枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷狩り

2009年06月20日 | Weblog
 今朝、9時過ぎに孫達が来て、じゃが芋掘りと枇杷狩りをしたよ。じゃが芋は買っていたのが芽を出したので、フェンス越しに植えていた物。野鼠や鴉が突いた後があるし食べられてもいたものの、ピンポン玉を一回り大きくしたのが10個ばかり入っていた。シャベルを手に孫は歓声を上げるが、片側が用水なので用心して取らせた。どうにか浸水式をしないで済んだ。

 庭木に水遣りを済ませてから、枇杷狩りをしたよ。今年は不作に加えて、見かけがすこぶる悪い。痣がある上に器量が滅法いけないのだ。10袋ほど外して皮を剥いた。孫が美味しい!というので、皺くちゃのを口に入れた。あら?意外と甘くて美味です。

 へえぇ!大きさは変わらずチャボ大ですが、今年が一番甘いかしら?家の中に持って入って、備前焼の器に盛った。眺めて見るとそれほどでもないし数が極端に少ない。ふ~ん・・・。枇杷の自然の習性がわかればいいのだが、なんとも不思議です。

 夕ご飯のおかずに、ジャガイモの煮付けと卵焼き。鱈の塩焼きに野沢菜。食後に枇杷をいただきました。我が家のはちゃんと種が入っているが、ガードレールの向こうのにはなかったよ。(これを境に、県の所有になり、命の保障はしないものの、取ってもいいのだそうだ)

 同時に甘さもひどく差があって、味が無い物というのが当たっている。しかも種がないのだ。大きさは一緒かしら?枇杷の奥が深い!ということに納得した日であった。

 枇杷の種を焼酎で洗い、陰干しにしている。何のことはない、出窓に置いているだけです。200gほどは洗ってジャムの瓶に入れた。エキスを取り出すだけだから、これで充分なのです。果実瓶には梅が入っていて、数が足らないので止む無くです。

 梅ジュースが出来上がったら、瓶を整理して入れ替え焼酎を足して1.8ℓにします。また千葉のRさんにお送りするのは、ジャム瓶の方が送料が安いし手間がありません。梱包が簡単にでき、エキスポパックで送れます。

 千葉のRさんの友人Mさん。枇杷茶を大層喜んでくれて、自分の担当された本を贈ってくださった。宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』。いろんな挿絵を見ているが心に残っているのか?というとさほどではない。けれどもこの挿絵は、温かくてとても優しい。作り手と書き手が心を通わせるのはできないけれど、ほんとうに賢治に遇ってきたような繊細な出来映えです。

 編集者の思い込みが読む側に伝わってくる、そんな本なのです。余りにも有名すぎる作品は作り辛いものだと思えますが、ひたひたと繰り返し寄せる波のような母の懐に抱かれる想いがあるのです。

 たった1冊の本を作るのに、こんなに深い愛情が持てるものかしら?子ども達へのメッセージをこんな形で現せる、挿絵画家さんもいらっしゃるのですね。誰かに差し上げたくなるような、そんな思いのする本なのです。

 南極から、枇杷酒を造るにはどうすればいいの?というお便りをいただきました。差出人はペンギンさんでした。写真にあるように、空き瓶に種(適当)を入れます。瓶の蓋ができる程度に焼酎を注ぎます。これで3ヶ月後には出来上がります。

 このまま飲むなら耳かき1杯分ですが、果実瓶(1.8ℓ)なら猪口の半分で呑んでください。或いは、湯割りや水割りもいけます。サイダーやレモン汁もいいです。薬酒なので、がぶ飲みはくれぐれも控えてくださいませ。

 ペンギンさんが宇宙を翔けたり、時空を超えてはいろいろ問題が広がってしまいますので。また安全運転のためにも、飲みすぎには充分な注意をなさってくださいね。
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