歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

MERSコロナウイルスを迅速・簡便・正確に検出する方法の開発に成功

2016-05-03 | 医学
 横浜市立大学の梁明秀教授を中心とした共同研究グループは、「MERSコロナウイルスを短時間で簡易に、かつ正確に検出可能なイムノクロマトキットの開発に成功した」と発表した(Frontiers in Microbiology(平成28年4月20日オンライン版)に掲載)。これにより、MERSコロナウイルスを迅速(従来2~3時間を15分程度に)に特定し即時対応でき、感染の拡大阻止への寄与が期待される。
 本研究グループは、MERSコロナウイルスを構成するタンパク質を、梁教授の保有技術であるコムギ胚芽無細胞系を応用した病原体タンパク質合成法で大量に調製した。次に、これを免疫原とすることにより、MERSコロナウイルスを検出できるマウスモノクローナル抗体を新たに開発した。本抗体の認識する部位をバイオインフォマティクス手法により詳細に解析したところ、遺伝子型が異なるMERSコロナウイルスにおいても保存されており、MERSコロナウイルスを網羅的に検出できる優れた特性を有することが示唆された。この認識部位は近縁のウイルスとは類似性が非常に低く、実際に本抗体は他のウイルスとは全く反応せず、MERSコロナウイルスとのみ反応することが明らかになった。
 さらに、この高性能な抗体を関東化学の試薬キット化技術と組み合わせることで、MERSコロナウイルスを簡単・迅速に検出できるキットの開発に成功した。国立感染症研究所の協力を得て、実際にMERSコロナウイルスを約15分で目視検出できることを確認した。
 ◆MERS(中東呼吸器症候群)
 MERSコロナウイルスは、2012年にサウジアラビアで同定された重症の呼吸器疾患を引き起こす新型のコロナウイルスである。致死率が約36%と非常に高いことがWHOから報告されている。これまでに世界で1600人を超える症例があり、2015年には隣国の韓国で大流行があった。現在、韓国国内での流行は収束しているが、サウジアラビア等の中東地域では依然として感染者の発生が続いいる。
 MERSコロナウイルスに対する抗ウイルス薬や感染予防のためのワクチンは未だ存在していない。

 今日は5月3日、憲法記念日。現在の日本国憲法は、1946年(昭和21年)11月3日に公布、1947年(昭和22年)5月3日に施行され、施行から満69年となる。改憲・護憲・加憲等の論議があるが、国の将来のために、安全・安心な国造りの論議となって欲しい。 近所の畑で、4花弁の花が咲いていた。多分アブラナ科の植物と思ったが、名は分からない。調べてみたら、”ルッコラ”の花だ。・・葉は良く見るが花は初めてだった。
 葉は伊語のルッコラ(rucola)、英語ではロケット (Rocket)と呼ばれる。和名ではキバナスズシロ(黄花蘿蔔)と言う。葉はサラダ(生食で)、ピザ・パタスの彩り、 肉・魚料理のツマに使う。種はハーブティーに使われる。花はアブラナ科特有の十字型の4花弁、薄黄色の花弁に紫色の脈が入っている。
 ルッコラ
 別名:キバナスズシロ(黄花蘿蔔)
 アブラナ科キバナスズシロ属
 一年草の葉野菜・ハーブ
 原産地は地中海沿岸
 利用の歴史は古く、古代ローマ時代には食用として利用
 開花時期は4月~7月


最新の画像もっと見る

コメントを投稿