枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

風は翠

2009年06月12日 | Weblog
 午前中、心地の佳い風に吹かれながら水遣り。庭を吹き抜ける風は翠色。体を纏う衣の薄絹が、太陽に乱反射して翠が煌く。そこここでする話声も、弾む毬のようだ。さんざめく光に、なんと楽しそうであることか。羽衣を纏った天女が、緩やかに舞う姿に、地上の人間が恋せぬはずがない。

 各地に残る、羽衣伝説には、多々様々な物語があるが、結末は何れも、地上の人間だけが、茫然自失の体で取り残されている。哀れやなぁ。しかも未練たらたらである。この後、どうなるのか気になる。やけくそを起こしてしまうのか?それとも魂を抜き取られて、廃人になってしまうのか。

 天女によく似た地上の女性と一緒になるのかしら?それとも、ここで一発奮起して、NASAに入り込み、宇宙飛行士の訓練を受けて、探しに出かけるのだろうか。しかし天女の住まいは、何処であろう?

 梔子が、バッタに食べられておる。とても美味しそうにかじってた。カスミソウも薔薇もだ。農薬をしていないと、たちまち虫の寄り合い所になってしまう。カラーの球根をたくさん植えておいたのが、次第に失せたようです。

 今年は、少しばかり土の入れ替えをしよう。紫陽花も、株が小さくなってしまった。ゆすら梅は、日向に出さないと駄目なようです。辺りがうっそうとした状態では実のつきが悪い。

 桑の実も昨年より半減してる。今年は、全体に不作なのかな?南天にたくさんの実が付いている。赤も白も、今の状態では同じ白色です。白南天の実は咳止めにいいので、採って焼酎に漬けておこう。氷砂糖でエキスを出すのもいいかもしれない。

 梅ジュースも焼酎を入れるやり方、酢を加える方法と様々ですが、これはやはり好みです。私は焼酎の方が、まろやかで飲み易いです。サイダーで割るにしても、水で薄めるにしても、梅の酸味が喉越しによい。でもこれはどちらがどうということではなく、あくまでも好みの問題でしょうね。

 昨年の我が家の枇杷の実。大きさは、市販品より一回り小粒。しかし味は濃厚で甘酸っぱい。果汁が皮から滴り果肉は軟らかかった。完熟でなくやや青くても美味しく、差し上げた友人、知人から好評でした。
 家族からは、一昨年の方が美味しかったよと言われました。ちょっと早く採りすぎたかな?
コメント
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