汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 感傷の唄

2010年06月21日 | 歌詞
青空に続く 雲を見つめて
吐き出した言葉の泡沫は
つまらない欲望に振り回されるだけの
唐突な感情の起伏

そぞろ行く羨望の未来でさえ
横暴な戦慄に潜む ただの幻惑でしかない
雨に打たれて しゃがれた声にまどろむのは
夢の跡に消えた 吹き溜まりに疼く虫の吐息


寒空から降る 雪を眺めて
紡ぎ出した愛の移ろいは
収まらぬ興奮に振り回されるだけの
辛辣な情緒の乱れ

感傷でさえ虚ろな現ならば
涙に暮れた無為な時も ただの無情でしかない
風に吹かれて 佇む恣意の儚さは
夜の帳に降りる 孤独に包まれた虫の知らせ

嘘に縛られた哀しみを背負い
流離い行く海辺に 落とした涙の雫は
恍惚とした光に揺られ 小波に沈んでいく 


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