しげるの自遊学

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捨てるということ

2005-12-29 09:04:33 | Weblog
 年末ともなると、新しい年を迎える準備に皆さん大忙しです。そして、その作業の一番大きな部分は捨てるということですね。

 私の弟からメールが来て、宝島社「捨てる!」技術という本を買ったとありました。そして、まず「捨てる」ことから始めようと作業を開始したそうです。古い書類などをどんどん整理して破ってゴミ袋へ放り込んでいたそうですが、大事な書類も破って捨てたのに気づき、あわててまたゴミ袋から取り出したそうです。そして、ジクソーパズルよろしく、セロテープで破った紙を貼り合せて略々90%は修復できたそうです。そんなにまでして、修復しなければならなかったのかな?現役時代の技術資料など歴史的遺産だから、やはり捨てるに忍びなかったのでしょうね。多分日の目を見ることのない資料だと思うのですが(間違っていたらゴメン)自分の思い出を大事にしたい気持ち、よく分かります。私も同じようなことやっていますので・・・

 私が親しくしていたアメリカの男性から、あるとき、大きな封書が届き、中を開けたらお互いの写真がごっそり入っていました。沢山写真を撮っていたのですね。こうやって思い出の写真を送り返すということは「私と絶縁」ということかと訝ったのですが、文面から察するにそうではなかったのです。年をとって身の回りを整理したいということで、写真なども片付けたそうです。破って捨てるかわりに、私のところへ送り返したそうです。日本人とアメリカ人の違いを垣間見たような気がします。日本人は一般的にウエットな人種だと思うのです。ですから、私などこんなことは到底出来ません。

 インターネットで「捨てる」という言葉で本を検索したら、いやぁーもうびっくりです。あるは、あるは、「捨てる」に関連した本、本当に多いですね。びっくりしました。ことほど左様に「捨てる」ことは難しいようです。捨てるのは「物」だけでないこと思い知らされました。


心のシンプルライフ―「過去」「感情」「未来」「葛藤」「正しさ」「自分」…。心の不要品をすべて、徹底して捨てる技術。

ヴォイス

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(読みたい本いろいろありますが、この本面白そうですね)