フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

動きが止まる暑さ

2011-08-11 | 日記

今日も暑い日が続く。庭に出てみると、場違いなほど鮮やかに、ゼフィランシスが咲いていた。余りの暑さに、セミも鳴くのを止めたようだ。


部屋に戻って、クーラーをつける。少し身体を動かしただけでも暑さを感じるので、何もする気がしない。新聞の将棋欄に目を通し、あの手この手を考える。A級に昇級した屋敷九段が、A級に復帰した佐藤九段を鮮やかに破った。新聞に目を通すのに飽きると、門谷建蔵さんと言う人が書いた「岩波文庫の赤帯を読む」を読む。門谷さんは、現役で勤務している技術屋さんのようだ。東京出張の時は神田の古本屋街に行くとか、往復の新幹線の中で読んだ本だとか、が出てくる普通の人なのだが、その読書量の多さは、並ではない。読み方も面白い。さまざまなジャンルごとにベストの本を選びだしていくのだ。

部屋もそろそろ冷えてきたので、やおらフルート取り出して練習を始める。時間はたっぷりあるので、ロングトーン、基礎練習、アルテ20課などをゆっくり練習する。昼になったので練習を終える。先日漬けておいた大根の酒粕漬けがそろそろ漬かってきたので取りだす。粕漬けの大根はコリコリした歯ごたえで、まあまあ漬かっているという感じ。ぬか漬けのキュウリやナスビと食べ比べてみると、あっさり感では、ぬか漬けの方がおいしいかな。酒粕漬けは、まだまだ、経験不足のようだ。

午後は、さらに暑くなってきて、クーラーを入れた部屋で、朝と同じようにフルートを吹いたり、本を読んだりして過ごした。


新旧時計の交代

2011-08-10 | 日記

今日も朝から猛烈な暑さがやってきた。これだけ暑いともいかんともしがたい。

「ピンポ~ン」チャイムが鳴ったので出てみると、楽天にネット注文していた時計が着いた。最近、私たちが結婚した時にお祝いでいただいた鳩時計が動かなくなった。記念の品なので修理会社にあたってみたが、どうも修理はできないらしい。仕方がないので、新しい時計を買おうと思って、楽天の通販を検索すると適当なものがあったので注文していた。今朝それが着いたのだ。

ネット通販はいかにも便利だ。街に出かけなくても、代引き手数料さえ払えば、欲しい物が居ながらにして手に入る。早速梱包を解いて、組み立てる。

この時計は鳩ではなくて「カッコー」だ。動かなくなった鳩時計を外し、新しいのを備え付けた。

少し雰囲気が違うが、若々しく「カッコー」と時を告げてくれるのがいい。

午後は、おばあちゃんの家へ行く。今日は少し早いが、みんなの都合で、お寺さんにお盆のお参りしていただくことになっている。

時間までの間、フルートの練習をする。吹いてみると、さすがにメンテナンスをしただけあって、低音のCがスッキリ鳴る、最高音のCも音のひずみが無くなった。しかも、キィーに油が注されているので、静かだ。これで気持ちがよくなって、基礎練習は調子がいい。ところが、いつものバッハポロネーズになると、どうも上手く吹けない。右手薬指を動かすパターンがぎこちない。何度やっても上手く指が回らないので、この曲は今日は無理かと思ってあきらめる。代わりにドンジョンの「ナイチンゲール」を練習してみた。中間部以降が難しい。

今年でおじいちゃん(妻の父親)が97歳で亡くなって5回目のお盆を迎える。月日の経つのは本当に早いものである。お坊さんが定刻通り来られて、早速読経が始まった。お坊さんのお参りが終わると、91歳になるおばあちゃんを囲んで、妻の姉妹と夫、私たちの子どもなどで、久しぶりに夕食を一緒に食べた。今日のおばあちゃんは、ものすごく元気で、よく食べ、よく話し、よく笑っていた。最後にみんなで水まんじゅうを食べて散会した。


硫黄岳登山反省会

2011-08-09 | 山登り

今日も気温がどんどん上がって暑い一日となった。

夕方から、7月に登った硫黄岳登山反省会を行う予定になっている。街に出て行くついでに、気になっていた、フルートのメンテナンスを行うことにする。村松楽器に予約の連絡をしてみると、午後5時からなら空いているということなので、予約をいれる。

5時間前、久しぶりに新大阪の村松楽器に着いて、フルートのメンテを依頼する。「油が切れていてカタカタ鳴っています」「狂いも出てきていますね」とのこと。

毎日使っていると、意外と気がつかにようだ。メンテをしていただく間、店にあるフルートの楽譜をみる。原語で書かれた輸入楽譜が多いので、分かりにくい。楽譜は、ちょっとしたものでも、3000円くらいはする。そうこうしているうちにメンテが出来上がった。料金は4000円だ。これで、いい音が出ると思うと嬉しくなってくる。

その後、ミナミの中華料理店へ行く。山の反省会は、ここですると決まっている。少し遅れたので、皆さん既に集まっていて、反省会は始まっていた。ビールをぐいぐい飲みながら、餃子を頬張る。

話題になったのは、桜平への、オフロード道の悪さ、オーレン小屋の馬肉のすき焼きの旨さ、硫黄岳の眺望の良さだった。MUさんが、皆さんに、撮影した山の写真を額縁に入れたものをプレゼントしてくれた。感謝感謝だ。この店のジンギスカンは味噌味が効いて美味しい。

7月の初めにヨーロッパアルプスのトレッキングから帰ってきたMIさんは、今度は北欧クルージングにいくとのこと。皆から、驚きと羨望との声が上がる。第二の人生の華ばなしいスタートだ。揚げソバもなかなかgoodだ。

次回の山登りは、紅葉の頃、金峰山か蓼科山に登ろうということになって、散会した。


猛暑立秋

2011-08-08 | フルート

今日は、これまでの「涼しさ」の貸を返すかのような、猛烈な暑さがやってきた。
おまけに、昨夜のアルコールが少し過ぎたのか、身体が重くて仕方がない。

こう暑いとすることは、部屋を閉め切ってフルートの練習しかない。クーラーを入れると冷えすぎるし、切ってしまうと、直ぐ暑くなってしまうので、スイッチを入れる、この繰り返しだ。休憩して高校野球を見ると、岐阜関商工と広島如水館の延長戦をやっていた。見ごたえ十分。何とか凌いできた関商工が延長13回、力尽きた。高校野球のだいご味を味わった。

今日は昨日お貸しいただいた、バッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲」を吹いてみた。第1楽章をやってみると、全く、手も足も出なかった。その上、点C下のG音までの旋律で、低音の展開が多く、吹きにくい。これでは、少しくらい練習しても、一緒に合奏することはできないであろう。

「暦の上では今日は立秋」だが、舞鶴では37.9度となる猛烈な暑さだ。逆に、今年の暑さも、いよいよ本番を迎えようとしているようだ。暦自体も、「立秋」が来たからと言って涼しくなるとはしておらず、8月23日の処暑で暑さは収まるとしている。
もしかすると、植物や昆虫の世界では、この表面には現れない「立秋」を敏感に感じて、秋に入る準備をしているのかもしれない。人間には感知できない、自然の変化が進行していると考えた方が、いいのかもしれない。


ご近所夕食会

2011-08-07 | 人々との交流

今日も朝から日差しが強く、ぐんぐん気温が上がってきた。こう暑くなるとほとんど何もする気がしなくなってくる。

夕方から、ご近所のNご夫婦とイタリアンを食べに出る。Nご夫婦は、子どもが小さい時から大変お世話になった方で、その後、子どもも大きくなり、双方の仕事も忙しくなったことから、ほとんどお話をする機会がなかった。

今回は、私たちが現役を離れたということから、一度夕食でもと、お誘いを受けて実現したものである。
まずはビールで乾杯し、サラダを食べる。

最初は、私たちの長男が小さい頃、Nさん宅に預かっていただいたこと、Nさんの息子さんを連れて海づりに行ったことなど、懐かしい思い出話に花が咲いた。その息子さんは、今は、結婚されて東京にお住まいだ。Nさんご夫婦は、最近はハイキングに週に1回のペースで行っているとのことで、至ってお元気である。Nさんは既に70歳過ぎておられるが、血色もよく、見るからにお若い感じだ。お聞きすると、スポーツトレーナーについて、ストレッチなどもやっておられる。奥さんの方は20年以上スイミング教室に通われていて、今では1回2000メートル泳いでいるとのことだ。関西周辺のハイキングコースの話などで盛り上がった。

パスタとワインが出されてきて、雰囲気も盛り上がってきた。Nさんは、車の運転が好きで、このほど新車をかわれたとのこと。それなら一度、山梨の拙宅にお越しください。高速で400キロ、地道を30分ほど走ると着きますとお誘いした。Nさんは若い頃、観光客で賑わう清里に行かれたことがあるそうだ。

その後、一品料理が出た後、ピッツァが出てきたが、もうお腹が一杯になってしまって、食べられなかった。

店を出ても、話が尽きないので、引き続いてNさん宅で2次会となる。話が福島原発に及ぶとさすが、元大学工学部の教授のNさんの話は面白い。理論的には、プルトニウムを使わない安全な原発も可能とのこと。かなり専門的な話になってしまったが、科学者として科学の力への思いは、強いものがあると感じさせられた。

Nさんの奥さんは、ヴァイオリンを弾かれていて、現在市民オーケストラで演奏されている。フルートとヴァイオリンで何か一緒にできるものはないかと楽譜を探していただいたところ、バッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲」(BWV1043)が出てきた。そう言えば、二本のフルートで演奏しているのを聴いたことがある。ざっと目を通すと、ヴァイオリンは低音がGまで出るがフルートはCまでであるので、演奏できない部分があるようだ。
それでも、とりあえず写しを取ってやってみますということになり、今日の夕食会はお開きとなった。