枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

すばるの不在に・・・

2017年12月16日 | Weblog

 飼い猫であるが故の、人間の勝手とはいえ、可哀相にも思えるが、獣医に連れて行った。たった数時間のことに、淋しさと慕わしさが募ってくる。今頃には、麻酔が効いている頃か、薬で眠らされているであろうすばるに、腕白悪戯盛りを想ってしまう。

 タイガースを、沢田研二さんを聴いても、何だか物足りない。独りで居た時間には、然程感じなかったのに、すばるとの数ヶ月が、こんなにも大切になっていることに驚く。休みの日には、甘えて纏いつき離れず、仕事の日になると、自分も行くと拗ねる。

 餌を食み、枇杷葉茶を飲んで、お腹一杯になり、気持ち良さそうに眠る。欠伸をして、前足を踏ん張り、尻尾をピンと伸ばす。箪笥に飛び上がって下りられず、冒険をして埃を付けて出てくる。掃除の行き届かない場所に入り込む。ごきぶりを追い駆ける。

 外に出して遣りたいが、猫の、然も雄なので。最初は、怖くてそうでもなかったのが、慣れてきたら、大胆になってきたのと、野良猫の臭いが気になるようだ。此のところ、見知らぬ猫が居座っているので、外に出て行こうとする。銀河も出て行き災難に。

 明日の夕方、勤務を終えて直行しよう。お腹も空かせていることだろうし、きっと不安と心細さで、待っているだろう。連れて行った時には、鳴き声さえ上げず、置いて行かないで、と訴えていたすばる。他所の猫は、興奮してぎゃあぎゃあ叫んでいたが。

 庭の枇杷葉の花芽が匂う。枇杷葉は、薔薇科である。加えて、白い花は夜行性もあって、その香りは強い。忍びやかでもあり、まるで魔力の係ったように、鼻腔を擽る。それが枇杷葉の芳香であるのに気づくのは、花の咲く時期を知っていなければだが。

 枇杷葉の枝の先が、心なしか膨らみを見せ、次第に小さな丸みに変り、薄茶色の塊が形になっていく。そうして数ヵ月後、白い花弁が綻んで咲く。大きさは、子どもの手から、大人の握った手位のと様々で、苞が破れて花に変わる。寒い季節に満開です。

 昨年は、節分を過ぎて咲き出したのが、全部結実して熟れた。今年は、裏年なので花芽は少ない。サンタさんのは殆んどの枝に見えるし、りささんのには8つ付いて、暁子さんのに決めているのは、群がって満開。リエさんのは、苞の状態でちらほらと。

 クリスマスローズのあいらしさに、毎年苗を買って増やしてきた。零れ種で、増えていくのも愉しみ。

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