くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

新しい命。

2012-08-11 | 日記
  
調剤薬局入り口のアンパンマン 横へ座り写真を撮る人もいて キッズコーナーも
                          
  朝早く目が覚めました。

  花火の夜泊った母を 病院2軒に連れて行き 施設へ送り その後プールへ行く予定です。

  家を出る時 トイレへ行った母が なかなか出て来ません。

  やっと出て来たと思ったら 蚊の鳴くような声で  「 ごめん。 」 と言います。

  見ると 便器を汚し ズボンも汚しています。

  黙って片付け 着替えを手伝う私に  「 ごめんよ。 」 と泣き声です。

  どんまい どんまい 私もちょいちょいやるよ  と言ったら ホッと表情が緩みます。

  病院の予約時間が大幅に遅れ それでも2病院とも 優しく応対してくれます。

  調剤薬局で薬をもらい 施設へ送ると

  「 ごちそう食べてきた?。 」  の質問に  「 大したことはない ここがずっと美味しいよ。 」

  と答える母。

  大したものは出来ないけれど   「 こんなごちそう お盆と お正月がいっぺんに来たねえ。 」

  と喜んだ母は 施設の職員に 気を使っているのです。

  いとおしく 涙がこぼれそうな私です。

  私が長男を産んだ時 泣いたり 夜中のミルクで寝不足になり 仕事のミスが増え 会社を辞めようか

  と思った時 当時 同居していた46歳の母は 昼間の百姓仕事が過酷なのに 進んで代わってくれました。

  長男は 母が育ててくれた と今でも思っています。

  母ちゃん 元気でいてね  来年も 一緒に花火を見ようね。



  

  当マンションに 小さい中庭があり そこにモミの木が植えてあります。

  その木に 鳩が巣を作り ヒナが生まれています。

  ヒナは2羽見えましたが 鳩ママが睨むので これ以上は近寄れません。

  老いて行く命と 始まったばかりの新しい命。

  やがて  自分にも来る母の姿を見て 少ししぼんだ気持ちを 鳩が救ってくれました。
  
   
コメント (4)
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