天候に恵まれたゴールデンウィークは、
4回浮いて釣り上げたヒラマサゼロという、想像もしなかった結果に終わりました。
ほぼ1日置きに浮いて、合間に潮干狩りという強行軍だったため、体はボロボロ状態。
でも、このままでは終われない!
5月9日土曜日、またしても浮いてきました。
今週は日曜日に用事があって、珍しく土曜釣行です。
現地に着くと、ゴールデンウィーク中の混雑はどこへやら、
ほとんどボーターがいません。
トレーラブルが1艘だけ。
準備が終わった頃に、見たことがあるエルグランドが登場。
赤いJELのヤマダさん!久しぶりです。なんと1年ぶりの登場です。
「いろいろあって、体調壊して・・・、やっと復帰です」
とのこと。よかったです。
天候は曇り。
風は弱い南風。
予報を見て、釣りづらいと感じた方も多かったのでは?
実際の海況はというと・・・。
ベッタベタです。超べた凪。
この写真、沖合い3kmほどのジギングポイントです。
まるで入り江内のような静けさ。
5月6日もべた凪でしたが、それを上回る超べた凪です。
またしても、
「凪倒れ」
の文字が頭に浮かびます。
水温は18.5度と幾分戻しました。
こちらは期待できる変化ですね。
潮流は少しありますね。6日よりはマシな印象。
しかし、ベイトの反応はあるものの青物はいません。
1時間ほどで見切りをつけ、
遅れて登場したヤマダさんと情報交換した後、遠征に出ることにしました。
海は相変わらずのべた凪。
どこまで行ってもこの状態です。
少しでも潮が流れるポイントを探し、どんどん遠方へ移動します。
水深30m。ジギング船も時折登場する沖のポイントに到着しました。
半信半疑でジグを落とします。
ここも厳しいか・・・、と諦めかけた頃、
ベイト反応が割れて、水深の浅い部分に青物っぽい反応・・・、
とその瞬間、
「グググンッ!」
既にジグはかなり巻き上げてきていて、残り10mくらいだったと思います。
つまり、ヒットポイントは水深10mの上層部。
強引な引きに竿先を持っていかれるも、ここで目いっぱいの大合わせ!
ロッドはMCワークスNB583SS、リールはステラSW6000H、メインラインはPE4号です。
このところ、653SSにPE3号、583SSにPE4号の組み合わせを使っていますので、
今回のタックルは大物仕様のほうでした。
当然、大物用なのでドラグはかなり締め込んであります。
ラインは10mしか出ていないのに、全くドラグが鳴りません。
つまり、ラインがわずか10mのままヒラマサがボートの周りで暴れまわる形になります。
「おー、久々に楽しーーーい」
ここまでの表現でお分かりでしょうが、このヒラマサはそれほど大きくありません。
程なくランディングに持ち込みます。
今回はネットも問題なくすぐに準備できました。
ようやくヒラマサゲットです。75cm、3.7kg。
なんとこのヒラマサ君、
150gのメタルジグを丸呑みしていました。
なにげに583SS、ようやくのヒラマサ入魂です。
かなり前に購入したものの、全く使う機会が無かった自撮り棒がようやく活躍します。
ドヤ顔に見えます?
実はうまく自撮り棒が扱えず苦心している図です(笑)
それにしても、バックの海を見るといかに凪かわかりますよね。
チャンス到来と2本目を狙いますが、群れが小さかったのかあっという間に無風状態に逆戻り。
その後はさらに遠方へ、沖へと徘徊しますが、潮が全く流れない状態に・・・。
結局、沖へは水深100mラインまで行きました。
水深100mラインでは、ところどころ鰯の群れが上層にあらわれます。
その下にの水深4~50mあたりに鰯とは異なる反応が出る事があり、その犯人を確認するべくジグを投入。
まっずぐ沈んでいくジグが、ちょうど水深40mほどでばったり止まりました。
フォール中にアタリです。
これは、おそらくあいつでしょう。
合わせてみるとしっかり乗りました。少し重みが伝わります。
何か生命反応があります。
その程度です。間違ってもヒラマサではありません。
やっぱり。
中層の魚群は中~大型の鯖と判明。
せめてワラサあたりだったらもう少し楽しめたんですけどね。
鯖はたくさん要らないのですぐに撤収。
再度ジギングポイントへ、さらにシャローのキャスティングポイントへ。
この頃には南風が少し強くなって、小さな波が立つようになって来ました。
雰囲気は良くなりましたが、ヒラマサからの魚信は無し。
この日、ハンディGPSの電池が切れて写真がありませんが、
おそらく50kmほどは移動したでしょう。
ガソリンが残り少なくなったPM1:00ころ、ストップフィッシング。
結局、終日穏やかな海でしたよ。
というわけで、何とか結果を残す事ができましたが、
いつものポイントでもなく、しかもワンチャンスを何とか物にしただけの、
再現性の薄い釣果でした。
残念ながら、全開宣言とは行きません。
今年はこんな感じで終始してしまうのでしょうか?
今の状態が続くと、移動距離を稼げる高馬力船外機が無ければ釣果は望めません。
2馬力船外機のヤマダさんは、ジギングポイントとシャローで頑張ったようですが、
釣果がないまま先に岐路に着いたそうです。
釣ってもなんだか心が晴れませんね。
また次回ですね。
そろそろ毎日べた凪、というわけにはいかなくなるでしょうし、そうなると遠征にも限度があります。
ヒラマサが接岸してくれる事を祈りましょう!
それではまた おやすみなさい