生葉を取って、焼酎に漬ける。色々と遣ってみて、腐ったりすることに落胆して、閃いたのがこの方法だ。焼酎は無論、35℃である。それ以下のアルコール度では、最終的に腐る。澱みが生じて使えない。薔薇の花弁も、同じように漬ける。バラ酒になるか。
近くの友人に、ドクダミが要るか電話したら、直ぐ行きます。と返事がある。友人も、ドクダミ茶の愛好者で、血行が好く、肌がきれいだ。うんたらかんたらの飲料水は、効果がないとは云えないが、金がかかるのが難点。ドクダミ茶は安価と、無農薬で安全。
暫くして、友人の到着であったが、それまでにしておこう、と鎌で刈っていた。汗は出るわ、暑いわでへロヘロになる。粗方出来た頃に、友人来る。然し、作業は半分も終わらない。屋敷中が、ドクダミである。手伝うという友人、鋏でチョキチョキやっている。
新聞紙を広げた上に重ねていくが、忽ち山になる。駐車場に周り、そこから先を刈ろうとしたら、これで充分と待ったがかかる。汗びっしょりになっており、咽喉も渇いている。珈琲を淹れ、エクレアを口に、一息入れた。友人はドクダミが気になり、早々退散。
そりゃね。ドクダミの山が3つですから、帰ってからの処理が大変ですよ。ほんとにね、手間なんですよ。茎を数本まとめて、紐で縛り吊るす。これを延々とする。出来上がった物は、壮観ですがね、ひたすらする作業に、嫌気が差すこともある。まあ人助け。
友人の帰った後、庭の花木に水遣りをする。水道で遣るのは、根元まで届かないから、バケツで遣って行く。下手なダイエットより痩せる。今晩は、枇杷種を食べておこう。疲労回復と夏バテ予防だ。寒中に取っておいた、ドクダミ根槐茶も、効果がある。
休日の家事にも、無駄がないのであるが、そこはのんびりとやっている。休みで好ましいのは、新聞がゆっくり読め、美味しい珈琲が飲めること。珈琲は、フェアトレードの無農薬珈琲。サンタさんに、毎月送ってもらう。体によくて、美味しいことが一番。
窓を開け、網戸にして、換気扇を回していると、風の通りがよい。暑いのは夏であり、湿気が多いのは梅雨であるから。皐月晴れとは、梅雨の合間に、青空が広がることを云う。即ち、旧暦で皐月、となるこの時期のこと。先月は卯月なので、単なる晴れ。
次々と咲く、クリスマスローズ。寒さの戻る日にも、鮮やかに咲いていた。冬や早春に花があると、心が和む。