枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

霜月、朔・大潮

2017年12月18日 | Weblog

 旧暦では、未だ霜月になったばかりと言うに、街では早々と、クリスマスの飾り付けがされ、クリスマスソングが流れている。昨今の日本は、外国モドキばかりで、国民性を質素に執り行う行事は減るばかり。頑固に守るのではないが淋しい。

 小春日和であるので布団干しをする。雲は次第に広がって来るが、何とか干し終えた。パソコン足元用の敷物に、何やら黒い生き物が・・・。見れば見るほど、すばるそっくりな黒猫だ。そいつが器用に落して上に乗っかっている。にゃんちゅう。

 野良猫であるが、すばるよりは一回り大きい。尻尾の長い黒猫で、どうも雄らしい。当のすばるは、出窓の所で日向ぼっこをしている。布団を仕舞う時には、襖を閉めてからするが、それでも外に出てはと気を遣う。今は、お腹一杯だからかな。

 サンタさんの花芽を少し採ってみたが、満開になっていず蕾が多い。先日の雪の日から、何か寒さが厳しくなって、雪花の散る日が増えた。リエさんに逢えた先月が気候も天気も体調も佳。インフルエンザにはなってないので、年齢の衰えです。

 枇杷葉茶の効能には、実に多岐に亘るものがあり、一番手近な遣り方は、生葉を痛みのある箇所に貼ること。足の裏は、第二の心臓、とも言われているので、歩行困難や膝の痛みに対処出来る。肩凝りには、蒟蒻を用いた方法で温めるよ。

 腰痛予防にも、冷やさないのが最適で、枇杷葉温圧療法を施行する。熱感があれば生葉を当てるか、焼酎に漬けておいたのを用いる。その後、蒟蒻を温めた物を晒しに巻いて当て、その下に生葉を敷く。体の部位は冷やさないのが良い。

 基本的には、生葉は何時採っても使用してもいいが、薬効の優れ時期は、寒中が適している。また生葉を捥ぐには、硬くてごわごわしたのをします。春の彼岸頃からは、新芽が出てくるので採らず秋の彼岸頃から採り、軟らかいのは避ける。

 夏の時期に枇杷の実を食べ、種を土に植えましょう。3ヶ月経ったら発芽します。2・3年経過してから、鉢に移植するか地植にします。全長が10mにもなるので、剪定して横に伸ばすか高さを調節します。早くて5年、遅くて9年で花芽、結実。

 日当たりを好み、水捌けのよい場所で管理します。夏分の水遣りは欠かさないように。地植では天水で。米の研ぎ汁や野菜屑等、化学肥料を使用せず。寒肥には、塩と糠を混ぜて遣り無ければ何もしなくて好い。感謝と祈りを忘れないこと。

 寒い地方では実が生らない。千葉県が境くらいでしょうか?雪の降る地方では、結実しませんし、葉が霜焼けになって枯れます。温室があれば、暖房はしなくても育つかな?ギリシャの地中海地方から、インド・中国にかけて広く分布している。

 何とも賑やかになっていく春の庭。冬の殺風景な庭には、枇杷葉の花が咲き、梅に移り、クリスマスローズに。

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