くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

しなね様。

2012-08-24 | 日記
        

    今夜は 土佐神社 しなね様 の宵まつりです。

   子供の頃は この  宵じなね  に行くのが嬉しく 娯楽の少なかった時代

   待ち遠しい 夏休みの楽しみでした。

   お目当ては 当然夜店で 裸電球の下 金魚すくいや輪投げなどやったものです。

   親から  「 お参りが先!。 」  とたしなめられ 

   神社の前で さっと手を合わせ 目指す店へ走りました。

   大人は 松明と白砂糖の豆板を買い 子供は ガラス細工の動物や 着色されたヒヨコを買いました。

   「 しなね様は 偉い神様だから その日のうちに 一度は雨を降らせ 馬場はらいをするものだ。 」

   と聞かされました。

   今年も 朝から小雨が降っており 神様は不浄を洗い清められました。

   この しなね様の祭りが終わると 急に秋色が強くなりました。

   「 しなね様が済んだき はや 涼しゅうなるねえ。 」  とは大人の挨拶になりました。

   この頃より 夏休みの宿題に追われ 溜まった日記を書くのに

   行ってもない海水浴や 花火大会が登場したものです。

   自由宿題に 紙芝居を選んだ私は 8月の最終日に 得意満面で 家族の前で披露しました。

   ところが 1枚目の絵の裏に 1枚目の話を書き 紙芝居では成立しなくなりました。

   鉛筆書きの裏の話を消し 家族全員で書き直す羽目になり 隣の従妹まで呼んで

   大騒動しての 深夜までの作業になりました。

   セミの鳴き声もめっきり減り 夜は虫の音が心地よい外に出て なつかしい昔を思い出しました。   



        

    中庭の 鳩のヒナは2羽でした。

   親と変わらない大きさになっています。

   「 来週あたり 巣立つのではないでしょうか。 」  と管理人さんが言っていました。

   ふっくらとした胸をしています。

   鳩胸  とはよく言ったものです。

          

コメント (6)
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