一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

雨ニモ負ケズ

2007-04-29 | 飲んだり食べたり



昨日は気合を入れて庭仕事をやろうと思っていたのに、途中で夕立に邪魔をされてしまいました。

そこで、寿命のきた鞄を入れ替えるべく、雨の中買い物に行きました。
(出かけて30分も経たないうちに雨が上がったのですがw)


帰りにデパ地下の酒売場を冷やかしました。

まずはワイン売り場。
オレゴン産ワインのキャンペーンでの試飲をやっていたのました。
ピノ・ノワールがとてもおいしかったのですが、お値段も4000円台ということで、そもそも価格帯がアウトだし、ここまで出すならほかにも選択肢があります。
いろいろ見ていくと、B.B.グラーツのテスタマッタが置いてありました。これは以前某所で調子に乗って頼んだ「5桁」もので、十二分に感動的な味わいで、調子に乗ったのが報われた数少ない経験をさせてもらったものです(入手が難しいと聞いていたのですが、円安とはいえ日本のバイイング・パワーは強力ですね)。
テスタマッタがあるのなら、と安い方の棚を見てみると、同じB.B.グラーツの普及版である「カザマッタ」があったので購入。これはブドウを他の畑から買って醸造したもので、工程も違うしそれに価格も違う(約10分の1)のですが、先のお店ではデイリーなら十分という評価でした(私のデイリーだと千円台前半とかネットのまとめ買いでもっと安かったりするのですがw)。


つぎに、日本酒の試飲をやっていたのが一本義久保本店伝心という酒。

私は不勉強にもこの蔵も銘柄も知らなかったのですが、福井の地元では有名な蔵元だそうです。
「一本義」がメインの銘柄で「伝心」はその上級ブランドで「土」「稲」「雪」「凛」とそれぞれ個性を持たせた酒になっています。

最初に伝心の「稲」(純米)。スムーズな口当たりの中にも味わいがあって単に「淡麗」といってしまってはもったいないおいしいお酒です。
つぎは「雪」(純米吟醸)。明けたのが3日前で吟醸香が・・・とおっしゃっていたのですが、確かに他の淡麗系の純米吟醸から際立つほどのものは残念ながらありませんでした。
最後にいただいたのが「一本義」の「生酛造り」。これは香りと味の深みが絶妙でした。開封しておいておくと徐々に味がいいほうに変わっていくようなタイプのお酒です。
「タンク1本しか造らないんですよね」との言葉に、荷物が増えるのも承知で買ってしまいました。


昨日はカザマッタを明けました。
テスタマッタと比べては失礼ですが、口に入れた瞬間に味が広がる性格は(価格なりの10分の1ですがw)親譲りです。開栓して、しばらく置いておいたほうがいいタイプですね。
2000円弱の価格はお値打ちだと思うのですが、この価格帯だとほかにも個性的なものがけっこうあるので、コストパフォーマンスとしては「良」でしょうか。

と考えたのは、上の一本義生酛造りが一升瓶で2670円(確か)だったというのもあります。
四合瓶(売り切れでした)だと1500円くらいで買えてしまいます。

カザマッタと一本義生酛造り四合瓶のどちらを選ぶ、といわれたら間違いなく後者です。


うーん、日本酒って安いですね・・・
コメント
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