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Mikuのブログ

日台漁業協定調印─台湾との一層の連携強化を!

2013-04-15 10:53:27 | 中国・北朝鮮・共産党・尖閣国防問題

日台漁業協定調印――台湾との一層の連携強化を!

[HRPニュースファイル607]

 

日台漁業協定の締結を歓迎する

4月10日、日本と台湾の両政府は、尖閣諸島周辺海域での漁業権をめぐる取り決め(実質的な「協定」)に調印しました。(4/11 東京「台湾 尖閣領土問題棚上げ 日本と漁業協定に調印」)

内容としては、日本の排他的経済水域(EEZ)内に、日台による「共同管理水域」を設け、その水域での台湾漁船の操業を正式に認めるものとなっています。

日本側が大幅に譲歩しただけに、これまで同海域での台湾漁船の不法操業に悩まされてきた沖縄の漁民からは早速、反対や不満の声が上がっています。

沖縄県の仲井真弘多知事は「頭越しとしか言いようがない。この海域はマグロの好漁場。日本の漁民の漁業機会が減り、漁獲高も大きく減少する」と不快感を表明しました。(4/13 日経「沖縄知事、日台漁業協定調印に不快感『頭越しの決定』」)

沖縄側の反応も心情的には理解できますし、沖縄の漁民が実損害を被るのならば、政府として何らかの補償も必要でしょう。

されど大局的な観点で見る限り、今回の日台漁業協定が我が国の外交戦略上、極めて重要な一手であったことは間違いありません。



友好国・台湾と尖閣諸島をめぐる問題

軍事大国化を進める中国との緊張が高まる中、自由と民主主義の価値観を共有し、戦略的要衝に位置する台湾との関係強化は、我が国にとって極めて重要な外交課題です。

台湾はもともと親日的な国民性で、東日本大震災の際もわずか人口2300万人の国ながら、真っ先に200億円もの義捐金を届けてくれたのは、記憶に新しいところです。

そんな日台関係ですが、最近は尖閣諸島を巡り、関係が一部ギクシャクしていたのも事実です。

特に昨年9月25日、多数の台湾漁船や抗議船が尖閣領海へ侵入して、海上デモを敢行。それを海上保安庁の巡視船が放水で阻止しようとする映像が、「台湾は親日的」というイメージを抱いていた日本国民に、少なからぬ衝撃を与えました。

そこには、台湾内でのナショナリズムの高揚に加え、若い頃から尖閣諸島の領有権を主張する「保釣運動」の熱心な活動家でもあった馬英九総統の政治スタンスが影響していたのも間違いありません。

 

周辺国との戦略的関係強化で、対中国包囲網を!

そんな台湾を自国に有利に取り込もうとしていたのが中国です。中国は台湾に向けて、尖閣領有問題に関する「対日共闘」を呼び掛け続けてきました。

このまま漁業問題で日台の関係がこじれた場合、最も喜ぶのは中国です。

今回の日台漁業協定は日本が一方的に譲歩したかに見えますが、台湾のメンツを立て、かつ実利を与えながら、中国と台湾の連携にくさびを打ち込むという、実は我が国とって極めて戦略的な協定だったと言えましょう。

ちなみに馬総統は尖閣の領有権を強く主張する一方で、「領土問題を棚上げし、資源の共同開発」を呼びかける「東シナ海平和イニシアチブ」を発表するなど、リアリストな面も併せ持っています。

馬総統は「今回の協定により、台湾の対日関係は新たな段階に入った」と歓迎の声明を発しましたが、実際、台湾は人口わずか2300万人ながら正規軍約30万人を擁し、軍事予算は約1兆円で欧米各国から最新兵器を調達している、侮れない「軍事大国」であります。

幸福実現党は、軍事的拡張を続ける中国に対抗し、「対中包囲網」を構築する上でも、価値観と利害が一致する周辺諸国との関係強化を訴え続けて来ました。

今回の日台漁業協定の締結を歓迎すると共に、大局的・戦略的観点から、今後とも周辺各国との一層の連携強化を訴えて参ります。 (幸福実現党総務会長 加藤文康)
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大仏建立への寄進記録出土 庶民の「布施の精神」示す 

2013-04-15 10:41:37 | 政治・国防・外交・経済

大仏建立への寄進記録出土 庶民の「布施の精神」示す
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5886

兵庫県神戸市教育委員会がこのほど、古代の幹線道路の中継施設「駅家(うまや)」があったとされる同市東灘区の深江北町遺跡から、「智識(在家信者からの寄付のこと)」という文字や「天平」という元号が書かれた奈良時代の木簡が見つかったと発表した。同遺跡では26点の木簡の他に土器やすずりなどが多数出土している。

今回、内容が発表された木簡は、二つに分かれた断片の表に、堂塔や仏像などの建立に金品を寄進することを意味する「智識」のほか、僧侶を指す「咒願師(じゅがんし)」や「朝臣(あそん)」「亀」の文字があり、裏面には「天平十九年八月一日」と読める文字、「廣足(ひろたり)二文」「十文」など、寄付者の名前とみられる文字も並んでいるという。

都以外の地方で仏教に関わる寄進を裏付ける木簡の出土は全国初だということで、奈良・東大寺の大仏建立のため、全国で寄付が行われていた時期と一致しており、市教委は「駅家の役人が集まった寄付金を記録した文書」ではないかと見ている。

各紙によれば、奈良文化財研究所史料研究室は、「庶民から資金を集めたことを具体的に示した初の木簡資料。駅家のような役所が担当していたのは意外で、地方での仏教活動の状況が鮮明にわかる」「『銭一文』という記述もあり、額は少なく、役人が大仏鋳造のため庶民から強制的に寄付を集めたリストかもしれない」と分析している。

東大寺の大仏建立は、聖武天皇の悲願であったが、膨大な資金や多くの人材を集めるため、当時、全国で橋を架けたり池を造るなどのインフラ整備で実績を上げ、民衆の圧倒的な支持を集めていた行基(ぎょうき)を勧進役に抜擢したところ、建立事業は一気に進んだという。

大仏建立やエジプトのピラミッド建設などの大きな事業では、「庶民を奴隷状態で働かせたり、資金を強制的に徴収した」というのが通説であったが、宗教施設の建設に関しては、現代人が失ってしまった強い信仰心を持った人々の「布施の精神」が発揮されたと考えられる。この「寄進リスト」の発見は、そのことをも裏付ける重要な証拠だろう。(宮)

【関連記事】
2005年12月号記事 行基、夢窓疎石、蓮如に学ぶ「国を動かす力」
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=297
2011年9月号記事 世界に誇るすごい日本史─奇跡の日本史 第2部
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=2486

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アメリカで臨死体験集が発刊され話題に

2013-04-15 10:38:47 | 幸福の科学・宗教・科学・医学・SP

アメリカで臨死体験集が発刊され話題に
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5885

キリスト教徒たちの臨死体験談を集めた『Revealing Heaven(リビーリング・ヘブン=明らかになる天国)』という本がアメリカで出版され、話題を呼んでいる。 
キリスト教の総合ニュース・サイト「クリスチャン・ポスト」に紹介された記事によると、著者は、聖公会の牧師ジョン・プライス氏で、病院付きの牧師になったときに多くの患者の臨死体験を聞く機会があり、200を超えるそれらの体験談をまとめたという。その興味深い内容には次のようなものがある。

●ほとんどの人の臨死体験は天国的なものである。彼らは人生を回顧させられるが、過去の過ちを見せられるときも、批判的ではない、愛情ある方法でされる。

●同性愛、キリスト教ではない人たちなども同様に幸福な「死後」を見ている。

●わずかだが、地獄的な体験も報告されている。自殺未遂経験者で暴力的な犯罪歴を持つ囚人は、地獄で悪魔に拷問されたが、神に慈悲を乞う祈りによって救われ、第二の人生のチャンスを与えられた。すべての地獄的体験者は憎しみに満ち、以前は他人を害する人生だったが、生還後に反省して無神論者から牧師になった人もいる。

これらの体験談は、伝統的なキリスト教の考えである「キリスト教徒以外は天国へ行けない」「永遠の地獄の存在」を明確に否定するものだ。プライス氏も、以前は全く臨死体験を信じなかったが、これらの体験談を聞くにつれ考えが変わったという。

幸福の科学では普遍の真理として、「人間は、何度も転生輪廻をしながら様々な人生の課題にチャレンジし、永遠の魂の成長を目指す」という霊的人生観を教えている。この書籍に出てくる「死後、人生の反省をする」「キリスト教徒でなくても天国へ行ける」「過ちを犯して地獄へ落ちても反省によって許される」ことは、信仰する宗教に関係なく人間の普遍的な真理である。

キリスト教には転生輪廻など霊的な知識が欠けており、この世に生まれてくる本当の意味が分からなくなってしまっている。多くのキリスト教徒たちの臨死体験による事実の証明は、新しい「宗教改革」のきっかけになるかもしれない。(純)

【関連記事】
2012年4月号記事 キリスト教に足りない霊的知識
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=3869

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