これらの出荷停止措置はあまりに乱暴すぎるのではないかと思わざるを得ません。
食肉の規制値(暫定基準値)は、1kgあたり500ベクレルの放射性セシウム(137)となっています。暫定基準値は大変厳しい基準で、5mSv(ミリシーベルト)/年以下に収まるように設定されています。
すなわち、基準値レベルの食品を一年間毎日食べ続けても健康上、問題が起きない数値に設定されています。
毎日1kgの牛肉を食べ続けるなどというのは、苦行であり、非現実的でありますが、仮定の計算をすれば、1kgあたり500ベクレルは、0.0065mSvに相当します。
すると生涯被曝線量限度目安とされている100mSvに達するには、42年間、365日毎日1kgの牛肉を食べ続けて到達する数値であります。
非現実的な仮定でありますが、民主党政権が保身に走り、科学的説明もないまま、非現実的な厳しすぎる規制値の線引きを行い、肉牛の出荷停止命令を発し、その結果、大きな風評被害を呼んでいます。
東大の唐木英明名誉教授(食品安全)は「規制値以上、以下ということで一喜一憂しているが、値は安全安心の境界を示しているのではない。もともと設定が極めて厳しい値になっている。規制値を超えた牛肉で健康を害するためには何トンも食べないといけなくなる」(7/23産経新聞)と述べています。(つづく)
加納 有輝彦
HP:http://ameblo.jp/papadad/
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画像参照
http://scienceportal.jp/HotTopics/opinion/197.html
政府やマスコミのせいにしているけど、本当は私たち国民も何を信じるかなんですよね~ 放射能に対して「実はそれほど危険ではありません」と今更マスコミや政府が言っても、国民の方が「何かを隠してる、政府は企業と裏で手を結んで、国民の健康を売っている」・・・・みたいな見方をする人も少なからず・・・・被害妄想チュン
原発が全て悪い、はやく脱原発の法案を成立させたいという風潮を根付かせている民主・管がトップにいる限りは風評被害は収まらない感じも、風評が逆に菅(=亡国思想)を支えてるように見えます(Miku)
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