一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

海上自衛隊のCM

2007-04-13 | ネタ

海自に来て!奇抜なCFでアピール…幹部は絶句
(2007年4月9日(月)12:00 読売新聞)

30秒間のCFは、隊員役の5人の俳優がゴエーカーン(護衛艦)、ショーカイキ(哨戒機)など主要な装備品と共に次々と登場。実際に戦隊番組のナレーションも手がける声優が、「任務に終わりはない。行け!海上自衛隊」などと叫びながら、番組宣伝風に紹介する内容だ。

CFの現物はこちらです。

制作費の350万円は(よくわかりませんがおそらく)魚雷数本分くらいにしか相当しないんじゃないかと思いますので、これくらいの遊びはいいと思うのですが、内容は装備の紹介をもじっただけでいまひとつ吹っ切れていないところがかえってイタいです。


この手のものでは、数年前に話題になった日本ブレイク工業の社歌が、そのつき抜け具合で群を抜いていました。(動画つき社歌はこちら、歌詞つきはこちら。また、この社歌を逆回しすると「日本冷え冷え工業」になるというおまけのネタもあります。)



海上自衛隊もどうせやるなら

♪ ○を壊すぜ! ×を壊すぜ! △を壊すぜ! 東へ西へ♪

くらいやってもらいたいものです。

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民主党のCM

2007-04-12 | まつりごと

テレビを見ていたら、民主党のCMをやっていました(参照

「格差社会」がテーマのCMですが、ほかの人が言い出したキーワードをそのまま使ってしまうあたり、そもそも・・・ということはさておくとして、CMの20秒あたりで

「弱い立場にいる人に、痛みを押し付ける政治は・・・」

というナレーションの背景で、お年寄りの男性が皿を洗っているシーンがあります。


これって「家事は女性の仕事」という価値観が前提になっていませんかね・・・? 


おばあさんが皿を洗っているのでは「普通の人の生活」になってしまうから、というような発想が製作者側にあるような感じがします。
奥さんに先立たれるた男性が、なれない家事をすること自体は、格差問題でも社会福祉の問題でもないように思うのですが・・・

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裁判員制度における裁判官の誘導

2007-04-11 | 法律・裁判・弁護士

昨日の朝日新聞の1面トップの記事です。

裁判員、目立つ市民誘導 模擬制度で課題
(2007年04月10日06時12分 朝日新聞)  

市民の「健全な社会常識」を裁判に反映させるために09年までに導入される裁判員制度で、プロの裁判官が、ふつうの市民から選ばれた裁判員の考えを誘導しすぎるおそれがないかという懸念が強まっている。法曹三者が、全国で行われている模擬裁判の検討を進める中で、課題として浮上してきた。

新聞には具体的なやり取りがのっていました。

裁判員C「胸ぐらをつかんで平手をあげるという状況は想像できない」
裁判長「でも、坂西さんはそう見たって言っているんだよね」
裁判員D「私も、平手で殴ったという証言は疑問なんですよね」
裁判長「よほど不自然だというのなら別だけど」「たたいたと考えるのが自然じゃないですかね」

素人でも、刑事事件では合理的な疑いが残らないレベルの立証がされないと被告人を有罪にできない、というあたりの知識はTVドラマなどで仕入れていると思います。なので、逆に「間違って有罪にしてはいけない」という気持ちが先にたつので、証言の吟味も慎重になりがちなのではないかとふと思いました。

裁判員制度についての最高裁のHPで裁判員制度Q&Aを見ると、つぎのように書いてあります。

Q:法律を知らなくても判断することはできるのですか。
A:裁判員は,事実があったかなかったかを判断します。裁判員の仕事に必要な『法律に関する知識』や『刑事裁判の手続』については,裁判官が丁寧にご説明します。 皆さんも日常生活の中で,何らかの根拠から事実があったかどうかを判断することがあると思います。
例えば,壁にらくがきを見つけたお母さんが,このいたずらは兄と弟のどちらがやったのかと考える場合,「こんなに高いところには弟は背が届かないな。」とか,「このらくがきの字は弟の字だな。」とか,らくがきを見てどちらがやったのかを考えると思います。
刑事裁判でも証言を聞いたり,書類を読んだりしながら,事実があったかなかったかの判断をしていくので,日常の生活で行っていることと同じことをしていると言えます。

へぇ、そうなんですね。
だとすれば、証言とか証拠については一般常識で考えていいよ、と最初に言ってもらうと裁判員としても安心できるのではないかと思います。
今日の朝日新聞では(シリーズ記事なんですね)、裁判員になった人に示されるガイドラインでこういうことは説明されることになったようです。


一方で「意見の主張」と「誘導」の違いを区別するのは難しいと思います。

Q: 法律の専門家でない国民が加わると,裁判の質が落ちたり,信頼が損なわれたりしないでしょうか。
A:そのようなことはありません。
法律的な判断はこれまでどおり裁判官が行いますし,必要な場合には裁判員のみなさんにもご説明します。
裁判員のみなさんには,「事実認定」と「量刑」について判断していただきます。これについては,法律的な知識は必要ありません。
さまざまな人生経験を持つ裁判員と裁判官が議論することで,これまで以上に多角的で深みのある裁判になることが期待されます。

Q: 裁判官の意見に誘導されるおそれはないのでしょうか。
A:そのようなことはありません。事件について裁判員と裁判官が議論(評議)する際,裁判長は,裁判員に対して必要な法令に関する説明を丁寧に行うとともに,評議が裁判員に分かりやすいものとなるように整理し,裁判員が発言する機会を十分に設けるなど,裁判員がその仕事を十分に行えるように配慮しなければならないとされています。裁判員制度には,法律の専門家ではない裁判員の経験,感覚を裁判に生かすという目的がありますので,裁判官は,評議において,裁判員が気軽に意見を言えるような雰囲気を作るとともに,裁判員の意見を先に聴くなど,裁判員に意見を十分に述べてもらえるような工夫をすることになります。

Q:意見が一致しなかったら評決はどうなるのですか。
A:評議を尽くしても,意見の全員一致が得られなかったときは,多数決により評決します。裁判員の意見は裁判官と同じ重みを持ちます。ただし,この場合裁判員だけあるいは裁判官だけによる意見では,結論を決めることはできず,裁判員,裁判官のそれぞれ1人以上が賛成していることが必要です。

つまり、裁判官と裁判員は十分に議論をして意見の全員一致をめざす(多数決の際も少なくとも裁判官と裁判員1名ずつの合意は必要)一方、裁判官は裁判員を誘導してはいけない、というしくみになっています。
そうなると裁判官のスタンスは難しいですね。


ちょっとうがって考えてみます。

裁判員裁判においては、裁判官同士は意見の不一致を一般人である裁判員には見せたがらないでしょうし、裁判官としても上席者に反対すると出世に響いたりするかもしれない?ので、おそらく裁判官の間では常に意見が一致するのではないかと思います。
裁判員の参加する刑事裁判に関する法律を見ると、

(構成裁判官による評議)
第六十八条 構成裁判官の合議によるべき判断のための評議は、構成裁判官のみが行う。
2 前項の評議については、裁判所法第七十五条第一項及び第二項前段、第七十六条並びに第七十七条の規定に従う。
3 構成裁判官は、その合議により、裁判員に第一項の評議の傍聴を許し、第六条第二項各号に掲げる判断について裁判員の意見を聴くことができる。

そして裁判所法では

第七十五条 (評議の秘密)  合議体でする裁判の評議は、これを公行しない。但し、司法修習生の傍聴を許すことができる。
 評議は、裁判長が、これを開き、且つこれを整理する。その評議の経過並びに各裁判官の意見及びその多少の数については、この法律に特別の定がない限り、秘密を守らなければならない。
とあり、つまり裁判官は「構成裁判官の合議によるべき判断」のついでに、裁判員を含めた評議の場以外で非公開で意見交換をすることができるわけですから、意見調整もしやすいですよね。

そうすると、原則として裁判員6人裁判官3人で構成される裁判員裁判においては、裁判官はあと裁判員を2人味方につければいいわけです。

こう考えると、「誘導」への誘惑も出てくるかもしれませんね。



ところで、Q&Aでちょいとひっかかったところがあります。

Q:裁判員裁判の手続は今までの裁判と違うところはあるのですか。
A:裁判員裁判の手続は,裁判官のみによる現行の裁判手続と基本的に同じです。しかし,法廷での審理が始まる前に,裁判官,検察官,弁護人の三者で,ポイントを絞ったスピーディーな裁判が行われるように,事件の争点及び証拠を整理し,明確な審理計画を立てるための手続(公判前整理手続)が行われる点が異なります。また,これまでの裁判は,約1か月おきに間隔をあけて行われることが多かったのですが,裁判員裁判においては,公判前整理手続の中であらかじめ訴訟の準備を行うことができるため,公判が始まってからは,連日的に開廷することが可能になり,多くの裁判員裁判は数日で終わる計算になります。 さらに,裁判員にわかりやすいように,メリハリのある裁判を行うように様々な工夫がされ,例えば,証拠調べは,厳選された証拠によって行われますし,争いのない事実については,その事実や証拠の内容・性質に応じた適切な証拠調べがされるようになります。また,当事者(検察官又は弁護人)双方の尋問は,原則として,連続して行われますし,論告・弁論も,証拠調べ終了後できる限り速やかに行われることになります。

この公判前整理手続って、ホリエモンの裁判のときにも使われましたよね。
なので、裁判員制度のためだけの手続きではないはずです。

今までの裁判は「ポイントを絞らずにだらだらとした審理」だったんでしょうか?
だとしたら、裁判員制度の前にそっちを改革すべきだと思います。


PS
でも朝日新聞の「市民」という言い方もいやですねぇ。「裁判員」って普通に書けばいいのにと思います。
何か「市民」と書くと無条件に正しいんだという押し付けがましさを感じてしまいます。

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ドクター・中松の慧眼

2007-04-11 | まつりごと

都知事選の開票結果のもうひとつの味わい方

石原慎太郎   2,811,486
浅野史郎      1,693,323
吉田万三        629,549
黒川紀章        159,126
ドクター・中松    85,946

ドクター・中松氏:討論番組に出演させないテレビ朝日告訴
(2007年4月5日 0時49分 毎日新聞)

この番組は、今月1日放送された「サンデープロジェクト」。知事選の候補者14人のうち吉田万三(59)、石原慎太郎(74)、浅野史郎(59)、黒川紀章(73)の4氏が出演し、ドクター・中松氏には出演依頼がなかった。

黒川紀章氏は選挙活動というより奇行に近い振る舞いが印象に残りましたが、ドクター・中松は、すでにこの時点で黒川紀章と自分がキャラがかぶっていることを見抜いていたのかもしれません。

逆にテレビ局は、出馬表明の早さのためか建築家という肩書きのためか妻が若尾文子だからか、泡沫政治家としての経験皆無な候補たちの中では別扱いをしていましたね。

しかしテレビで露出したにもかかわらずこの程度の得票だというあたりは、さすがに東京都民も見識を見せたというところでしょう。

なのでなおのこと、ドクター・中松は黒川紀章に倍近い差をつけられて、さぞかし悔しがっているのではないかと思います。

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カポーティ『冷血』

2007-04-10 | 乱読日記
先日とり上げた映画『カポーティ』のテーマになった小説『冷血』を読みました。

実際の本は、(作者自身が「ノンフィクション・ノベル」と言っているように)綿密な取材を元に、作者の想像力や構成力を生かした広がりと奥行きのある完成度の高いものでした。
当時のアメリカ、特に事件のおきたカンザスでの生活や人々の考え方とそれに与えたこの事件のインパクト、犯人二人の生い立ちや犯行から逮捕に至るまでの心の軌跡などを生き生きと描いています。

映画では、カポーティと犯人のひとりであるペリー・スミスとの交流が軸になっていて、「犯人への独占インタビューできる地位を手にした小説家の葛藤」というちょっと薄っぺらな感じもしていました。
アメリカではどういう評価だったのでしょうか(名作とはいえ1960年代の小説なので名前は聞いたことがあっても読んだことのある人は少ないのかな)。


解説によると、カポーティは自らを「ヤク中でアル中でホモの天才」と公言していたそうです。
映画では「ホモのベストセラー作家」という焦点の当て方をしていましたが、本書を読むと「天才」の部分はよくわかります。

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知事選の結果

2007-04-09 | まつりごと

統一地方選、各知事選の当選確実速報(gooニュース) - goo ニュース
(2007年4月8日(日)20:51)

NHKの開票速報によると、各知事選で当選確実となった候補者は下記の通り(21時5分更新)。

・北海道知事選 : 高橋はるみ氏(無所属・現)
・岩手県知事選 : 達増拓也氏(無所属・新)
・東京都知事選 : 石原慎太郎氏(無所属・現)
・神奈川県知事選: 松沢成文氏(無所属・現)
・福井県知事選 : 西川一誠氏(無所属・現)
・奈良県知事選 : 荒井正吾氏(無所属・新)
・三重県知事選 : 野呂昭彦氏(無所属・現)
・鳥取県知事選 : 平井伸治氏(無所属・新)
・島根県知事選 : 溝口善兵衛氏(無所属・新)
・徳島県知事選 : 飯泉嘉門氏(無所属・現)
・福岡県知事選 : 麻生渡氏(無所属・現)
・大分県知事選 : 広瀬勝貞氏(無所属・現)
・佐賀県知事選 : 古川康氏(無所属・現)


全員「無所属」なんですね・・・

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「法テラス」が照らしているもの

2007-04-07 | 法律・裁判・弁護士

かれこれ15年くらいお世話になっているお店(居酒屋と小料理屋の中間)での話。

2年前にご主人が亡くなって、今はおかみさんと板前さんでやっています。  

ご主人の相続のときにはご主人の友人の弁護士にいろいろ相談したのですが、その弁護士にご主人の残した負債の整理を依頼したところ、おかみさんの意図を無視して「相手がこれで、というからこれで和解してきた」と勝手に和解してきてしまったそうです。
しかしその条件では資金繰りが厳しいので、返済が難しいといったところ、事務局の女性から「あなたを見損なった」などと恫喝された挙句(どうもこの先生、事務局の女性とデキているのか頭が上がらない様子)、弁護士のほうから辞任してしまい、あとはこちらに相談しろ、と 法テラスを紹介されました。

法テラスの相談センターに行ってみると、弁護士が2,3人出てきて曰く「返済するのが無理なら自己破産しちゃえばいいんですよね」ですと。

もともと負債をチャラにしたければ相続放棄とか限定承認とかがあったのですが、そもそもご主人名義の契約だったお店を引き継ぎたいという意思があったので、負債も引きついでがんばろうとしていたので、最初からバンザイするならしている話ではあります(細かいことはわからないのですが5年くらいかければ返済可能の由)。

さらに、法テラスの費用として毎月5000円ほどが引き落とされるそうです。  

私は法テラスって無料だと思ったのですが、HPの民事法律扶助業務のところを見ると  

援助開始決定を受けると、弁護士又は司法書士等の費用や裁判費用を立て替えます。受任又は受託を予定している弁護士又は司法書士がいない場合は、援助開始決定後、半月から1ヶ月で弁護士又は司法書士等を紹介します。立替費用については、原則として毎月分割で償還(お支払い)いただきます。  

となっています。

おかみさんは5000円を20ヶ月くらい払い続けることになっているようなので、法テラスが立て替えた相談料は10万円くらいになるのでしょう。
依頼人の話を聞いて結局「自己破産しろ」だけのアドバイスに10万円というのはいかがなものなんでしょうか?  
もちろん、私は依頼者側であるおかみさんの話しか聞いていないので、バイアスがかかっているかもしれませんが、おかみさんは月々5000円の支払いの意味、相談の対価の妥当性について今ひとつ理解できていないように見受けられました。  

「民事法律扶助業務」というのは要するに費用の補助と相談先の紹介であって、法テラス自身がに相談にのってくれるわけではないのに、「法テラス」という公的機関で弁護士を紹介されるために依頼者側はかえってその弁護士に遠慮をしてしまう、たとえば報酬についても「法テラスのお墨付き」と思ってしまう、ということなのかもしれません。 
その結果、立替制度が依頼者のための費用の補助ではなく、紹介を受けた弁護士のための報酬回収代行という側面が大きくなってしまう(=「扶助」をする相手が依頼者でなく弁護士)というしゃれにならないことになってしまうかもしれません。

理屈で言えばこの辺は法テラスの問題ではなく、弁護士の提供するサービスと報酬の妥当性という、いわば弁護士自治の問題なのですが、法テラス自身は自分が紹介した先の提供するサービスのモニタリングは行っていないのでしょうか。

企業であれば、サービス内容に比べて報酬が高い、とかそもそもこの人に相談していいのか不安(≒得意分野じゃなかったかなぁ)、というような弁護士には「次は依頼しない」という市場原理で対応することができるわけですが、個人には「次の相談」というのはほとんどないわけで(あるとすると、それだけ厄介ごとが起こると言うことなのでそれはそれで大変ですし)、サービスの評価や報酬の妥当性についてはほとんど情報がないわけです。

法テラスが一般市民の法律サービスへのアクセスをふやす、という役割を持つとするなら、そこまで踏み込む必要があるのかもなぁ、と思った次第です。


それで、件のおかみさんですが、実は取引先のお米屋さんが破産してしまい、管財人の弁護士から来た「代金9000円」の督促状を忘れて支払い期限を過ぎてしまい、お詫びかたがたその弁護士に電話したときに、その弁護士の対応がよかったので自分の状況を相談したところ、非常に親身かつ現実的なアドバイスをしてくれたので、その弁護士に相談している、ということです(法テラスへの月々5000円の支払いはあと十数回続くらしいですが)。

ということで、おかみさんは今は先の目処もたって、お店に専念できると明るく話してました(でも、「愚痴聞いてもらっちゃって」と勘定をまけてもらったのですが、そのへんの人の良さは心配なんですよねぇ)。


「法テラス」は、「法で社会を照らす」「日当たりのよいテラスのように安心できる場所」という思いを込めて名付けられたそうですが、今のところははからずも「一般市民が弁護士などから容易に法律的なサービスを受けるのは難しい」という現状を照らしているような感じがします。

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美しい日本語?

2007-04-06 | 余計なひとこと

100曲掲載!「封印歌謡」本出る
(2007年4月5日(木)06:13 スポーツニッポン)

紹介されているのは多岐にわたり、戦前の小唄からアイドルグループ「おニャン子クラブ」の「セーラー服を脱がさないで」まで網羅。

昨日の朝のテレビで取り上げられていた話です。
「セーラー服・・・」の自粛の理由は「歌詞に肉体関係を連想させる部分がある」のが理由だとか。

それなら「愛の流刑地」のテーマ曲、平井堅の「哀歌(エレジー)」の方がよほど連想させるのですが

その手で その手で 私を汚して
何度も 何度も 私を壊して

ですよ・・・

直接的でなければ、芸術表現(「美しい日本語」?)として認められる、ということなのでしょうかね。
でも、「美しい」かどうかが基準だとすれば、カラオケで「哀歌(エレジー)」を熱唱するオヤジは取り締まるべきですよねw

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駐禁は結局強化されたのでしょうか?

2007-04-05 | よしなしごと

駐禁強化でレンタカー業界悲鳴
(2007年4月4日(水)23:10 朝日新聞)

道路交通法の改正で駐車違反をした車の所有者に科せられることになった「放置違反金」をめぐり、愛知県レンタカー協会は4日、改正法施行の昨年6月から今年2月末までに、加盟90社が計387件、600万円余の違反金納付命令を受けたと発表した。車を借りた客が駐車違反の反則金を納めない例が相次いでいるためだ。  

改正法では、駐車違反をした運転者が出頭しなかったり、反則金を納めなかったりした場合、車の所有者に放置違反金の納付が義務づけられる。レンタカーの場合、車の所有者はレンタカー会社になるため、利用者が反則金を納めないと都道府県の公安委員会から納付命令を出される。  

この違反金について、愛知県レンタカー協会は他県の協会に先がけ、実態を調べてまとめた。命令を受けたうち、すでに146件、200万円余が納付され、反則金を肩代わりした形になっている。各社は利用者に同額の支払いを求めているが、再三の請求にも応じない52人には督促状を送付、それでも従わない場合は法的措置も検討するという。

同県レンタカー協会の加藤守男会長は「5000円で貸して1万円以上の違反金をレンタカー会社が支払うのは不合理だ。業界の死活問題に発展する可能性がある。利用者の責任をはっきりさせる意味でも強硬な姿勢でのぞむ必要がある」と話している。

でも、「5000円で貸して1万円以上の違反金をレンタカー会社が支払うのは不合理だ。」という不合理さは料金体系の不合理さであって、反則金制度の不合理さではないと思うのですが・・・

客だからと言って別に遠慮する必要はなく、どんどん取り立てればいいと思います。
預かり金を取るとか、自社クレジットで反則金は引き落とせるようにするとか、なんかやりようがあると思います。

それよりも、最近は「違反駐車即摘発」というのが減ってきたように思うのですが。
傍若無人な路上駐車がまたぞろ復活してますし、民間委託業者というのも最近はあまり見る機会がありません。

どうしたんでしょうかね?

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「美しい国日本」最高、もとい再考

2007-04-04 | よしなしごと
会食の会場を選んでいて、折角なら花見の季節なので八芳園で庭を眺めながらと考えてみました。

個室で景色が見えるとなると壺中庵という離れの高級料亭になるようです。そこの「オプション」に次のようなものがありました

[芸能]
琴 21,000 円
日舞 73,500 円
紙切り 73,500 円
たいこもち 84,000 円
芸者 210,000 円
ホステス(2時間) 21,000 円

たいこもち(幇間)という職業の方はいまだにいるんだなぁ、と感心しながらググッてみると、TEAM FOR WEDDING ~ 八芳園 ~ という八芳園のスタッフのブログに、遊び方の例がのっています。

遊びとしてはなかなかおつなようですが、現代ではプライベートのお座敷でこのような遊びをするのは相当お金がかかるようです。


ところで「美しい国づくり企画会議」ではこういうものは伝統芸能としては取り上げないのでしょうか。

などと考えてみると、「日本文化」というのはなんだろう、いつの時代を「原点」とするのだろう、という問いはけっこう難しいですよね(またそもそも「原点」を作るといういことがいいのかどうかと言う議論もあります)。

「美しい」というのは誰から見ての視点なのか(外国人、国民、為政者?)、何が「美しい」のか(国土・風景、コミュニティや人間関係、国民と国家の関係?)、それとも「美しい」と判断を停止してしまう情動失禁状態を指すのか、なんかそういうところから議論が始まるのかしら・・・

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神亀

2007-04-03 | 飲んだり食べたり
ちょいと早めに帰れたので、途中で日本酒を仕入れに寄ったところ、神亀が置いてあったので入手。




神亀は地酒好きの方には有名な蔵ですが、埼玉県蓮田市と(失礼ながら)あまり酒所としては有名でないところにあります。
しかし、骨太な味わいの純米酒(今は純米酒しか作っていません)は非常に魅力的です。
高松に行ったときに「凱陣」を教えていただいた居酒屋(こちらのエントリの最後の2行でちょっとふれたお店)のご主人は神亀の社長と面識があるそうで、社長は探究心旺盛で、平気で大吟醸を燗をつけてみたり、いろんな実験をする方だとか。

神田にある「新八」という居酒屋が神亀を専門に扱っていて、私はそこで初めて知って気に入ったのですが、他の店ではなかなか置いてないんですよね。
店で飲むとけっこういい値段になるので、家でちびちび味わいます(高くつくのはいっぱい飲んで食べてしまうのが一番の原因ですがw)。

PS 上のHPによれば今度新丸の内ビルに出店とついにメジャーデビューするようです。
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「美しい国」ってそういうことだったんだ

2007-04-02 | まつりごと

似たようなタイトルの本を竹中平蔵さんが出していましたが

官房長官「美しい国づくり企画会議」のメンバーを発表
(2007年4月2日(月)21:38 読売新聞)

メンバーは次の通り(敬称略)。日本画家・平山郁夫、照明デザイナー・石井幹子、京舞井上流5世家元・井上八千代、東映社長・岡田裕介、慶大教授・荻野アンナ、静岡文化芸術大学長・川勝平太、日立製作所会長・庄山悦彦、国際公共政策研究センター理事長・田中直毅、京大大学院教授・中西輝政、漫画家・弘兼憲史、バンダイ取締役・松永真理、東大大学院教授・山内昌之

こういう人たちが体現しているのが「美しい国」のイメージだったとしたら最初から行っておけばよかったですね。
少なくとも街頭演説でも怪しげな団体とは思われないで済んだでしょうから。

それとも、これから具体像を描くための人選だとしたら、あのスローガンはなんだったんだ、ということですね。


人選も、いかにも「ありがち」かつ無難なところでまとめているあたり、組閣と共通するトーンが感じられます。
(ひょっとするとこういう役職を引き受ける人が限定されているのかもしれませんが。)

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エイプリルフールやらコスプレやら花見やら

2007-04-01 | うろうろ歩き



エイプリル・フールなのですが、あまり気の利いたネタを考え付かなかったので、秋葉原の駐車場で見かけた案内表示を。

カーナビには「常に北が上」モードと「進行方向が上」モードがあるようですが、漢字までまねしなくても・・・



さて、久しぶりに行った秋葉原はコスプレ系花盛りでした。「メイド喫茶」ならぬ「メイドマッサージ」(風俗店でなく足裏とかしてくれる店のようです)などもあるんですね。

駅前広場では、バンドか何かのプロモーションをやってました。



チラシを配っている彼女はちょっと恥ずかしそうにしていて、いまひとつなりきれていませんでした(何になりきろうとしているのか私はわからないのですがw)。

さらにカメラを持っている人がチラシももらわずに取り囲んでいるので、ちょっとかわいそうでした。

こんな感じです(私もその一人に加わったわけですがw)





ところで、行きがけに利用した首都高速での、都心環状線外回りの千代田トンネルを抜けると千鳥ヶ淵のところに出ます。

そこの左手は、お堀の水面が右岸の北の丸公園と左岸の千鳥ヶ淵の両方の斜面の満開の桜に囲まれて、とても見事な景色でした。
期待はしていたのですが、期待をはるかに上回る美しさでした。

眺めていられるのはほんの数秒なので写真は撮れなかったのですが、まさに「眼福」というにふさわしい光景です。
僕だけでなく皆思わずスピードを緩めていました。
(場所はここです。あと2,3日は大丈夫でしょうから、機会があればお試しあれ)

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