歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

配線不要、磁界使い電力供給

2019-06-24 | 科学・技術
 東京大学川原圭博教授らは室内の様々な電子機器に電源コードを使わずに電力を送る技術を開発した(6月17日公開)。部屋の壁や床に金属板を貼り付けて磁界を発生させ、専用の小型コイルで電力に変換する。企業と協力し、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」機器の電源として実用化を目指す。
 大学内に縦横3m・高さ2mの実験室を作り、壁や床の全面をアルミ板で覆った。部屋全体に磁界を発生させて受電機となる直径約10cmのコイルに電気を送った。スマートフォンを充電したり照明をつけたりできた。磁界を利用するこれまでの方法は機器を磁界の発生源に近づける必要があったが、新方式は部屋のどの場所にも途切れずに送電できる。
 発生する磁界の強さは国際的に定められているガイドラインに従い、安全性に問題はないとみている。今後、送電できる効率を高めるなど性能の改良を重ねていく。
 ◆非接触給電(ワイヤレス給電や電力無線伝送とも呼ばれる)
 非接触給電とは、ファラデーの電磁誘導の法則を用い、端子やコネクタなどの金属接点を介さずに、空間を通してコードレスで電力を伝送する技術である。2つのコイルの一方に電流を流すと、もう一方のコイルにも電流が流れ、離れていても電気を流すことができる。例としては、携帯電話や電気シェーバーなどに応用され、充電器の上に機器を置いたり、近づけておくだけで電力が供給され充電ができる製品がある。また、非接触で料金の支払いができるSuicaなどのICカードも、非接触給電技術が用いられている。
 従来の電磁誘導の法則に基づいた非接触給電は、電力伝送の効率が悪く、近距離(数mm~数cm)での送電しかできなかった。そため、主に低消費電力で充電できる小型電気機器に使用されていた。
 2007年にアメリカ・MIT(マサチューセッツ工科大学)が発表した磁気共鳴方式により、非接触給電は大きな進化を遂げることになった。数m規模の中距離に対して給電の可能性を実証した。
 ◆磁気共鳴方式
 磁気共鳴方式とは、送電側のコイルと受電側のコンデンサの共振器を磁界共鳴させて、電力を伝送する方式である。この他に、宇宙太陽光発電に使用される、電力を電磁波に変換して送受信する「電波方式」がある。
 非接触給電の未来の可能性
 現在の非接触給電に関する大きなトピックスは、電気自動車(EV)へ給電を行う給電ステーションの応用である。EVを停めておくだけで給電が可能となる。また、スマートグリッドをはじめとする新たなエネルギー社会の実現にも貢献する。さらに、走行中や停車中でも給電できる非接触給電システムの研究・開発も行われている。EVだけでなく、未来はすべての電気機器がコードやケーブルを使わずに、電力が供給されるのではないだろうか。

 暫く旅行に出かけます。ブログを休みます。・・旅行先は新潟。

 天気は曇り時々小雨、15時頃から雨。今日の最高気温は19℃とか、少し寒い。畑作業は、”レタス”の収穫、”ズッキーニ”の受粉作業と収穫、etc・・。
 垣根に這わせた”ビヨウヤナギ”に花が咲き出した。良く似た花に”キンシバイ(金糸梅)”があり、遠くからは区別できない。この花の美しさは、雄蕊である。黄金色の花びらの中心から糸のように細くて長い雄蕊が作り出す景色が美しい。
 両者の違い
        ビヨウヤナギ    キンシバイ
  花の大きさ 径5cm~6cm     径3cm~4cm
  花の開き  平坦に近く開く   半開きに近い開き
  雄蕊の長  数多く、とても長い 普通の長さ
 ”ビヨウヤナギ”と”キンシバイ(金糸梅)”、両者はオトギリソウ科オトギリソウ属であり、”ヒペリカム”と呼ばれる。”ヒペリカム”とはオトギリソウ属のラテン名で、”コボウズオトギリ”も”ヒペリカム”である。
 ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)
 別名:美女柳(びじょやなぎ)、金線海棠(きんせんかいどう)
 学名:Hypericum chinense
 オトギリソウ科オトギリソウ属
 半落葉性低木
 中国原産、渡来は江戸時代
 開花時期は6月~7月


最新の画像もっと見る

コメントを投稿