横着をしていたからか、虫歯がある。定期的に治療に通い、埋めたり削ったりしている。神経があるため、麻酔をするのだが、何やら他人の口のようで閉口する。気持ち悪い・・・。体の内面も、見てくれ度合いも、年齢相当の格好だが、歯だけはどうにも。
滲みやソバカスを、最近はレーザーで焼くそうだが、高いお金をかけてまで、やろうとは思わない。枇杷葉茶で、消えるのは無論のことだが、美白作用もあるから、肌の状態は佳い。見えないところになるのも剣呑。致し方なく治療に通う羽目になった。
此処の歯科は、パソコンの画面に、現在の治療状況が映されていて、自分で確認ができる。然し、治療中はまな板の鯉だ。緊張感を強いられるし、どうにも居心地が悪い。そうなんです。誰を基準にしているのか、坐高と身長の差に多大な無理がある。
そうしてみると、普通がいいなぁ。としみじみ思う。目医者でも同じ事が言える。立っても座っても、横幅がない分を高く見られるのが困る。中学生の頃には、後の方に並び、座ると頭しか見えない。これで指示のわかる筈もない。教師の怠慢に憤慨した。
要するに、身長に対する坐高が低いためだが、それを云えるほど活発でもなかった。自分ではそういったことは気づき難い。洋服屋に行ってやっと納得した。事実、上級生にからかわれるのが、八頭身であって、とても誉められているとは思えなかった。
思春期には、どうということや何でもないことが、自分では気になるもの。普通でないことが堪えたのも事実。人と接しない書籍に填まったのも、そういったことが一因かもしれない。書籍には膨大に得る物があり、人間性を豊かにし、学べることが多い。
物事を突き詰めて考えるのも、性格からのこともあるが、答えが見つからなくても、想像の域を広げられることが愉しい。書籍に依って、人生観を変えたり、見えなかったものがわかるのもうれしかった。未知の分野には、果てのない希望があるのだから。
リエさんのと決めた枇杷葉。昨年、ご本人と初対面した。今年は、花芽が咲くかな?思うんだけど、枇杷葉って、よく似ている。