魏志倭人伝に、壱岐に一支国(いきこく)があるとあり、カラカミ遺跡は一支国の都「原の辻遺跡」(国特別史跡)とともに弥生の環濠(かんごう)集落跡として知られる。カラカミ遺跡は、弥生中期から後期(今から約2200~1700年前)の高地性の環濠集落で、標高30~90mの山頂や傾斜面にある。規模は、南北約500m・東西約90mの扇形に広がっている。
長崎県壱岐市教育委員会は、弥生時代の環濠集落跡「カラカミ遺跡」で、国内で初めて鉄生産用の地上炉跡が複数(少なくとも6基)確認されたと明らかにした(1月13日)。
弥生時代の地上炉跡は国内で初めての発見で、国内での地面に穴を掘り込む鍛冶炉と異なり、韓国南部の勒島(ヌクト)遺跡などに見られる精錬炉跡と似ているという。宮本一夫教授(九州大・考古学)は、出土状況などから「精錬炉の可能性がある。そうであれば、弥生時代に鉄を生産していた重要な遺跡だ」との事。因みに、日本での鉄の精錬が始まったの6世紀以降とされている。
朝から晴れ上がって青い空が広がる。でもチョット雲が多いかな。
ヤツデの白い球状に集まった花が青空に映える。ヤツデ(八手)は名前の如く大きく裂けた葉が特徴で、7裂か9裂するものが多い・・8裂は見た事がない。花は、一つの花が雄花と雌花となる。初めに雄花が咲き、他の木の雌花に受粉させ、次に花弁と雄しべを落とし、花柱をのばして雌花となり、他の木の雄花の花粉で受粉する。一つの木で雄性期(雄花期)と雌性期(雌花期)が同時になる事はなく、雄性期と雌性期をずらして自家受粉を避けているとの事。(写真は雌花期)
ヤツデ(八手)
別名:天狗の葉団扇(てんぐのはうちわ)
学名:Fatsia japonica
ウコギ科ヤツデ属
常緑低木
原産地は日本
開花時期は11月~12月
小花が枝分かれした柄の先に纏まる
花の実は春に熟し、黒色となる
学名(Fatsia japonica)の”japonica”は日本産を意味し、”Fatsia”は日本語の”八”である。”八”は古い日本語の発音では「ふぁち」・「ふぁつ」とF音を使っていた。例えば、「母」の発音は「ふぁふぁ」・「ふぁわ」だった。
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