しげるの自遊学

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として応援しています。

日本語はやはり素晴らしい

2005-09-05 10:49:10 | Weblog
 土曜日、日曜日と二日間、日本語教室のビデオ撮影をしたおかげで、あらためて日本語の素晴らしさを実感しました。

 ひらがな、片仮名、漢字を駆使することによって、微妙で繊細な表現が出来るのは日本語のほかにはない、そのように思いました。今回の日本語講座は、日本語を使って日本語を教えるやり方ですが、この方法が、外国人に日本語を教える場合、やはり一番いい方法だと思われます。特定の言葉、たとえば英語と対比して教えようとすると、英語圏の人は結局英語で喋り、英語で質問すことになり、各国人で構成する教室では混乱を来たすようです。昨日の講座は、経験と知識に裏打ちされた優秀な先生が講義を進めたので、大変に参考になりまたし勉強にもなりました。

 授業の合間に話された事柄も面白かった。

1.朝ドラで「手紙を読まさせていただきます」というセリフがあったので、放送局へ電話したら、局の人は間違っていないという。詳しく説明したらやっと分かってもらったという話。そういえば、アナウンサーでもいい加減な人もいる。

2.違和感と異和感 見事と美事
  作家などが間違って使うと、誰も文句云わないから、その言葉が定着する。

3.日本語では書き言葉と実際の発音には違うものがある。
  (例)王様 オウサマとは言わず、オオサマと発音する。
     王子 オウジとは言わず、オオジ。
     今日は コンニチハとは言わず、コンニチワ。
こういうことを外国人に説明するのはかなり難しいそうです。
  
 ほんと、日本語は勉強すればするほど、難しいし、奥が深いようです。私ももう一度基本的なことから勉強したい、そのように思いました。日本語を教えるということは、即ち「日本の文化」も教えることになるのですね。