一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

岸田屋

2008-05-28 | 飲んだり食べたり
ろじゃあさんのブログで『美味しんぼ』の山岡士郎と海原雄山の「歴史的和解」を知りました。


『美味しんぼ』といえば個人的には月島の居酒屋「岸田屋」。
かれこれ15年以上前(ひょっとしたら昭和の頃かも)に内輪でブームになっていて、週一回は通っていました。
で、なんでここが『美味しんぼ』なんだというと、連載の第5話目でここのモツ煮込みが取り上げられていたのです(詳しくは全巻全話がブログ形式になっている「美味しんぼ塾ストーリーブログ」参照)。


つながりがこれだけなんですが(汗)ろじゃあさんのブログを見てホント久しぶりに再訪しました。




店は月島の商店街にあります。
聞くところによると、元々は酒屋産だったのですが併設した立ち飲みコーナーが人気になってそっちが本業になったとか。

店内はこんな感じ(久しぶりなので無粋に写真など撮りまくってすいませんでした)





煮込みだけでなく他の料理も美味しく、なにより値段が安いのが魅力。
おとなしくつまんで飲むなら2000円もあれば十分です。

地元の常連客が多い(いつ行ってもいるオジサンとかいたなぁ)うえに我々のような隅田川を渡ってわざわざ来る客もいて、いつもにぎわってました。
開店も5時からなので、5時半くらいに行かないと第一クールに入れず、あとは上のように列に並ぶか、遅い時間に行くか(品切れになるおそれあり)ということになります。


相変わらずの行列に並んで、店に入ったのが8時半頃。

昔は娘さんがひとりで接客を取り仕切っていました。
彼女は親切なうえに非常に腰が低く、こっちが「そんなに気を使わなくてもいいですよ」と言いたくなるくらいのいい人でした。

その娘さんは結婚されて(そりゃそうだよな)今は関西在住だそうで、今は妹さんとアルバイト(推定)のお嬢さん2人(そろって美形)が接客しています。
ときたまおかみさんも顔を出します(この辺の話はおかみさんと昔話のなかで聞きました。)

残念なことにご主人がお亡くなりになってしまい、今は刺身系のメニューを扱っていないそうです。
更に残念なことに、当日煮込みは品切れ。
家族営業の店なのでそういうこともあるわいと、かわりにこれも美味しい肉豆腐




ぬた(箸つけちゃったあとの写真ですいません)




くさや(古い話ですが『がきデカ』で「慣れると美味しいくさやの干物」というギャグがありましたね)



などをいただきました。


昔と変わったところといえば、上に書いた以外には

1.生ビールを出すようになった
昔は瓶だけだったと思ったのですが。
小さいタンクが普及したのでサーバーを置くスペースができたのでしょうか。

2.トイレが改装された
昔は男子用の小便器しかなく、女性は厨房の奥の家のトイレをお借りするというシステムだったのですが、ついに普通の洋式便器になってました。
男の「大」は用を済ませてから、腹具合の悪い奴は連れて行かない、最悪の場合近くの公衆トイレを使う、という制約も趣のひとつだったのですが、実質的な改善も必要ですよね。


20年近く経って、いろんなことがあっても、変わらずに美味しいものを安く楽しめるという居酒屋の王道を行く店といえましょう。
いつまでもがんばって欲しいものです。

またときどき顔を出そうと思います。


コメント (2)
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