汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 性

2009年05月30日 | 初期中期の詩
悲しみに咲く小さな花
心の奥底に沈みこんでいく幽かな希望
己の宿命に木霊する頼り無い息吹を
幽かな時間の上で確かに感じている
なぜこの性を受け継いだのか
北風に運ばれた哀しい調べは
虚しく空に響き渡っていく
悲しみに暮れ途方もなく彷徨う中
光はいつしか夕闇の凪の中へと消えていく
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みやすけの詩 朝

2009年05月30日 | 初期中期の詩
爽やかな風がこの身を摩り
朝の晴れやかな日和をこの体に感じる
鳥の唄う声が幽かに朝の中を揺らめ渡り
風が梢に語りかけている
僕は一生の内のこの時間の流れを
何よりも愛している
澄み渡る空の青さと
不定形な雲のワルツ
体がまるで空に溶けてしまいそうな
平和な一時を
この身に預け入れ
そして抱きしめる

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摩る→さする
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