一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

「美しい国日本」最高、もとい再考

2007-04-04 | よしなしごと
会食の会場を選んでいて、折角なら花見の季節なので八芳園で庭を眺めながらと考えてみました。

個室で景色が見えるとなると壺中庵という離れの高級料亭になるようです。そこの「オプション」に次のようなものがありました

[芸能]
琴 21,000 円
日舞 73,500 円
紙切り 73,500 円
たいこもち 84,000 円
芸者 210,000 円
ホステス(2時間) 21,000 円

たいこもち(幇間)という職業の方はいまだにいるんだなぁ、と感心しながらググッてみると、TEAM FOR WEDDING ~ 八芳園 ~ という八芳園のスタッフのブログに、遊び方の例がのっています。

遊びとしてはなかなかおつなようですが、現代ではプライベートのお座敷でこのような遊びをするのは相当お金がかかるようです。


ところで「美しい国づくり企画会議」ではこういうものは伝統芸能としては取り上げないのでしょうか。

などと考えてみると、「日本文化」というのはなんだろう、いつの時代を「原点」とするのだろう、という問いはけっこう難しいですよね(またそもそも「原点」を作るといういことがいいのかどうかと言う議論もあります)。

「美しい」というのは誰から見ての視点なのか(外国人、国民、為政者?)、何が「美しい」のか(国土・風景、コミュニティや人間関係、国民と国家の関係?)、それとも「美しい」と判断を停止してしまう情動失禁状態を指すのか、なんかそういうところから議論が始まるのかしら・・・

コメント (2)
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