汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 雨の日

2010年06月20日 | 歌詞
消えた雲の行方を追って
吐き出した声の儚さは
憂鬱な時雨の降る朝に木霊した
轍の跡に浮く旅人の足音

羨望が未来の安らぎを約束するのなら
その混在した欲望を
あえて閉ざした夢の道を眺めるように
想い哀しむ今日の夕暮れの中へと託せばいい

泡沫に消えて行く哀愁の調べを唱える
あなたの横顔は
剥き出しにされた表皮に流れる涙を想う


消えた愛の行方を捜して
継ぎ足した水の無情さは
暗鬱な響きの映える夜に涙した
少女の唄に泣く旅人の憂き声

渇望が過去の慟哭に狂乱するのなら
その混沌とした憎しみを
固く閉ざした途の跡を憐れむように
想い強張る明日の朝焼けの中へと埋めればいい

徒然に暮れて行く太陽の姿を見つめる
あなたの横顔は
剃り落とされた心に溢れる不安を抱く
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