実家の庭で育っている蜜柑の果実も色付いてきました。もう少しすれば食べることができそうです。楽しみです。
さて、脳梗塞で倒れ現在リハビリ病院に入院している兄ですが、12月上旬の退院に向けて今日は入院先の病院による家屋調査をしていただきました。
今日立ち会っていただいたのは、入院先のリハビリ担当者の方2名の他に今後兄がお世話になる小規模多機能型居宅介護施設のケアマネージャーさん、そして介護用品のレンタルをしてくれる会社の営業担当者さんの計4名でした。そして兄も実際に実家で生活するにあたりどの程度の動きが出来るのかをケアマネージャーさんに見て頂くために今日は兄を実家に連れ帰りました。
兄の移動は今回も私の車(N-Boxプラス)で、車いすごと車内に乗ってもらいました。病院のリハビリ担当者の方々もビックリしていましたが、軽自動車の後部座席を倒してそのスペースに車いすごと乗れるのは凄いと思いますし、とても便利で助かっています。
さて家屋調査の結果、家屋の改修の必要はないとのこと。玄関入口には段差がありますが、以前母が車いす生活になった時、私が作成した木製のスロープをそのまま利用することで兄も車いすに乗ったまま室内に入ることが可能だからです。また1階フロア部分には大きな段差がないのでこれもクリアしました。
一方、問題になったのはリビングのソファの高さが低いことでした。TVを見る為にソファに腰を下ろした後、本人の力だけでは立ち上がることが出来ませんでした。ソファの横に立ち上がるための手摺をレンタルするか、兄専用の少し高めの椅子を購入するかしないといけないようです。また、台所のテーブルを利用する時に座る椅子も少し高さが不足しているようで座布団などで高さを調節しないといけないとのことでした。
入院生活が長くなっているので足の筋力もかなり衰えているし、左足は不自由なままですからいたしかたないです。リビングの椅子は新たなものを購入する方向で考えています。
そして夜間に一人でトイレに行くには介護者がいた方がより良いとのことで、私が介護出来ないようなら寝室にポータブルトイレを置くことになるそうです。この場合その後処理が発生します。
お風呂は基本的に実家では無理だそうで入浴はデイサービスを利用した時に施設で入れてもらうことになります。
両親を担当している別のケアマネージャーさんにも言われたことですが、病院のリハビリ担当の方も基本は私一人で両親の面倒にプラスして要介護4の兄の面倒を看るのは無理があるとのことでした。実際兄が戻ってきたら部屋を移動する度に介助をするか最低限見守りは必要になるので私はずっと実家にいることになってしまいます。かなりのストレスが私にかかることでしょう。
小規模多機能施設のケアマネージャーさんも退院後暫くの間は施設に入り、少しずつ実家に戻る時間を伸ばしていくなりして最初から実家で抱え込まない方が良いと言っていただきました。
私もその考えに異論はありません。ただ兄としては実家に戻りたいという願望が強いので、そう出来ず施設に入ってもらうというのが忍びない訳です。しかし今日は本人を目の前にして病院のリハビリ担当の方と今後お世話になるケアマネージャーさんからも退院後は施設で生活して徐々に実家へ帰れるように慣らしていく、ということを言っていただいたので本人もある程度は覚悟してくれたことと思います。私だけが兄に言ったのでは説得力に欠けますが、リハビリ担当者さんとケアマネージャーさんのお二方から言っていただけたのでその点でも今日は大変助かりました。
次回病院でのリハビリ面談は11月6日です。この日に兄の退院日がほぼ決定し、12月9日の週のどこかになると思われますが、6日の面談には小規模多機能施設のケアマネージャーさんも同席してくれるとのことでした。なのでこの日には施設の利用範囲をどの程度にするのかもある程度は決めてもらえることと思います。
兎に角私が潰れると兄だけでなく両親の面倒を看てくれる人がいなくなってしまうので無理のない介護が出来る様にしたいと思っています。