フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ツワブキの黄花

2010-11-15 | 

3週間ぶりの大阪の朝はどんよりしている。八ヶ岳と比べると少し暖かいか。
まずは、コーヒーを淹れ、ゆっくりと新聞を読む。八ヶ岳では新聞を取っていないので、読むのは久しぶりだ。天声人語と将棋欄にまず目を通す。

全国小学校バンドフェスティバルに出場する口蹄疫で苦しんだ宮崎県都城市立西小学校の吹奏楽部。「個々の部員が責任感を持ち仲間への気配りもできるようにと『部長一日交代制』を提案。次第に全員の心がまとまり持ち味の重厚な音を取り戻した」という記事が心に残った。フルートの審査員は京都市交響楽団の市川智子だ。

庭に出てみると、椿の下で石蕗・ツワブキが、主の帰りを待っていたかのように、鮮やかな黄色の花を付けていた。大阪でもまずは部屋の片づけと掃除だ。息子たちに家をまかせていると大変なことになる。

八ヶ岳で採れたサツマイモの土を落とし、洗って、陰干しをしておこう。

鍋で蒸かしイモと作って湯気が出ている熱々を食べる。なかなか、甘くて美味しい。

色々やっていると直ぐに昼になってしまった。

午後はフルートの練習をする。まずは音出しをゆっくりする。閉め切った部屋で吹くと音の響きの悪さがよくわかる。「毎日の練習」NO1は、パターン10。ダブルタンギングの練習なのだが、高音はほとんど音にならないので、シングルタンギングでやる。
つぎは、アルテ16課の3の曲だ。レッスンでの指示通り、テンポ100で吹く。リズムとテンポを守るのが難しい。
次は八ヶ岳フルートアンサンブルの「トランペット吹きの休日」、少しミスをするがほぼ出来上がってきた。ボサノバの「What's New」は、先日の練習で指摘を受けたので、メトロノームを使う。テンポ100でやろう。なにか気ぜわしくなってしまう曲だが、やってみると、それほどでもない。自分一人が慌てているだけである。中間部の、リズムがややこしくなるところがどうしても上手くいかない。口で歌ってみるとできるのだが、フルートを吹いてみると何故か慌ててしまうのが問題だ。少しいやになってしまって、今日の練習はこれまでにしておこう。



しばしのお別れ

2010-11-14 | グルメ・クッキング

今朝の八ヶ岳は、どんより曇っている。外気温1度、室温13度湿度38%。

今日からしばらく八ヶ岳を離れる。部屋の掃除、片づけ、荷物の整理などに結構時間がかかった。薪ストーブのガラスは丁寧に磨いておこう。昨日集めた柴、細い薪などは玄関先に積んでおく。
燃えるごみ、燃えないゴミ、資源ゴミは北杜市専用の透明のナイロン袋にそれぞれ入れる。貯めておいたビン類は満杯だ。それに、アルミ缶の袋。これらの中はほとんどワインやビールである。発泡スチロール、ペットボトルも別々の袋に入れる。ナイロン袋には名前を書かなければ持って行ってくれないことになっている。
庭は、大分木々の葉が散ってしまって、寂しくなってきた。記念撮影をして、アダージョの森を出発した。

途中、ゴミ袋をゴミステーションに運ぶ。自分の名前が書かれたアルコール類の袋が並ぶのは、あまりいい景観ではないな。これも「不都合な真実」の一種である。

今日の昼食は、若林交差点の東側に移転した「トラットリア タダリコ」へ行こう。トラットリアとは、イタリアの小さな大衆向きレストランという意味だそうだ。ちなみに、タダリコとは、オーナー家族の名前から付けた造語とのこと。

真新しいクリーム色の壁、イタリアの国旗が掲げられている。入り口にはメニューが書かれた黒板が置かれていた。


ドアを入ると、「いらっしゃいませ!」。当たり前だが、すがすがしく聞えた。店の中は、テーブルが3脚、奥に座敷の部屋がある。テーブルは満席だったのでカウンターに座る。

私はワタリガニのパスタを注文する。サラダ、コーヒー付きで950円と安い(コースA)。自家製の「唐辛子オイル」が付いていた。

妻は、季節野菜のピッツァで、同じくサラダと飲み物がついて1500円だ。ピッツァの生地は薄く(これは好き嫌いがあるかな)、端がプックラと膨らんでいた。彩りもよく、素直な味で美味しかった。


パスタの茹で加減はいいし、ワタリガニのソースもまろやかだった。惜しむらくは、パスタの量が少ない。Bコースにすると、1500円だが、パンとデザートが付くので、丁度いいかな。食後のコーヒーはエスプレッソ風味で美味しかった。

終始、テキパキとしたオーナー夫妻のさわやかな人柄が感じられ、いい雰囲気のイタリアンである。

帰りの中央道はところどころ渋滞が起こっていたが、問題にするほどでもない。道すがら、山々の紅葉が美しい。とりわけ圧巻だったのは、恵那山トンネルの入り口だった。全山紅葉していて、大きな紅葉の塊の中に車ごと突っ込んでいくという、これまで経験したことのない感覚を味わった。写真撮影ができなかったのが残念!

東名阪から西名阪に入ると、「名神10キロ渋滞」と表示が出ている。皆さん「休日高速1000円」に誘われて、名神を走っているのかな。こちらの名阪国道は、その逆になるので、渋滞もほとんど無くスイスイ走ることができた。


薪(たきぎ)集め

2010-11-13 | 薪ストーブ・焚火

今朝の八ヶ岳は曇っている。外気温は1度、室温16度、湿度40%で少し暖かい。

今朝の食事は、野菜中心の素朴なものである。良く言えば、身体にいいということかな。

朝食後、フルートの練習だ。いつも通り、音出しから始める。澄んだ、芯のある音を出す気持ちで吹く。「毎日の練習」NO1は、テンポ88パターン8でやる。唇、指、腕、肩の力をできる限り抜く。バッハのフルートソナタを少し吹いてみる。ブレスの場所が難しい。滑らかな、情感ある演奏を心がける。


その後、庭に出る。空が曇っているのですこいうっとうしい感じ。木々は葉を大分落としている。

今日は、庭にある薪(たきぎ)を集めよう。春に東京電力が電線にかかる樹木を伐採に来た時、太い幹は120センチにカットしていただいた。それらは、薪となって40センチに切り揃えて薪小屋に並んでいる。

問題は、太い幹以外の中太・細い枝で、、庭のところどころに山のように積み上げられたままになっている。今日は、それらを、家の軒下に運ぶ作業をやる。柴を抱えて坂を上ってくるので中々の労働だ。直ぐに額に汗がにじんできた。1時間ほどかかって、柴の山が出来上がった。

作業をやっていた思ったのは、木があって伐採しても、薪にはならないということ。それを、山から運び出し、家まで運んできて、40センチぐらいの丸太にカットし、それを割り、軒下や薪小屋で乾燥させる。これだけの作業があって初めて薪になる。
それと、薪というのは、何もJマートで売っているような束になっているものだけではない。店で売っていないような細い枝でも十分薪になる。直ぐに燃え尽きるので、どんどんストーブに放り込む作業が面倒臭いだけである。

また、我が家では薪ストーブ用の「着火剤」は一切使っていない。森から拾い集めた細い枝が十分その機能を果たしてくれる。というより、細い枝に火を付けて薪を燃やす方が、実感が湧いて面白いのだ。そうこうして午前中の作業を終える。

午後は、フルート練習をしよう。今日は八ヶ岳フルートアンサンブルの練習日なので、練習の遅れを取り戻す必要がある。まず、「トランペット吹きの休日」を何度かやる。テンポよくスタッカートをきかせよう。2、3か所詰まってしまうところがあるので、そこを繰り返す。
次は「What's New」。この曲は、なかなか全体の曲の感じが掴みにくい。まあ、こういう感じか、と割り切る。相変わらずボサノバのリズムに乗れないが、それでも、少しはましになったかな。
「カルメン」も全8曲を流した。やはり序曲が難しく上手くいかない。トリルが鳴らないのが問題だ。その他の曲も、難しいところがあるので、大変だ。一通りやって、フルート練習を終える。

ヤマユリの種が実っていたのを思い出した。飛び散ってしまう前に、種を播いておこう。どこにどのように播けばいいのか全く分からないが、日当たり、水分などを考えて、色々の所に播いてみた。

その後、八ヶ岳フルートアンサンブルの練習がある原村中央公民館へ。清里から車で行くと、約50分ほどかかる。6時10分ほど前に会場に着いた。今日の参加者は、13、4名だ。最初は、コンサートのチケットとパンフレットの配布(一人10枚)、当日の役割分担、パートの割り付けなどの打ち合わせを行った。

練習は、まず「トランペット吹きの休日」から始める。自宅練習で引っかかったところは、やはり上手くいかない。次は「カルメン」NO6とNO7をやる。私が、NO6を皆さんと合わせるのは、今日で2回目だ。先生がアーティキュレーションについて説明したのを聞いていたら、「譜面にメモをしてください」と注意される。NO7は有名な間奏曲。曲の最後の終わり方の練習を何度かする。

「What's New」は、練習していったものの、皆さんと一緒にやると、やはり付いていくのがしんどい。「テンポが合っていません。家でメトロノームで練習してきて下さい」
と指摘を受ける。次は、「見上げてごらん夜の星よ」をやる。私は、この曲は、今日初めてだ。再度、参加者のパートの割り付けと確認を行った。8分音符はスラーをかける、後1か所タイをかける、などの指示があった。

8時15分に練習が終わった。8時20分に原村公民館を後にして、真っ暗な夜道を車で走る。小渕沢までくれば、人家が多くなりホッとする。アダージョの森近くに来ると、鹿が10頭ほど畑の中にいた。家に帰り付いたのは9時10分。50分かかった。

その後、遅ればせながら、夕食とする。


焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き

2010-11-12 | 薪ストーブ・焚火

今朝の八ヶ岳は少し曇っている。風は無いが冷え込みは厳しい。外気温マイナス3度、室温13度、湿度36%。空気は乾燥している。森の木越しに向こうの山に朝日が射してきた。

まずは、湯を沸かしコーヒーを淹れる。薪ストーブのガラスを磨き、灰を捨て、火を入れる。今日の朝食はパンだ。

食後、フルートの音出しをしておこう。フルートの構えをチェックし、ソノリテでゆっくり音を出す。「毎日の練習」NO1はテンポ88で、パターン7でやる。その後、バッハフルートソナタBWV1033Andanteをゆっくり吹く。美しい旋律が吹いていて楽しい。

細かい雨が降り始めたが、フルートの練習を終えて、庭に出る。風が無いので絶好の焚火日和だ。庭にはいたるところに、伐採した樹木を放置しているので、それを集めチェーンソーで40センチに切る。炉は、落ち葉で一杯になっているので、まずは落ち葉をスコップでかき出した。その後太い薪で井形を作り、その上に細い枝を入れ、枯れ葉に火を付ける。

枯れ葉は直ぐに勢いよく燃え始めた。庭からどんどん薪やたきぎ、柴を集めてくる。
昼前になってきたので、この焚火を使って、魚を焼こう。


アジの干物、塩サバからいい香りがしてきた。おにぎりを作り炉端で昼食とする。

雨が上がり、青空が広がってきた。いい天気なので昼食後も外で作業をしよう。畑に行くと唐辛子が真っ赤に育っていたので、そろそろ収穫しておこう。

白菜も大きくなってきて、巻き始めた。

庭に戻ると、妻は、集めてきた枯れ枝を使って山野草の花壇横にアーチを作くり始めた。側には、ミツバツツジが黄葉し、リンドウが咲いている。


3時過ぎになると、アダージョの森には西から斜めに火が射してきて美しい。

夕方にフルート練習を再開する。八ヶ岳フルートアンサンブルの「トランペット吹きの休日」「What's New」を何度が吹く。大分、曲の流れに乗れるようになってきたが、まだまだ、つかえるところが多い。

こう、毎日毎日NHK「てっぱん」で、おいしそうなお好み焼きを見せつけられると、ついつい食べたくなってきた。冷蔵庫には、キャベツ、山芋、豚肉、イカなどの材料がそろっているので大丈夫だ。

今日はたっぷり山芋を使ったので、ふっくらと柔らかい焼きあがりになった。焼きたてにお好み焼き屋さんの「なにわソース」をたっぷりを塗る。マヨネーズ、カラシ、鰹節、青海苔、紅ショウガをかける。これを熱々で食べる。もちろん、ビールの飲み過ぎには注意しよう、と自分に言い聞かせる。


趣味悠々(コーヒーセット)

2010-11-11 | 趣味

今日もいい天気だが、冷え込みが厳しくなった。八ヶ岳、南アルプスの朝焼けが美しい。外気温マイナス3度、室温12度、湿度33%。

お湯を沸かしてコーヒーを淹れ、薪ストーブに火を付ける。今日はなかなか部屋が暖まらない。

朝食後、フルート練習をする。ソノリテでゆっくり音を出す。「毎日の練習」NO1はテンポ88パターン6でやる。アルテ16課第3の曲を何度か吹く。高音のミ♭の音が悪いのが気になる。フルートの練習はそこで終え、庭に出る。紅葉の最後を飾るコナラが美しい。

アダージョの森の付近を散歩する。八ヶ岳、南アルプスが美しい。

その後、今日も薪割りに専念する。薪ストーブをどんどん焚くので、薪を確保しておくことが重要だ。1時間近く薪割りをして、23束ほ出来上がった。

ここで昼食とする。昼食は、青唐辛子の醤油漬けを使ったピリ辛焼き飯だ。

今日は、趣味悠々の日だ。妻を陶芸工房へ送り、私はフルートレッスンへ行く。まずは、「毎日の練習」NO7を♯2つパターンでやる。これは、右手の薬指の運指の練習になる。その後、アルテ16課3の曲をやる。16分音符が滑ってしまって上手くいかないので、何度も練習した。レッスンの最後に、先生との2重奏を行ったが、16分音符のところで慌てるのがよくわかった。

練習が終わり、高根町図書館で時間調整をして、陶芸工房へ行く。コーヒーカップに取っ手を取り付ける作業がほぼ終わりかかっていた。最後のカップの底にサインを入れる。

陶芸工房を出ると、甲斐駒ケ岳に丁度夕日が沈んで行こうとしていた。アダージョの森に帰る既にあたりは薄暗くなっていた。

今日の夕食は、時間がないので、簡単にカレーライスとマカロニサラダを作って食べた。