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日本遺族通信 平成22年10月15日号の遺書と九段短歌

2010年10月26日 07時15分39秒 | 日本遺族通信


        平成22年10月 靖国神社社頭に掲示された遺書
        高知県出身 海軍一等兵曹 楠瀬 益實 様(23歳)
      昭和18年10月12日 ニュープリテン島方面にて戦死 合掌

今号もお若いお方の遺書をご紹介することとなりました。 
           魂は永遠に生きる 
遂に死ぬべき時が来た。
帝国軍人として最大の名誉の時が来た。
今より小生は昇天するのだ。 (中 略)
魂は永遠に生きる。
靖国へ行って待っている。折りがあったら会ひに来られ度。 (後略)
ご一同様

靖国神社にはこのようにお国の為に散華した多くのお方の魂が眠っております。
国会議員の役職にある皆様は参拝をしないと明言しておりますが、そのお心に気持ちは許されるのでしょうか。  
英霊のお気持ちに対して、国立墓地は許されないと考えます一人です。
大臣の皆様は強い信念を持って外交問題にものぞんでいただきたく切望致します。

今号に寄せられました鎮魂の歌をご紹介させていただきます。
お目を通して頂けましたら有難く思います。
   亡き母が父の思い出語らむ時きらり光る何かを見たり       さいたま市 女性
   いつまでも三十五才のお父上想像できぬ百才の姿           広島市 女性
   いつの世もいくさは悲しと医王寺に 「咲かで散る椿」 の物語きく       横手市 女性
   海岸の椰子の葉渡る風ありてソロモン海にのぼる太陽          富士吉田市 男性
   戦ひをじっくり孫や子に聞かす涙拭きつつ今日終戦の日        青森県 女性
   父の顔知らぬ息子も孫を抱き父の位牌に幸せ告げる          松江市 女性
   兵となり生きて帰らぬ吾が父を迎へに行きたし遠きシベリア      大阪市 女性
   恐山つゆの晴れ間に散策す戦没者の碑にしばし黙せり           南相馬市 男性
   終戦のわが思ひ出は夜ごと照らすサーチライトの灯の消えしこと      名古屋市 女性 
   ミャンマーと聞き読むたびにビルマこそ父が散華の地なりと思ふ       尾道市 男性
   織姫の彦星恋ふる様にあり年に一度の靖国千灯祭は             常滑市 女性
   父の戦死知らざりしわれの帯解きは母の手作りのセーラー服着き    千葉市 私

コメント (2)
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