少し前になりますが、
大阪市立美術館で開催されたフェルメール展へ行きまして、upしましたね〜。
東京で開催のフェルメール展と大阪で開催のフェルメール展では、
若干出展作品が異なり、大阪のフェルメール展では、↑この6作品でした。
その際に、数枚のポストカードを購入しました~。
大阪での、展示作品以外の、貴重な作品の数々のポストカード等も、販売されていて、
大盛況模様でした〜。
ヨハネス・フェルメールは、バロック期を代表する、オランダの画家。
フェルメールは、流派や師事した画家等、
不明点が多く、
前にもどこかで触れたように思いますが、
43年の短すぎる生涯を通じて、
どのくらいの絵を描かれたかはわかりませんが、
現存が確認されているものは、世界で35作品程とされています。
かなり少ない方の有名画家ですよね。
そして、その貴重な数作品は、
静物画と風俗画を融合させたような雰囲気の絵画である事が特徴のような感じ。
画全体は、光と影を上手く使った技法が特徴的であったりしますが、
ちょっと薄暗い室内に、光が差し込んでいる感じに、
生活感を感じたりします。
どちらかと言うと、
奇抜な印象ではなく、
何気ない日常や、登場人物も、メイド等が多かったりするのに、
ずっと見ていても飽きない魅力があります。
光と影は、絵画だと言うのに、リアル感があるし、
人物の表情や、体の何気ない・・・ほんとに何気ない動きや体自体の表情も、
私は独特のぬくもり感を感じます。
あの光と影の感じは、
今の時代にある、妙に明るく強い光ではなく、
自然光が部屋に差し込んだり、
その時代のその表情を映し出している気がします。
手紙を書く女等・・・、何かこちらに話しかけているような、
モナリザでもないですが、
どの位置からも見つめられているような、
不思議な感覚を感じる作品も数々。
自分自身、
その当時にその部屋にいるわけではないのに、
その時代にタイムスリップしたかのような、
不思議なノストラジックな感覚になるような、
魅力ある作品が多いです~。
↑牛乳をそそぐ女は、
数ある作品の中でも、
名画中の名画な気がします。
好きな絵の一つです。
年季の入ったような部屋の白壁の感じや
窓枠の感じ、
注がれている牛乳は、
きっとメイドさんのいつもの作業の一コマ。
当たり前の風景は、
それだけに、
時代を超えても親しみがもてる、
そんな気もします。
色使いも、興味深いです。
この前、FOXで放映していた、
ウェントワース女子刑務所の何話だったかな〜、
ジャックスと言う年配の元ボス級の女性の部屋に看守が入ったシーンで、
その部屋の片隅に、彼女の持ち物が置いている棚に、牛乳を注ぐ女のポストカードだか何だか、
複製画があったのが、目に留まりました。
こんなドラマの一コマで、使われているとは。
一コマで見る、キャラクターの持ち物や服装や、
身なりからも、キャラクター像を想像する上で、
何気に深みを増し、
視聴者にとっては、興味深いものです。
牛乳を丁寧に注ぐ、
メイドさんを丁寧に描く作品から、
穏やかな時間の流れを感じます〜♪
↑フォトのヴィエノワズリーは、エディアールのクイニーアマン。