枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

枇杷狩り

2009年06月20日 | Weblog
 今朝、9時過ぎに孫達が来て、じゃが芋掘りと枇杷狩りをしたよ。じゃが芋は買っていたのが芽を出したので、フェンス越しに植えていた物。野鼠や鴉が突いた後があるし食べられてもいたものの、ピンポン玉を一回り大きくしたのが10個ばかり入っていた。シャベルを手に孫は歓声を上げるが、片側が用水なので用心して取らせた。どうにか浸水式をしないで済んだ。

 庭木に水遣りを済ませてから、枇杷狩りをしたよ。今年は不作に加えて、見かけがすこぶる悪い。痣がある上に器量が滅法いけないのだ。10袋ほど外して皮を剥いた。孫が美味しい!というので、皺くちゃのを口に入れた。あら?意外と甘くて美味です。

 へえぇ!大きさは変わらずチャボ大ですが、今年が一番甘いかしら?家の中に持って入って、備前焼の器に盛った。眺めて見るとそれほどでもないし数が極端に少ない。ふ~ん・・・。枇杷の自然の習性がわかればいいのだが、なんとも不思議です。

 夕ご飯のおかずに、ジャガイモの煮付けと卵焼き。鱈の塩焼きに野沢菜。食後に枇杷をいただきました。我が家のはちゃんと種が入っているが、ガードレールの向こうのにはなかったよ。(これを境に、県の所有になり、命の保障はしないものの、取ってもいいのだそうだ)

 同時に甘さもひどく差があって、味が無い物というのが当たっている。しかも種がないのだ。大きさは一緒かしら?枇杷の奥が深い!ということに納得した日であった。

 枇杷の種を焼酎で洗い、陰干しにしている。何のことはない、出窓に置いているだけです。200gほどは洗ってジャムの瓶に入れた。エキスを取り出すだけだから、これで充分なのです。果実瓶には梅が入っていて、数が足らないので止む無くです。

 梅ジュースが出来上がったら、瓶を整理して入れ替え焼酎を足して1.8ℓにします。また千葉のRさんにお送りするのは、ジャム瓶の方が送料が安いし手間がありません。梱包が簡単にでき、エキスポパックで送れます。

 千葉のRさんの友人Mさん。枇杷茶を大層喜んでくれて、自分の担当された本を贈ってくださった。宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』。いろんな挿絵を見ているが心に残っているのか?というとさほどではない。けれどもこの挿絵は、温かくてとても優しい。作り手と書き手が心を通わせるのはできないけれど、ほんとうに賢治に遇ってきたような繊細な出来映えです。

 編集者の思い込みが読む側に伝わってくる、そんな本なのです。余りにも有名すぎる作品は作り辛いものだと思えますが、ひたひたと繰り返し寄せる波のような母の懐に抱かれる想いがあるのです。

 たった1冊の本を作るのに、こんなに深い愛情が持てるものかしら?子ども達へのメッセージをこんな形で現せる、挿絵画家さんもいらっしゃるのですね。誰かに差し上げたくなるような、そんな思いのする本なのです。

 南極から、枇杷酒を造るにはどうすればいいの?というお便りをいただきました。差出人はペンギンさんでした。写真にあるように、空き瓶に種(適当)を入れます。瓶の蓋ができる程度に焼酎を注ぎます。これで3ヶ月後には出来上がります。

 このまま飲むなら耳かき1杯分ですが、果実瓶(1.8ℓ)なら猪口の半分で呑んでください。或いは、湯割りや水割りもいけます。サイダーやレモン汁もいいです。薬酒なので、がぶ飲みはくれぐれも控えてくださいませ。

 ペンギンさんが宇宙を翔けたり、時空を超えてはいろいろ問題が広がってしまいますので。また安全運転のためにも、飲みすぎには充分な注意をなさってくださいね。
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夏至近し

2009年06月19日 | Weblog
 冬至には南瓜と柚子湯をするが、夏至には何をしていたのかしら?1年で1番昼が長い。風呂上りを寝巻きで、蚊帳が吊ってあるのに出入りを繰り返して蚊を入れて怒られたこと。野いちごを頬張り蛍を追いかけ明るいのをいいことに、いつまでも外で遊んで夕飯を抜かれたこと。

 月のない夜であるのに辺りが明るくて、日頃は視えない生き物に出遭ってびっくりしたこと。

 祖母の語る寝物語は昔話の類であったが、とても心地よかった。またかぁ!と口を尖らせながら、いつしか眠くなり気がつけば朝になっているのが、とても不思議であった。本などは、百姓の家には必要なかった。

 風呂焚きをしながら聴かせてくれる祖母の話は、小学校の5年生になって図書室ができるまで続いた。伯母の家に泊まりに行きたかったのも、従妹の本が目当てだった。片端から読んだ。

 自分の人生を大きく変えた人物伝や、小説もこの頃に読んだ本の影響が大きい。浜田広介、宮沢賢治、新美南吉、小川未明。牧野富太郎、野口英世、福沢諭吉、チャイコフスキー、宮城道夫、滝廉太郎等。図書委員もとても楽しかった。

 本が読めるから学校にも行った。嫌な時間を我慢しても、その1冊が読みたいがために、机に向かい勉強していた不届き者です。中学校では小学校の図書室には比較にならない、たくさんの本が並んでいた。こうなると授業はそっちのけで、入りびたりであった。

 あいうえお・・の配列をちょっと変えるだけで、言葉を紡ぎ出し文に仕立てあげ、幾つかのまとめを並べて1冊の本に仕上げていく。この頃、海外のSFに目覚めた。日本のSFには、高校生になってからだった。

 アシモフの『我はロボット』私の道標です。科学には疎い。理工学などまったくもって解けない。ロボットとは、出来ないことはなく不可能を可能にしてくれる。と固く信じていたよ。でもそれを創るのが人間だと言う事実には、長いこと気がつかなかった。

 枇杷の花芽です。薄茶色の苞から白い蕾がのぞき、花弁が広がると馥郁とした香りが辺り一面に漂います。金木犀、銀木星。柊になって最後が枇杷です。師走の慌しさを一時、忘れさせてくれる匂いです。

 癒し効果は大きく、ほんとうに心が優しくなる。この状態で採り、市販のお茶パックに入れて煎じて飲みます。保存は冷凍庫でしてください。香りが持続します。
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ねむの木が咲く頃

2009年06月18日 | Weblog
 私が生まれたのは、合歓の花の満開と枇杷の実が揺れる頃。女系家族であったから、祖母はがっかりしたそう。母のお腹を蹴飛ばしていたから、てっきり男の子だと思われていたらしい。年子で兄が居て、家族の関心はそっちであった。

 母の一番下の妹、伯母が子守をしてくれた。夏に生まれた児は、汗疹になる。母は田畑があるので、乳さえ落ち着いて飲ませてもらえず、そこら辺に転がされていた。腹は空くし暑いわで泣き叫んでいたらしい。

 伯母が五月蝿いので、考えたのがハンモックだった。柱の鴨居と鴨居に晒を渡し大風呂敷を結びつけ、その中に私を入れて背中の風通しをよくした。泣き止んですやすや寝たのだそう。

 伯母は当時女学校に行っていた。というから、赤子の守には辟易したのかもしれない。夕方帰宅した祖母は、祖父の使っていたハンモックを出してくれ、翌日から私はそこに入れられたらしい。物心つくようになって、一人で乗ろうとして見事に落ちた。

 次に上げてもらったはいいが、降りれなくて困った。踏み台があったが子どもには低すぎるし、用は足さなかった。勢いよくおでこをぶつけて、たんこぶを作ったくらいだ。

 合歓の花はやさしい色合いで、目立たないように咲いている。木陰が出来て涼しい風が通っていく。私は木と見れば、必ず登ってみたくなるお転婆。藁草履ももどかしく、裸足で駆け回っていた。祖母は早朝から草刈に出かけ、午前6時頃には一仕事を終えていた。草刈は牛や山羊の餌だった。

 祖母が草刈をすると、嘗めたようにきれいだった。鎌をどうすれば、あんなに見事に刈れるのか今以ってふしぎであるよ。草の刈り方も、鎌を先に出し手は必ず後に出す。また左足の膝の下に刈った草を敷きこんで、一まとめにしては負い籠に入れていたよ。

 この時期は真夏よりもむせ返る。全身汗びっしょりであった。目の中に汗が入って、手拭だけでは拭ききれない。野良着はあちこちに継ぎが当たり、地下足袋はじっとりしていた。百姓の辛さには、何の楽しみがあったのだろう。孫の成長や、家・田畑、祖先の墓など、自分の徳になることではなかったのに。

 けれども今は、祖母の守りたかった大切な物が漠然とわかるよ。自分自身の為だけではなく、この世に生存する全てが地球に住めるよう、人間としてしなくてはならなかったことなんだ。自然は神そのものなんだね。

 藪に植えてある枇杷の木に、黄色く熟れた実が見える。これを何としても食べたくて、祖母に駄々を捏ねた。祖母は柿を取る棹を持ってくると、枇杷の枝に絡ませて捥いでくれた。しかしである。顔が歪むほど酸っぱい枇杷の実であったよ。

 美味しくて甘いのは既に、鴉に食べられていた。雀も然り。散々であった。種を吐き出さずに、そのまま口に入れていると、祖母が顔色を変えた。無理やり口の中に指を突っ込んで、描き出した。

 枇杷の種は、絶対に食べては為らぬ!と祖母は気迫で言う。理由は教えてくれなかったが、枇杷の実を、二度と採ってはくれなかった。無論のこと一人で採れはしない。アミグダリン等知ってはいないから、口伝えであったのだろう。

 昨年の熟れていく枇杷の実。6月初旬だった。新聞紙を切って糊付けをして作るのを、孫が手伝ってくれました。あちこちにあげました。美味しいと評判がよかった。さてさて今年はいかが相成りますか?
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普通であること・・・

2009年06月17日 | Weblog
 みんな一緒でも違うことは、わかっているのに、どうして同じにしたいのだろうか?それと、必ずボスが出て来て威張るのは何故かしら?自然の掟の中では必要なこともあるけれど、動物によっては徒党を組まない生き物もいるよ。

 人間は右に倣えにならなければ、何か可笑しいように言う。でも、それの方が可笑しいよ。障害を持って生まれた児に、どうして違うの?と言ったって、それは神さまがお決めになったことですが、皆生まれてきた使命があるのよ。では体が健全でも心が不健全な者は、一体何処で歯車が噛み合わなくなったの?
 
 その者を生んだ親のせい?その者を育んだ家族のせい?友達、学校、先生。あらゆる社会のせいなの?いいえ違うわ。かと言って、自分が悪い訳でもないよ。人を憎めば底に、嘘をつき続けていれば彼方に思念が翔けていくんだ。それらは全ての命の源に届くのではないか。

 神である宇宙には、生きとし逝ける者の命があるように思える。そこから出て、そこに還る。

 何もかもにパーフェクトは怖い。欠点を補い合う関係で居たい。それが人としての根本ではないのか?自分のやり方に相手を合わそうとするよりも、自分はどうしたらいいか、と動けば相手は思うように動いてくれるのでは?とも思うよ。

 自らが動かないで命令ばかりでは、気持ちが通じ合うことはあり得ない。『ありがとう』も、『ごめんなさい』も口先ばかりになる。相手を責めることは至極簡単です。揚げ足を取ったり、やり込めたり、力で征服は決して従うことがない。

 スター・ウォーズを観ながら、人間の基本は何を於いても温かな心だと胸が揺れた。人と人の結びつきも、恋愛期間中は歯が浮くような愛の言葉の連続。これは月日が経つ毎に必要な言葉に思える。

 喧嘩をしても相手を打ちのめすのではなくて、引き際があるし駆け引きの大切さがあるんだよ。命に値段はつけられない。生身の体は死ねば甦ってはこないのです。また凶器を使おうが、言葉で殺そうが殺人には変わりない。

 枇杷の実をたっくさん、いただきました。友人の娘さんの勤務する、会社の社長さんのご実家らしい。ありがとうございます。採るのに手が痛くなったそうです。申し訳ないです。枇杷葉を患部に貼ってください。一応謝っております。

 枇杷の実から種を取り出していたら、孫が手伝ってくれました。おまけに学校と、保育園に持って行くと言うのだ。保育園には40名程なので、各自1個づつ。学校には孫のクラスだけにしてもらいました。然も念には念をで、種は必ず持って帰って来ると言う約束をさせました。

 孫ははりきって、ちゃんと担任の先生に伝えるとにっこりした。まあ、どくだみの花を持って行く孫なら、先生も驚きはしないだろうが、あまりにも純粋な孫の思いつきに、祖母ちゃんはしばし考えてしまったよ。

 家に送って行く途中に、枇杷葉があって実が生っている。かなり色づいているので採ってみた。これも学校に持って行くと言うのを研究材料だと取り上げた。帰宅して実を割ってみたら、種がなかった。へえぇ?どういうこっちゃ??自然の掟の厳しさを、目の当たりにしたようだったよ。

 最初の苗木は生協で買ったもので、挿し芽をして増やしている。これはその1本です。マイク真木の『バラが咲いた』を何時か実現したくて、日々夢見ている。薔薇は上に伸びていこうとするので、垣根に仕立てて誘引してやればいいのだそう。

 そこで垣根には木香バラの白と、ピンクのバレリーナの品種を絡ませている。先は長い。気は焦るが、少しづつでも育ってくれることを願っている。
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鬼退治

2009年06月16日 | Weblog
 鬼が島。地図には載っていない。パソコンでも、座標が探せないほどの小さな島だ。しかし通の人には、扉は開かれていてマナー違反をしない限り、観光ができるようになっている。宝の蔵もあり、時々は開放されたりもする。

 因みにキリ番といい非売品や鬼のサイン入りなども、ごくたまぁ~に放出されて、手にすることができる。今回は、某作家の描いた絵葉書。鬼が島を管理されている、なんでもやる課長『かんりびとさん』曰く付きの絵葉書です。

 また今回は。幻の同人誌からも、幻のサインが届いて仰天したよ。火あぶりか?水濡らしか?あっ・いや!2冊あったわ。その中の1冊に、サインはされておりました。

 旭山動物園は北海道です。いろんな角度から動物が見られるようですね。でも動物は自然にあってこそ、生きているのだと何か可哀そうに思える。高橋留美子の『Pの悲劇』。これとはまったく違うが、お奉行がペンギンか、ペンギンがお奉行か?という迷裁きの真実には、為五郎も驚くべき事実が隠されていた。

 これを通読するには、金槌を持っていては危ないのです。お池に填まって、さあ大変。ということになる。或いは、雷の直撃を受けるやもしれません。充分な注意と桑の葉が必要で、場合によっては、宇宙食なども揃えておかねばなりません。

 枇杷葉の実が、そろそろ色ついてきていますね。今年は数がないので、あちこちには送れません。今週末に孫が泊まりに来るので、一緒に枇杷狩りをします。枇杷酒を造るのに必要な種は、祝島市場に注文をし友人の娘さんに頼んでおきました。

 今日、取りに行ってくださったようです。5kgはあると思います。千葉のRさんに送ってあげれるよ。焼酎に漬けるのとお茶にして飲むのと、両方ができるでしょう。枇杷の種の生を、卸金で擂って自然乾燥させ、珈琲に耳かき1杯分を混ぜて飲むのもいいよ。

 でも、1回では珈琲も種ももったいない。私は、無農薬の珈琲なので、最低でも2回は飲んでいます。その後は、銀河の臭い消しに使用します。

 銀河が枇杷茶を飲むようになって、毛艶が見違えるようになりました。ぶっとりしていた体型も、しなやかで強靭な肉つきに変わりました。って虎か豹なのでしょうか。チーターですか?まあ親戚内輪のことですので、本人は甚く満足なようです。

 我が家での狩り場は至って狭く、獲物は部屋に紛れ込んだ、バッタ・キリギリスか、こおろぎでしょうか?先日は百足と格闘していましたが・・・。

 手前と向こう手に枝分れしたように見える枇杷葉の苗。種は1個植えたはずだが、同時に2芽が出てきた。これぞ1卵生ですね。一方が育つと、片方の成長が止まるか?と思いきや、仲良くすくすくと大きくなっています。

 自家生の種には、こういった異変があるのですね。一つとして同じ物がないのです。まだまだ枇杷葉については、謎の部分が多いです。
 
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窓を開けて

2009年06月15日 | Weblog
 梅雨の晴れ間。皐月晴れだが、気温は30℃近い天気。風があるので開け放していると、結構涼しい。勤務先の勤務状況によっては、戸を閉めてしまう者もいる。実に暑苦しい。クーラーをかけて涼しくするよりも、自然の風を通した方がどんなにいいか。

 自宅ではするかしらん?自分の腹が痛まなければ、点けていいのか。そこに居る人達が心地よいなら、寒いほど効かす必要はないとも思える。仕事に必要なことはそっちのけで、何を言っているんだか。

 最近、スーパーにはとんとご無沙汰です。野菜類の萎びたのに、ジョウロで水をかけて誤魔化し並べていたり、青いままで収穫したのを店頭の棚で色付かせる。一体何処が美味しいのか?野菜の光合成のないのには、後光が射さないです。

 しかも農薬がかけられているのでは、高い割りに栄養がありません。虫のかじった物には、自然がもたらした甘味があるよ。口の中に入れた時に広がる感触が、実にいいのです。また後味が抜群にいいですね。

 自然の物を季節に応じて頂くことは、旬の時期を知らないとわかりませんね。それには新暦では書かれていない。旧暦の引用や、そこの土地でしか知り得ない事柄があるのです。百姓を嘗めてはいけません。青春ばっかりの知事さんは、ちょっと考え違いをしているようにも思えちゃう。きっと野菜の土地離れが起きているのではないかしら?

 人間はどんなにも言い包めたり嘘で固めたりできますが、自然には通じません。地球さんだって、堪忍袋が切れちゃう。そろそろ大きな地震が起きるかな?たくさんの厚着に、鎧兜の重装備では、息が切れてしまうよね。

 鉈豆です。昨年の種を今年植えましたら、芽が出てきました。肥沃なのでせっせと鶏糞を入れなくてはね。この状態で採って、乾燥して煎じて飲むと喘息に。素揚げやお寿司の色目にもできます。

 煮物にも。焼酎には鞘が大きくなったのや、採り忘れた物を漬けます。歯槽膿漏に効果ありで、鞘を煎じて嗽をすると、口臭が消えます。お茶で飲用すると、胃腸が丈夫になります。

 枇杷茶も、どくだみや鉈豆も、お茶で飲まれる方法が手っ取り早いです。後は、自分のやれる方法をみつけることです。鉈豆は塩漬けや味噌漬けにもできます。要は保存方法で、工夫してみてくださいね。

 枇杷葉も種が塩漬けにできるのですから、葉や花芽も可能なはずです。但し、どのような効果があるかは未知です。まだ研究過程ですので、ノーベル賞を狙ってみてはいかがかしら?

 何れにいたしましても、根気とやる気と持続力がなければ実行は困難です。努力型の方向きなことを付記しておきます。まあそれだから、ダイエット品は売れるのですが・・・。
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謎かけ・・・

2009年06月14日 | Weblog
 一人でも、仙人とはこれいかに。一個でも饅頭と言うがごとし。うまい!
 化け物と若者の謎かけだが、もお、これだけでよだれが出てくるのが、坂田靖子作品の面白さであろう。どの作品も其々に想いがあっていい。

 敢えて、といえば。この作品の『天花粉』。『ノーベル・マンション』には、もの哀しさがあって心惹かれる。『チュー君とハイちゃん』も涙がでるほど笑った。頑張らないけど、諦めないことを教えてもらった。

 フイチンさん復刊版で買ったよ。作者の上田としこさんは、90歳で亡くなられたのですね。内容は、時代設定がありますが、それにも況して明るく一途なフイチンさんはとても素敵です。現代人に欠けている逞しさには、圧倒されてしまいます。人間が人間であることの真実は、どう生きたかにもよるのですね。

 枇杷葉が静かなブームらしい?いやいや、古来三千年の歴史を持っております。お釈迦さまも、イエスさまも、病気の人を枇杷葉で助けられていますよ。聖書の中にも、その記述がはっきりされているのです。『足萎えの者に、手を当てて言われた。(起てよ!汝の足は、癒えた)すると、その者は歩いて家に帰った』とあるようです。

 枇杷葉は中南米は元より、地中海の方にも広く分布し、漢方として用いることの方が多いのですが、中には探究心旺盛な方や、好奇心からされた方もいらっしゃるのでしょうね。いいことですわ。環境的な面からも、よろしいのではないのでしょうか?

 枇杷葉だけに限らず、植物は光合成をし、酸素を供給してくれます。枇杷葉は、葉も種も、枝や実は無論のこと、捨てる箇所がありません。最後には地球に還してあげましょう。地球とは、ガイアです。母なる命の源ですね。

 祝島に、枇杷狩りに行こうと計画を練っていたのだが、友人に遠い!と却下された。そりゃあたしだって、瀬戸内海に浮かぶ島だとは思わなかった。高速を走るのはいいのだけれど、そこからが2時間近くかかるのに、気絶(貧血で)しかけたらしい。

 泊まりも駄目!と言う始末だった。来年は、JRで行こう。各駅停車でのんびりと出かけ、枇杷狩りを満喫するよ。友人を誘ったのが、事の間違いであった。

 休みの日には、のんびりと庭で過ごす。枇杷葉には、至る処に雨蛙がいる。しかもさも気持ち良さそうに、半眼開きでうっとりしている。自然の力を借りての、枇杷葉温圧療法なのね。足湯はすんごく気持ちがいいよ。

 4月から9月までの枇杷葉は採ってもいいけど、飲まないのがいいみたい。枇杷風呂や足湯にしましょう。この時期の葉は、成長しています。灰汁が強いので、初めて飲み始める方には、全身に発疹が出たり、一時症状が悪化したりすることがあります。

 できれば12月から1月の枇杷葉を採って、お茶にした物から始められてはいかがでしょうか。また農薬をかけてしまう生産者もあるようです。都会とか田舎などの区別でなく、安心安全な信頼できる所の枇杷葉をもらってくださいね。

 手間暇を惜しんではいけません。自分の健康管理は、誰にも任せないでしょう?
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期待は気体に・・・

2009年06月13日 | Weblog
 カサブランカのような百合は苦手である。あの白い大輪の花に圧倒される。白い花には楚々とした美しさがほしい。次に可憐であること。風に揺れながら、折れそうで折れないたおやかさ。笹百合は山の中に咲いているからこそ、はっとするのだ。その群生に遭遇したらば声を飲み込むほどに、心を奪われてしまう気高さが備わっていたい。

 そういう場面には、この先決して出遭うことはないような気がするよ。床の間で咽かえる匂い、蛍が飛び交う闇に美しい女人が居た。あれは夢だったのか?薄い絹のような色合いの花弁。白と薄桃と薄緑があったよ。山の斜面に誇らしげに立っていた。

 デルフィニュームを手に入れた。プランターで失敗したから、素焼きの鉢に植えた。青い空からの一滴のような花弁。青は圧倒的に好きだな。小さい頃から、兄の買ってもらう物が無性にほしかったのは、あの透き通った色にあったよ。

 女の子は赤だと決まっているのが、どうしてか腹が立った。自分には似合わないと思ってもいた。緑も何故か男の子の色、というのに悔しい思いでいた。自分に似合う色と、好きな色は違う、と言うが私はいつもイコールだった。

 でも、黒が一番似合うとは衝撃だった。この色は想定外でした。黒が似合う人って、案外少ない、というのも驚きでしたね。地味なのと、似合うのもまた違うらしいよ。

 通販を利用していると、時々自分の思いを投稿できたりする。書き込んでも安心なところでないとしないが、運よくなるほど!と思ってもらい大賞をいただきました。わーい!!手作り化粧水のことを書いたんだけど、佐伯チズさんのやり方が、とても私に合っていて、その方法でしています。

 手作り化粧水は、もちろん枇杷葉です。安上がりで、肌に馴染み、しかも新鮮ですから、加齢臭もなく、安心して使えちゃう♪枇杷茶を煎じた最初をガラスの容器に取っておき、少し冷ましてからグリセリンと混ぜるの。

 作る量も精々500ccで、それ以上は作らない。防腐剤は勿論、添加物がないので肌がよろこんでいますね。枇杷葉には殺菌・漂白作用もあるので、ニキビや吹き出物、シミ、ソバカスもきれいに消えてしまいました。

 アケビは、煎じて咳止めになります。これは焼酎に漬けています。息子の住まいの側にあって、重宝しています。子どもには手ぬぐいか、タオルに浸して湿布するのがいいでしょうね。それも嫌がったら手に平に液を乗せて、喉に3分間当ててみてください。これだけでも入っていくと思いますよ。

 風邪を引いた時に、熱を下げるのに、枇杷葉を当てるのもいいです。キャベツの葉もひんやりとした心地良さがあります。氷嚢やアイスノンは冷たすぎますし、座薬を入れてしまうより自然に熱が下がってくれるのがいいです。医者や病院は必要ですが、頼り過ぎないようにしておきたいものですね。
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風は翠

2009年06月12日 | Weblog
 午前中、心地の佳い風に吹かれながら水遣り。庭を吹き抜ける風は翠色。体を纏う衣の薄絹が、太陽に乱反射して翠が煌く。そこここでする話声も、弾む毬のようだ。さんざめく光に、なんと楽しそうであることか。羽衣を纏った天女が、緩やかに舞う姿に、地上の人間が恋せぬはずがない。

 各地に残る、羽衣伝説には、多々様々な物語があるが、結末は何れも、地上の人間だけが、茫然自失の体で取り残されている。哀れやなぁ。しかも未練たらたらである。この後、どうなるのか気になる。やけくそを起こしてしまうのか?それとも魂を抜き取られて、廃人になってしまうのか。

 天女によく似た地上の女性と一緒になるのかしら?それとも、ここで一発奮起して、NASAに入り込み、宇宙飛行士の訓練を受けて、探しに出かけるのだろうか。しかし天女の住まいは、何処であろう?

 梔子が、バッタに食べられておる。とても美味しそうにかじってた。カスミソウも薔薇もだ。農薬をしていないと、たちまち虫の寄り合い所になってしまう。カラーの球根をたくさん植えておいたのが、次第に失せたようです。

 今年は、少しばかり土の入れ替えをしよう。紫陽花も、株が小さくなってしまった。ゆすら梅は、日向に出さないと駄目なようです。辺りがうっそうとした状態では実のつきが悪い。

 桑の実も昨年より半減してる。今年は、全体に不作なのかな?南天にたくさんの実が付いている。赤も白も、今の状態では同じ白色です。白南天の実は咳止めにいいので、採って焼酎に漬けておこう。氷砂糖でエキスを出すのもいいかもしれない。

 梅ジュースも焼酎を入れるやり方、酢を加える方法と様々ですが、これはやはり好みです。私は焼酎の方が、まろやかで飲み易いです。サイダーで割るにしても、水で薄めるにしても、梅の酸味が喉越しによい。でもこれはどちらがどうということではなく、あくまでも好みの問題でしょうね。

 昨年の我が家の枇杷の実。大きさは、市販品より一回り小粒。しかし味は濃厚で甘酸っぱい。果汁が皮から滴り果肉は軟らかかった。完熟でなくやや青くても美味しく、差し上げた友人、知人から好評でした。
 家族からは、一昨年の方が美味しかったよと言われました。ちょっと早く採りすぎたかな?
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四季折々の花

2009年06月11日 | Weblog
 我が家の庭に、カーネーションが咲き始めた。先月の母の日には、まだ小さな蕾であったよ。花屋の店先には、温室のカーネーションが並んでいたが、この時期のが本当な気がする。まあ、最も2輪ほどは、春先の陽気に誘われて咲いてはいた。新暦がいけないというのではないが、なんだか情緒が何処かしらに失せてしまったようで淋しい。七夕も、旧暦では8月23日頃で、この頃の天の川の美しさは、例えようもない。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の天の川は、賢治でなくとも、そこを走る星の列車が見えるようだ。盂蘭盆会の終わった後の宇宙の綺麗さは、大気が澄んでくるので、星の瞬きが違う。飽かず眺める夜空の星に、波動を分けてもらうよ。

 小学校の時の記憶が、結構はっきりとしている。性格が悪いせいだろうか?そうかもな。執念深いんだよ。小学校の時に観たアニメに、『白蛇伝』というのがあったよ。仙人の声が森繁久弥で、白蛇が宮城まり子だったかな?当時は村にも映画館があった。また、盆踊りの前後に、学校の壁をスクリーンにして、大写しの大音響で見せていた。娯楽が極端になかった頃だけに、藪蚊に食われながら、団扇で扇ぐ音ばかりしていたのが残っている。

 枇杷の実が熟れだしたよ。昨日の風に揺すられたのか、袋が1つ落ちていた。粒は小さかったが、皮を剥くと甘酸っぱさがある。来週あたりに枇杷狩りをしよう。
 現代農業の5月号に、枇杷の種を塩漬けにすると載っていた。焼酎の芳香とは違う感じかな?いずれにしても、食するのは1日に2粒までです。実があり、その中に種があって、核があるのですが、中心には仁、という命が入っている。土に植えるとこの仁が核を破って出てき、種から芽を覗かせるのです。

 仁は、種があるものなら、ほとんどに存在し、杏や李、桃や梅にもあります。これらは全て、焼酎に漬け込んでおけば、漢方医での正しい処方に基づいて、活用できます。アミグダリンは青酸カリに匹敵する猛毒です。自分勝手な判断や思い込みは決してされませんよう。充分な注意が必要です。種は、乾燥させてお茶に、焼酎に漬けて、薬酒に用います。現農には、お菓子の作り方が載っていました。私は、葉や花芽の焼酎漬けはもちろん、種を漬け込んでもいますが、化粧水にもできるようなので、やってみようか。と思います。これまでの化粧水は、お茶で作る方法ですが、杏と柚子でのエキスを摘出したのも使っています。角質が剥がれ、つるつるのすべすべで、シミもソバカスも消えてしまいました。ニキビや吹き出物も、まったく出ませんよ。無農薬の安心さと、自分で作れる手軽さに病みつきになりましたね。風呂上りには全身につけます。肘や踵、膝などは、黒ずんでいた箇所が見当たらないです。一石二鳥とは枇杷葉のことですね。

 枇杷の種です。珈琲に似ていませんか?昨年に我が家で収穫した枇杷です。チャボの卵大の大きさで、300粒近くありました。寒中に糠と塩の寒肥で、夏場は塩だけ、或いは鶏糞を混ぜます。甘酸っぱい美味しさで、孫はお祖母ちゃんの枇杷は最高だね!とご機嫌で食べていました。
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