お接待。
昨年から始めたお四国巡礼は 40番札所までを 無事に打ち終わり
今月末には 41番からのお参りとなります。
毎回予定した札所数ヵ寺に 納経所が閉まる5時までに入らねばならず
納経帳などを リュックに入れ運ぶ添乗員さん2人は 体力が要ります。
その日予定していた札所の全部を打ち終わり 帰りのバス内で 最後のお唱えを
終えると 前の席から順番に菓子袋が回され 1袋から1個ずつをもらい 後ろの
席に回します。
多いときは15種類ほどのお菓子がもらえ バス内で食べたり 持ち帰って家で
食べたりします。
毎回いただくお菓子は どなたから? と添乗員さんに聞いたことがあります。
お四国のことはまるで無知でしたので お参りしたら お寺がくれるのかね?
などと おバカにも思っていました。
バス内で配られるお菓子は ツアーの参加者が持ってきて お接待として皆に
配られることを知りました。
毎度いただくばかりだった私は 次回は持っていこうと。。。 でも はてと
参加者が何人か分からんのに 何個入りの菓子袋を 買えばいいのかね?
の疑問は 何十年もお四国巡礼をする 先輩が教えてくれました。
出発の前日 添乗員から 明朝〇時までに 最寄りの△停留所に来てください
と毎度連絡が入りますが そのとき 出席人数を聞けばいいとのことです。
お四国を回っていると お寺近くの土産物店が 冷たい麦茶を出してくれたり
ある店は 冷やしたスイカをじゃんじゃん切って 一切れずつ手渡してくれたり
真夏に ほっと一息つける 涼しいお接待を受けました。
歩き遍路さんに 自宅を泊まりの宿として提供し お風呂やご飯 洗濯のお接待を
する そんな農家が 以前NHKでも紹介されました。
途中で食べてくださいと 食べ物や あるいは路銀を 歩き遍路さんに手渡す人もおり
自分が巡礼できない分 現代のお大師様に託すという これもお接待の一つでしょう。