枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

良寛忌

2014年02月06日 | Weblog

 早春賦。寒さが和らぐどころではない。雪が舞い、風が荒れる。例年の風景になりつつある、天候不順である。都心に雪が降るのは、1月から2月にかけてが多い。3月の名残雪も結構あるのだ。最近、出番の少なくなった雪女だが、存在感があります。

 寒い。油断して、風邪を引く訳にはいかない。業務に障りが出る。それ以前に、倒れる訳にもいきませんね。先日の疲労困憊は、何年もの重なりが出たもの。普段、踏ん張っている分、どうにもならない。言い方では、鬼の霍乱とも云う。節分が近かった。

 我が家の駐車場、フェンスの側に鉢植えである椿が、蕾を膨らませている。これが咲くのは、奈良のお水取りの辺りで、やさしい色合いの花を、もったりとつける。十重二十重に花弁を埋める。白い椿は、挿し木はついたが、花が咲かないのは何故か?

 蝋梅の黄色が鮮やかに香る。季節の訪れを真っ先に、水仙と競い合う。未だ灰色の空の下でさえ、たおやかに匂うのは、何という清らかさであろう。静けさに溶け合うように冬を咲き、一足早く春を告げる。季節を先取る花には、凛とした美しさがある。

 来月の勤務予定を決めねばならない。孫の卒業があるので、それに合わせる段取りだ。お彼岸もある。墓参りを済ませてからのがいいようで、月末を有給休暇に考える。当初の予定でもあるが、JRの値上がりも響く。消費増税を福祉に充てる等嘘だ。

 地震や津波の都度に、義援金詐欺が多発する。横領もあるのには、呆気にとられる。何れも、どっちに転んでも、懐に入りさえすればいい、という安易な考えだ。悪い事をしている意識は無く、騙される方が莫迦らしい。そういう金はあぶく銭とも云うが。

 人としての資質に、相手を和ませる特技があれば、それが慈善家の散財であっても、貧窮している者が救われるなら、よしとする。贅沢をするのでもなく、その日暮らしの身の倹しさが、お布施を持って集まるだろう。徳を積むほどに救われていた良寛。

 思考回路の凍結。寒さに冬眠状態を脱せない。堂々巡りが、矢鱈と増えるのも、歳の重なり具合か?宇宙は鈍い鉛色、月の影も星の瞬きも観えない。静寂な時間だけが過ぎ、明日に向う希望へと変わる。何だか主体性のない流され方。自信が揺らぐ。

 挿し芽で増える。夏場は外で咲き、冬には室内に取り込む。赤の鮮やかさが眼を惹く。

コメント
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