週末ばたばたしていたのでニュースの棚卸し。
関西アーバン<8545.OS>が心斎橋ビルを京阪神不<8818.OS>に売却、売却益100億円
(2009年 09月 24日 17:31 ロイター)
関西アーバン銀行は24日、心斎橋アーバンビル(大阪市)を京阪神不動産に244億円で売却すると発表した。売却益は100億円の見込み。売却後も賃貸借契約によってグループ本店として継続使用する。
関西アーバン銀は同日、2010年3月期の当期損益予想を従来予想から約6割引き下げ、25億円に下方修正した。
(会社のリリースはこちらと こちら)
関西アーバンは三井住友銀行グループの子会社で、(参照株主に「銀泉株式会社」がいるので旧住友系ですね。)京阪神不動産も大株主は三井住友銀行(こちらも旧住友系)です(参照)
本社ビルを関係先に売却して益出ししてリースバックする、というのは90年代のバブル崩壊局面でよく見られたのですが、最近は珍しいですね。
なりふり構っていられない、というところでしょうか。
週刊ダイヤモンドではこんなことも書かれてますし。
回収危うい問題債権が倍増 追及!関西アーバン「異常融資」
三井住友系の有力第2地銀、関西アーバン銀行が主導した大規模老人ホームのオフバランス化をめぐり、受け皿会社で不透明な支出が発覚。逮捕歴のある問題人物が関与していたにもかかわらず、同行は肩代わりまでして多額の融資を強行した。「異常融資」疑惑は上場企業の不正会計にも広がり、底なしの様相を呈している。
まあこっちのほうは「浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きるまじ」で今も昔も変わらないんでしょうかね。