一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

みそぎ?

2007-04-17 | よしなしごと

専大北上高野球部が解散、高野連も受理
(2007年4月17日(火)09:56 日刊スポーツ)   

西武の裏金問題が野球部解散にまで波及した。元指導者が同問題に関与し、学費免除の奨学制度などでも学生野球憲章違反をしていた専大北上高(岩手)が16日、硬式野球部を解散した。岩手県高校野球連盟を通じて解散届を提出し、日本高校野球連盟に受理された。同部は同好会として再スタートを切る。一方で、日本高野連では再発防止策をきちんと講じれば同校野球部の高野連復帰の可能性もあるとし、同校も早期に高野連へ再加盟申請する意向を示した。  

除名処分を受ければ、高野連への再加盟はできない。14日に同校で高木校長を委員長とする14人の委員で「硬式野球部緊急再生委員会」が立ち上げられ、解散の方向が示され決定に至った。同日、硬式野球部の保護者にも説明がなされた。除名も予想された18日の高野連の審議委員会を前に先手を打つ形となった。  

企業不祥事において「企業ぐるみ」の場合と「従業員の私生活における重大な不祥事」(たとえば買春とか痴漢でも大手企業だと勤務先が出ますね)の場合を考えると、今回は明らかに「企業ぐるみ」なわけで、「私生活における不祥事」である万引、暴力、飲酒などでの出場停止処分に比べると、再発防止策をとれば夏の大会に参加も可能というのはバランスがどうなのかな、と思います。  

高校球児の夢は大事かもしれませんが、不二家とか雪印で「会社をつぶしては今までまじめに勤めていた従業員が気の毒」という話はほとんど出なかったように思います。  


一方でこんな話もありました。  

中坊氏、弁護士再登録を申請 自主廃業から1年4カ月
(2007年4月6日(金)19:07 朝日新聞)  

中坊氏は住管機構社長だった98年、堺市の土地の売却価格を伏せて債権者に抵当権を外させ、不正な利益を得たとして02年に東京地検に詐欺容疑で告発された。捜査した同地検特捜部は、弁護士廃業を表明したことや、個人的な利得がなかったことなどを重視し、起訴猶予処分とした。

弁護士法では、弁護士会から「除名処分」を受けた弁護士は3年間、再登録できないと定めるなど、懲戒処分経験者に対しては一定の条件を付けている。しかし、自ら廃業した弁護士の再登録には制限を設けていない。  


これに日興コーディアルの「上場廃止せず」の件を補助線として引いてみると、世の中の「責任の取り方」についてのトレンドの味わい深い変化が見られるかもしれません。

コメント
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