私の実家は町工場をやっていて、「中小企業」というのはウチのようなものだと思っていたのですが、実はかなり大きな会社まで「中小企業」のカテゴリに入り(中小企業庁「FAQ中小企業の定義」参照)、ウチのような会社は「零細企業」(中小企業庁的には「小規模事業者」とpolitically correctな表現になってますが)に分類されるということを知り、ちょっと悲しくなったことがあります(親には言いませんでしたが(笑))。
先のバブル崩壊時にも、金融機関の貸し渋り対策として中小企業への融資枠が設けられましたが、銀行としてはやはりリスクの高い融資をするわけにはいかないので、形式的には資本金300万円の有限会社(当時)で「中小企業」に分類される不動産投資のSPCへの融資で枠を消化していた銀行もありました。
(それがノンリコースローンの普及に一役買ったとういう部分もなきにしもあらずでしたが)
最近話題の亀井金融相の「モラトリアム」構想ですが、実際中小企業庁の定義の「中小企業」全般に適用されると金融機関は大パニックになるように思います。
一方で、不動産投資ファンドなどリファイナンスもできず担保実行すると担保割れを起こすような融資先を持っている金融機関で、問題を先送りしたり、経営責任をごまかすためにモラトリアムを期待しているところもけっこうあるんじゃないかと思ったりもしています。
先のバブル崩壊時にも、金融機関の貸し渋り対策として中小企業への融資枠が設けられましたが、銀行としてはやはりリスクの高い融資をするわけにはいかないので、形式的には資本金300万円の有限会社(当時)で「中小企業」に分類される不動産投資のSPCへの融資で枠を消化していた銀行もありました。
(それがノンリコースローンの普及に一役買ったとういう部分もなきにしもあらずでしたが)
最近話題の亀井金融相の「モラトリアム」構想ですが、実際中小企業庁の定義の「中小企業」全般に適用されると金融機関は大パニックになるように思います。
一方で、不動産投資ファンドなどリファイナンスもできず担保実行すると担保割れを起こすような融資先を持っている金融機関で、問題を先送りしたり、経営責任をごまかすためにモラトリアムを期待しているところもけっこうあるんじゃないかと思ったりもしています。