枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

因幡の白兎

2009年06月28日 | Weblog
 白兎は、白い毛が朝露を含んで光輝くように美しい、ちょっと可愛い子。然しながら、田舎では対象となる相手がいないので、そこまでの自覚はかった。鮫とは仲良しで、海辺に行くと、波に乗ってやって来る。毎日が夢のように過ぎていった。

  或る日のこと。沖の方に何やら見える。瞳を凝らして見ると、舟のようだ。白兎は、興味津々で行ってみたくなる。そこで鮫に相談すると、99匹が『連れて行ってあげよう』。と言う。

  一匹だけ行っては行けない!と波の上にジャンプして止めようとした。『あれは人間だよ。殺されてしまう』でも白兎は、行きたい気持ちを押えられない。人間と言う生き物を、見てみたいのだった。

 白兎は、鮫が架けてくれた鮫肌の橋の上を、素早く飛んで人間に近づいた。木を刳り貫いた舟に乗っている。その舟に手をかけて、飛び移ろうとした時だった。最後にいた鮫が、白兎を咥えると、海岸目掛けて渾身の力で投げた。

 白兎が驚いた時には既に空中を飛んで、あっという間に一皮剥けて海岸に落ちていた。鮫の機転で白兎は助かったのだが、仲間の鮫はおろか白兎さえそのことを知らない。この鮫には予知能力があった。人間は白兎の毛を鞣して都に持って行き、高い値段で売ろうと白兎がかかるのを待っていたのだ。

 鮫が、啼いたのを聴いたことがありますか?わたくしは、残念ながらありません。鮫がさめざめと啼いたら、きっと青い色の透き通った珠が、海の底に散らばっていくのではないか?と思えてなりません。

 枇杷茶を飲み、枇杷湯をして角質のケアと保護に努めましょう。私が小さい頃には、桃の葉の湯をしてもらうし枇杷葉も。汗疹取りだけかと思っていたら、アトピーにも効果があります。最初から症状の改善があるのでも、誰にでも平等にあるというのでもないですが、3ヶ月後、半年後、1年後にはかなりの確率でよくなっていきます。

 私は同居人とのストレスから、ひどい痒みが全身に出て医者に行っても治らなかった。母が、届けてくれた枇杷茶を飲んだ途端、症状がピタリと治まりましたね。顔の半分が痒みで蛆が湧く手前でした。娘はアトピーで、いつも血だらけでした。

 ステロイド剤を塗ると、その時だけのことでだんだんひどくなった。食事から衣類まで、細かくチェックしてもよくなりませんでした。この時には、どくだみ茶を飲みました。鉈豆も味噌漬けは無論、煮つけで食べていました。

 今は、私も娘も枇杷茶愛好者。化粧水は自分で作るものと思っています。枇杷はこの時期には、どんなにうっとおしくても剪定しません!しないでください。12月になったらば短くしてかまいませんから、そっとしておいてくれませんか?枇杷葉を喉から手が出るほど、必要な方がおいでなのです。人類の発展のためにも地球環境の意義からも、伐るのは12月にしましょう!!

 千葉のRさんに、我が家の枇杷の実を送ったよ。甘くておいしい!と絶賛してくれました。無断ですが、祝島のと食べ比べてもらいました。Mさんやそのご家族の方にもお送りしたかったのですが、今年はできませんでした。来年に乞うご期待ください。

 直送の方が傷まなくていいんだ。サンタさんや南極のペンギンさんにも送れそうです。品種にしても産地にしても、東北地方を除いては至って何処にでもありますが、我が家のほど美味しい味のはありません。

 Mさん。賢治の本をありがとうです。いい本ですね♥ 先日娘が来た時、一目見て、持って帰りました。Mさんの想いが伝わってくるような温かい本ですね。これからも心のある本を作ってくださいね。

 アスチルベ。明日、散るべぇ・・。とマイナス思考の割には、朝には復活している花です。そのひたむきさがいいですね。
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