一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

統一地方選挙

2007-04-22 | まつりごと
区議選の投票に行ってきました。

普段は居酒屋レベルでしか地元に密着する生活をしていないため、街頭演説や選挙カーのアピールが横柄だったりピントはずれな候補者とか、どこで調べたのか頼んでもいないのに家に電話をかけてくる候補者はやめよう、という程度の情報しか持たなかったので、候補者のHPを探してみました。
公職選挙法の問題(参照)もあるのでしょうが、皆さんあまり熱心ではないようです。
※ 一応このエントリも投票締め切り後にUPしました(小心者w)。

でも、プロフィールとか現職議員の活動報告くらいは入れてもいいと思いますし、選挙期間中以外のブログなどは残しておいてもいいんじゃないかと思うのですが。


以下ざっと調べた感想

<自民党>
そもそもHPを作っている区議会議員というのが少ない。
また、党のHPは区議レベルまで降りて探すのは大変。
作っている人を見ると、若手にしても家業を継いでいる地元の道楽息子名士風な人が多いですね。まあ、地元密着ともいいますが・・・

<民主党>
ググッてすぐにたどり着けました(SEOを使ってる?)。
党のサイトから各議員のところに飛べるのは親切です。
でも逆に、(規定の是非はさておき)公選法上厳密に考えると?というようなサイトもあります。
全般的に「若手」「フレッシュ」という民主党大躍進の頃のイメージの残像のあるサイト作りが多いです。
本人の写真も立ち姿で腕を組んだポーズで斜め上を見上げるようなのが多いです。
絵柄は「さわやか」を強調しているけどいまひとつ親密感がない感じ(目線は上から見てるだろ、とつっこみたくなるような?)の人も若干います。

<公明党>
ググッてみると上位に調査費問題で目黒区議が議員全員辞職した話題が出てきてしまうのがちょいと気の毒ですね。
党のサイトからもなかなかたどり着けませんでした。
全体として活動を地道にとりあげるサイトが多いようです。
組織が安定している安心感かな?

<共産党>
話題としてあまり取り上げられていないのか、公式サイトが検索の上位に並んでいて、便利は便利でした。
ここも非常にまじめでオーソドックスですね。


ところで、今回の選挙でマニフェストの配布が解禁されたためか、街頭でもマニフェストを連呼している候補がいましたが、知事や市長のような自分で決める権限のある人ならともかく議員個人のマニフェストってどういう意味があるんでしょう。
党の議員団のマニフェスト(もらわなかったのでわかりませんが実際はそうだったのかもしれません)なら意味があると思うのですが、でもそれを突き詰めると比例代表制になっちゃいますよね。
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『グレート・ギャツビー』(村上春樹訳)

2007-04-22 | 乱読日記

村上春樹がもっとも影響を受けたと言い続けていた『クレートギャツビー』ですが、僕は読んだことがなくて(もちろん読むとしても翻訳ですが)村上春樹自身がいつか翻訳するとどこかで書いていたので待っていたものです。

村上春樹のこの本に対する思い入れはあとがきで熱く語られています。

村上自身が翻訳に当たって心がけた、古風な言い回しを若干トーンダウンして「現代の物語」にすること、原作の文章のリズムを生かすことは奏功していて、物語自身は非常に面白く読めました。
ただ、その翻訳のコンセプトのためか、村上春樹自身の書いた小説のような仕上がりになっています(もともとこっちが本家だ、ということもあるでしょうが)。

人は誰しも自分のことを、何かひとつぐらいは美徳を備えた存在であると考えるものだ。そして僕の場合はこうだ--世間には正直な人間はほとんど見当たらないが、僕はその数少ないうちの一人だ。

とか。
 






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