戦争に突き進む法案を通過させる。原発を再稼動させる。第二次世界大戦で、日本は戦争に負けた。然し、アメリカの言い成りになる、約束はしていない。沖縄の、広島や長崎の、人々の苦しみや哀しみさえ、わかろうともしない。民主主義は消えたのだ。
福島第一原発の事故は、未だ終息の兆しも見えないのに、どうして電力会社は、再稼動の安全基準は満たしている。と云えるのかが疑問?その申請書を、国民の誰もが閲覧でき、皆が納得できれば、再稼動をすればいい。自分たちに都合勝手な言分。
地震が起き、津波には防波堤があれば、来ないと言い切れるのか。福島並みの規模でなど、今後には起こり得ない、と断言できるのだろうか。人間の、生き物の命を、何と思っているのか慄然とする。消費税を上げ、税金を増やし、見えない鎖で繋いでいく。
歯車が狂い出すと、軋みが生じていき、長い間に回転を善から悪へと変える。然し、誰にも気づかれることもなく、それらの方が正しいと信じられる。現在のメディアの力なら平然と行える。ニュースになることもなく、命が闇に消えていく。信仰宗教よりも手強い。
農業をする者が居なくなったら、困るのは誰だろう。便利で快適な生活を勧め、大都市で暮す人々だろう。金があれば、買えると思っているが、然もありなん。作る人も大切だが、土・水・風・太陽に月・自然がなくてはできない。科学の力だけでは無理がある。
人間の命を作るには、自然の力が必要だし、潮の満干潮と月の満ち欠けがなくては、生まれてこない。歪んだ世界には、理論も概念も存在しない。海に生きる人は、魚の居る場所は知り尽くしているし、山での生活者は、獣らのテリトリーをわかるものであった。
家事は電化製品が片付け、田畑はしないでスーパーで、きれいで季節感のない野菜や果物を求める。農薬漬けであっても、真っ直ぐな物、彩りや気分で買う。それらが違うことにも気づかないでいて、子どもを産み育てる。ノアの箱舟さえ、造れない世の中。
小満 光熱ともに旺盛となり、陽気天地に満ちる、と言うの意味で、小満と言う。毎年、五月二十一日頃である。今晩は、下弦でもあるが、月が欠けていき始めうると、かなり遅い月の出になる。明け方の宇宙に、薄い影の月が残っていて、儚げでもある。
クリスマスローズが咲き始めた。鉢植えにしているので、あちこちでその賑わいを見せる。桃色、白色、薄桃色とある。