皆さん~、今日は~
今日は、とっても穏やかな晴天~、朝は、空気が冷たかったですが~、
・・・それも・・・、秋感じて~、心地良かったね~
・・・比較的、日中暖かさ感じる日でも、時間の経過とともに、冷えてくるのも早いですね~
冷えてくると、動くのがおっくうになってくるかもですが~、自分を甘やかさないように~(笑)
便利な世の中ですが、それを良い事に、人任せ・・・、機械任せにしたり・・・、
受動的になり過ぎない事って、大切だと思いますわ~
・・・昨日は、6時間くらい、3人で、お喋りしておりましたわ~
・・・3時間くらいと思っていたけれど・・・、また、こんななったな~って、感じでしたが~、
・・・ほんと・・・、素敵なお友達らで~、心地良かったな~
・・・昨夜、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』繋がりで、”カナリヤ鳴く空”を、
ご紹介しましたが~、いかがでしたでしょうか~?
今日のこの時間は、そんな太宰治さん繋がりで~、又・・・、読書の秋・・・と言う事で~、
桑田さんの、”声に出して歌いたい 日本文学 〈Medley〉”を、ご紹介したいと思います~
・・・、ほんと・・・、遊び心持って、曲作りをなさっているんだな~とつくづく思うのと~、
・・・、音楽×文学も・・・、秋には、goodかしら~?~なんて思ったりです~
・・・しかし、18分45秒の曲のようで~、歌詞も長くなりますので~、
・・・こんな曲も桑田さんの作品にあるんやな~程度に、適当に、
楽しんでいただければ~、OKですわ~
長すぎるので、ご自分の読みたい歌詞のところだけ、ピックアップでOKだと思いますわ~
全て読んだりしなくてもOKですわ~
では~、早速~、どうぞ~
声に出して歌いたい日本文学
(作詞:作家さん方が作られた文から桑田さんが、一部抜粋し、歌詞に使っている・・・、
中原中也・高村光太郎・太宰治・与謝野晶子・芥川龍之介・小林多喜二・樋口一葉・石川啄木・夏目漱石・宮沢賢治の文学作品から一部抜粋 / 作曲・編曲:桑田佳祐)
『汚れつちまつた悲しみに...』 中原中也
(*↑↑歌詞カードに忠実に書きました・・・「つ」が大きいとか・・・色々・・・気になりますが・・、ある意味、原文に忠実に抜粋したと言う事かな・・・苦笑。
以下の歌詞も全て、歌詞カードに忠実に入力しております~。)
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
たとへば狐の革裘(かはごろも)
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
倦怠(けだい)のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみは
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる...
『千恵子抄』 高村光太郎
千恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
千恵子は東京に空が無いといふ、
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
千恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の上に
毎日出てゐる青い空が
千恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
『人間失格』 太宰治
恥の多い 生涯を送ってきました。
自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです。
自分は隣人と、ほとんど会話が出来ません。
そこで考え出したのは、道化でした。 最後の求愛でした。
夕立ちが降った或る放課後、「耳が痛い」と言う竹一を見ると、
ひどい耳だれで、念入りに耳の掃除をしてやりました。 人間、失格。
いまは自分には、幸福も不幸もありません。
自分はことし、二十七になります。
白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、四十以上に見られます。
子供相手の雑誌だけでなく、駅売りの粗悪で卑猥(ひわい)な雑誌などに
汚いはだかの絵などを画いて、画いていました。 人間、失格。
『みだれ髪』 与謝野晶子
やは肌のあつき血潮(ちしほ)にふれも見でさびしからずや道を説く君
乳ぶさおさへ神秘のとばりそとけりぬここなる花の紅(くれなゐ)ぞ濃き
いとせめてもゆるがままにもえしめよ斯くぞ覚ゆる暮れて行く春
春みじかし何に不滅の命ぞとちからある乳を手にさぐらせぬ
人の子の恋をもとむる唇に毒ある蜜をわれぬらむ願ひ
『蜘蛛の糸』 芥川龍之介
ある日の事でございます。
御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、
独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
この極楽の蓮池の下は、丁度地獄の底に当っておりますから、
水晶のような水を透き徹(とお)して、三途の河や針の山の景色が、
丁度覗き眼鏡を見るように、はっきりと見えるのでございます。
地獄の底に、犍陀多(かんだた)と云う男が一人、蠢いている。
この男は、人を殺したり、悪事を働いた大泥坊、
それでもたった一つ、善い事
蜘蛛を殺さず助けてやったからでございます。
御釈迦様は地獄の容子を御覧になりながら、
犍陀多には蜘蛛を助けた事があるのを御思い出しになりました。
この男を地獄から救い出してやろうと御考えになりました。
『蟹工船』 小林多喜二
二人はデッキの手すりに寄りかかって、蝸牛が背のびをしたように延びて、
海を抱え込んでいる函館の街を見ていた。
蟹の生ッ臭いにおいと人いきれのする「糞壺」の中に線香のかおりが、
香水か何かのようにただよった...
諸君、とうとう来た!
長い間、長い間俺達は待っていた。
半殺しにされながらも、待っていた。 今に見ろ、と。
しかし、とうとう来た。
俺達は力を合わせることだ。 俺達は仲間を裏切らないことだ。
彼奴等(あいつら)如きをモミつぶすは、虫ケラより容易い(たやすい)ことだ。
「おい、地獄さ行(え)ぐんだで!」
「ストライキだ。」
『たけくらべ』 樋口一葉
何時(いつ)までも何時までも人形と紙雛(あね)さまとをあひ手にして
飯事(ままごと)ばかりして居たらば嘸かし(さぞかし)嬉しき事ならんを、
ゑゝ厭や厭や、大人に成るのは厭やな事、
何故このやうに年をば取る、最(も)う七月十月(ななつきとつき)、
一年も以前(もと)へ帰りたい
『一握の砂』 石川啄木
東海の小島の磯の白砂(しらすな)に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指のあひだより落つ
こころよく
我にはたらく仕事あれ
それを仕遂げて死なむと思ふ
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
花を買ひ来て
妻としたしむ
一握の砂
『吾輩は猫である』 夏目漱石
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
ある穏やかな日に大きな猫が前後不覚に寝ている。
彼は純粋の黒猫である。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
『銀河鉄道の夜』 宮沢賢治
銀河ステーション...
ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいでなんにも云えずに博士の前をはなれて
早くお母さんに牛乳を持って行ってお父さんの帰ることを知らせようと思うと
もう一目散に河原を街の方へ走りました。
この長い曲は、桑田さんの12枚目のシングル曲『君にサヨナラを』(2009年12月9日発売)に同時収録のカップリング曲、2曲のうちの1曲。
さきほど書きましたように、18分45秒と・・・、複数の歌詞に合わせて、メドレー形式で、長~い曲になっております~
桑田さんの、ソロのアルバム『I LOVE YOU ~now & forever』(2001年7月18日発売)のDisc2の、5曲目にも収録されている
日本の有名かつ、皆さんが、何かしらで、記憶にあったり、親しんだりした作品の、ほんの一部ですが、歌詞にし、
桑田さんの感性で、曲をのせて行くと言う・・・、当時、遊び心の延長上にあった、新しい試みであったと思われます~
Youtubeでは、多分・、カヴァーしか出て来ないと思うし、
それを、1度くらいはどんな感じか聴いてみて、
あとは、好きな・・・、又は、ご興味のある作家さんの、
桑田さん抜粋の歌詞を、楽しんでいただければ・・・、幸いです~
・・・私もいくつか・・・、懐かしいなと思う作品・・・あります~
・・・それと、太宰治さんは、映画を思い出しながら、抜粋の歌詞を、読んでみたりですわ~(笑)
ちなみに桑田さんは、これらの文学作品は、ほとんど読んでいないとの事~(桑田さんらしい?・・苦笑)
メロディは、顔写真で決めたものも多かったそうですが(ふざけてる?・・苦笑)、
歌詞に使った文を読んでの感覚でも、メロディーは、ひらめきがあったのではないかな~と思ったりします(桑田さんをフォロー)~
(Wiki参考~)
皆さん~、夕方から~、疲れ感じるかもしれませんが~、
温かい珈琲や紅茶を飲んだりして~、
ちょっとした休憩をいれながら~、良い時間を過ごして下さいませ~
またね~
À bientôt ~
忙しくなっちゃって、upが遅れました~、すいませんでした~