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一酸化炭素を室温で高効率に無害化する新触媒

2018-08-07 | 科学・技術
 物質・材料研究機構(NIMS)は、首都大学東京、NBCメッシュテックと共同で、一酸化炭素(CO)を室温下で無害化する新触媒を開発したと発表した(7月19日)。
 酸化鉄のナノ多孔体に金ナノ粒子を保持させるハイブリッド型で、市販の触媒に比べ5倍以上の除去率を実現した。
 従来の空気清浄機では、タバコや排ガスに含まれる有毒な一酸化炭素(CO)を効率良く除去することができない。これは、一酸化炭素を室温で酸化除去する有効な触媒がないからである。
 研究チームは、酸化鉄ナノ多孔体に金ナノ粒子触媒を固定したハイブリッド型の新触媒を開発した。1グラムあたりおよそ200平方メートルもの非常に高い比表面積をもつナノ多孔体に、金ナノ粒子を均一に分散させて凝集を抑制することで、室温で一時間あたり8.41molCO/gAuもの高い一酸化炭素の除去能力を実現した。さらにこの触媒は、初期の20%の触媒活性を、長期間維持できることも確認した。
 これらにより、喫煙室向け空気清浄機フィルターなどでの活用が期待できる。
 余談
 昨年(2017年)6月の新聞記事より
 地球の大気の流れから、中国から一酸化炭素が大挙近隣国に広がっている、との報道。
 資料によると一酸化炭素濃度は中国(チベット自治区と内モンゴル自治区を除く)ほぼ全地域が、500ppb(10億分の1分子単位)以上で観測された。中国山東省済寧市と開封市は、1700~1900ppbに達した。
 世界の平均濃度は90ppbである。

 朝から雨。小雨、時々止む。因みに、今日は鼻の日(は8な7)、花の日(花87)、etc・・語呂合わせ。
 道路脇の空地で、”アップルミント”の花が咲いている。近くに寄ったら、微かにハーブ特有の香りがする。葉に青林檎に似た香りがあり、これから”アップルミント”(名の由来)。
 芳香が好まれ、飲み物(ハーブティ、パンチ等)や菓子、ポプリ等のクラフト、入浴剤に使われる。
 アップルミント(Apple mint)
 別名:丸葉薄荷(まるばはっか)
 学名:Mentha suaveolens
 シソ科ハッカ属(メンタ属)
 多年草
 原産地は地中海沿岸~ヨーロッパ
 開花時期:7月~9月
 茎の先の穂状花序に円錐形に白かピンクの小花が密集してつく
 明るい緑色のしわが入った卵形の葉が対生
 葉は青林檎に似た香り


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