しげるの自遊学

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として応援しています。

日本語は難しい

2005-07-16 12:34:51 | Weblog
知人(女性)で英会話教室を経営している方があります。「今度、外国人に日本語を教える教室を始めるからやってみませんか」とのお誘いでした。日本語を教える先生を募集しているのだそうです。残念ながら、私は自信もなし、そのような資格もなし、教育的な背景もなし、断るのは当たり前ですね。
「日本語が喋れる人ならだれでもいいのよ」だそうです。これ一寸乱暴過ぎませんか?
そういえば、外国人で変な日本語喋る人いますね。教える人のせいですか?もっともあれは、わざと変な日本語喋って面白がらせているのかもしれません。

7月13日(水)の朝日新聞・朝刊第一面に「正しい敬語4割不安」という見出しで、「文化庁の国語世論調査」結果が載っていました。

1.(高校生が担任の先生に)あす父がまいりますが、お目にかかっていただけませんか。
   正しい・・・44%  正しくない・・・46%

2.ただいま会長が申されたことに賛成します。
   正しい・・・49%  正しくない・・・39%

3.この電車にはご乗車できません。
   正しい・・・59%  正しくない・・・27%

1.「会っていただけませんか」などが妥当
2.「言われる」「おっしゃる」の方が無難
3.「ご乗車になれません」と言うべき

調査結果として、正しい敬語を使っているか自信がないが37%。正しい敬語の使い方がわからないが20%だったそうです。そして、年齢が高いほど「慣用句」間違いが多いともありました。文化庁の分析では、敬語は大切だとの思いが働き盛りの層では強まっているが、何が正しいかが分からない悩みが表れている。一方、年配の人たちは、自分の敬語は正しいと思っているが、実は間違っているという悲劇的実態を示している、ともありました。そう言われれば私も自信ないです。

この調査結果を伝える夕方のテレビ番組で、「やばい」という言葉を採り上げていました。
「やばい」という言葉、昔はあまり使われていなかったと思うのです。国語辞典には「形容詞、俗語、(1)あぶない。「あぶない仕事」など (2)まずい。だめ。 とあります。
ところが、若者言葉で、「すごい」「格好いい」などの意味で使われているとか。全く驚いた話です。何故「格好いい」などの意味で使われるのか、全く理解に苦しみます。

まあ、そういうわけで、あらためて日本語の難しさを実感しています。