年末になり、自分なりの計画を思うに、遣り残したことに考えが及ぶ。尤も、資金の不足もあるから、計画倒れとなるのも否めない。それでも、初夏にリエさんとしーちゃんとに逢え、りささんと末吉暁子さんの墓参りに行けたことは、感慨深いものがある。
鎌倉。歴史的なこともあるが、ここが朝廷として栄えなかった理由が、朧に分かる。風が動き過ぎるのは、政変の危機を孕むのであろう。人物の風格にも縁るが、人の上に起つ時には、己を殺し、勝負には一瞬の呼吸が大切。進むも引くも潔くありたい。
冬の宇宙の美しさに、夢中になってしまう。わたくしの用いるのは、ポケット版の天文年鑑で、藤井旭さんのが使い易い。火星が接近してくる。皆既月食、彗星と観どころ満載の、天然のイベント。天気にも左右されるが、根気と持続が重要となるのも愉。
沢田研二さんのステージにも行くぞ。林檎の並木道を歩き、安曇野のちひろ美術館に寄ろう。介護の仕事を減らし、体力を維持していかねば。運気が下がってくるので、決して無理はせずに過ごそう。一日を過ごせる幸せに感謝し、枇杷葉に祈る日々。
終活にも入らねば。書籍は捨てられないが、衣類の整理と、片付をしておかねば。図書館を利用して、知識を広げることも。そういった日々の充実に、枇杷葉は欠かせない。気力・体力の維持に、大きく関係している。自然からの恩恵はありがたいことよ。
年賀状を書かねばなりません。はがき代が日にちを超過すると、一枚10円の負担が起きる。旧暦で出そうという試みには、出さないのがいい。仕方なく書いている。新暦だと、年始の挨拶の実感がない。三人程、家族にご不幸があり、寂しい思いがする。
勤務に行けば、何かと医者通いを強調するが、カップラーメンやコンビニ弁当で、せっせと身体に毒を溜めている。薬を呑み、自分での快復に努めない。挙句に、勤務を休むとは、やる気が無いとしか思えない。膀胱炎になれば、腎臓も膵臓も遣られるのだ。
簡易懐炉を、弱い場所に貼って温め、腰には枇杷葉を当てる。自分でちゃんとしないと、幾ら金があっても足らない。この時期に病院に出向く、という無謀に及ぶ行為で、インフルエンザにも罹る。手洗い・嗽で乗り切り、抗体と免疫を増やし、寒さに耐えて。
買った時点では、ピンク色をしていた。南向きで、左側にリエさん、右向こう手に暁子さんの枇杷葉が。