12月最初の週末、
3日は外房禁漁日、4日は南西風が強く荒れ予報。
つまり、またしても外房釣行は不可能でした。
3日は何をしようか悩みましたが、
天気予報は朝の冷え込みがきつい以外は上々だったので、
12月でシーズン終了となる西湖に行くことにしました。
実は11月22日にヒメマスの放流を行っており、
一部のボート店で釣果が上がっているとの情報があり、
この秋1尾も釣れていないヒメマスをゲットしようとの企みです。
計画としては、朝イチでヒメマスを狙って遠征を実行、
2~3時間で一定の釣果を上げたらワカサギへ。
ワカサギは大量の在庫があるので数狙いはしませんが、
それでもそこそこ釣れてしまうだろうという甘い考えでした。
現地到着は6:00でした。
最低気温の予想は-3℃でしたが、
思ったほど冷え込まなくて、道中の最低が-1℃、
現地は1℃でした。
それよりも店主から気になる一言。
「今日は昼から西風が強くなる予報っす」
なに?聞いてないよ!
終日穏やかだと思っていました。
とは言え、まあ何とかなるでしょう、と大甘なぐっちゃん。
後から気が付いたのですが、
西湖では何とかなるのは東風で、
西風は吹き出すと手が付けられないことが多い、みたいです。
準備して一度出航したのですが、
カメラとして持ち込むスマホを忘れたことに気づき一度帰航。
スマホを持って写真をパチリ。
完全に出遅れました(涙)
こちらが今日のボート、装備の数々です。
再出航は6:50。20分の出遅れです。
ご覧のようなベタ凪の湖を、ハンドコンの威力でどんどん進み、
西湖のほぼ中央部分を縦断します。
対岸にはヒメマス好調の他の貸しボートがあり、
最初は少し離れた場所でヒメマスの反応を探し30分ほどウロウロしました。
結局ヒメマスの反応はなく、
局所的に釣れているのではと考えて、そのボート店のボートが浮かんでいる近くまで移動。
様子を伺うと、小さいですがヒメマスを釣り上げているのを2度ほど目撃しました。
運良く近くのブイが空いていたので、それにボートを固定。
水深30m強、底の方にワカサギと思われる反応が見られます。
底まで落とすと岩なのか草なのかわかりませんが、
オモリが根がかりします。
25m~15mの間を少しずつ棚を変えながらアタリを待ちますが、
一向にアタリがでません。
1時間ほどここで粘りましたが、
周囲もほとんど釣れなくなって、静かな時が流れます。
うーん、うろうろしている間に時合いは去ってしまったのか??
同じ丸美ボートの手漕ぎ師2艇4人が近づいてきたので、
ぐっちゃんはブイを彼らに譲り、
トローリング形式で付近を探る作戦に変更しました。
しかし、好転ぜず。
9:00にはワカサギに変更しようと思っていたので、
ヒメマスに見切りをつけて、
再び西湖を縦断してワカサギポイントに移動することにしました。
この時までは非常に気持ちが良い西湖のクルージングでした。
魚探のGPSで速度がわかるのですが、
6.58ノットとなっています。
時速12kmくらいですね。
ゆったり自転車を走らせているくらいの速度です。
予定通り9:00にワカサギポイントまで戻りました。
ワカサギの反応を魚探で見ながらアンカリングする場所を探します。
このあたりでいいかな、とアンカーを降ろした時、
湖の異変に気づきました。
「あれ、風が強くない??」
実は縦断中に気になっていました。
対岸を出発した時には完全に無風だったのですが、
途中から北風を感じていたんです。
南から北にボートを走らせたので、そのせいで風を感じるのかと思っていましたが、
ボートを止めても風は感じます。
しかも最初は北風でしたが、徐々に北西に、さらに西風に短時間で変化しています。
昼からって店主は言っていましたが、3時間早く西風になりました。
しかもけっこうな強風です。
4kgのフォールディングアンカーを使っているのですが、
なんとそれでボートが止まらず、走錨してしまいます。
これでは釣りになりません。
周りを見ると、みなさん手漕ぎなので、
走錨した挙句アンカリングを繰り返しています。
ぐっちゃんはハンドコンなので、手漕ぎほど苦労せずに移動できるのですが、
なんとかブイまで移動して、ブイのロープにくくり付ける作戦。
ようやくボートは止まりましたが、
希望するポイントとは水深もエリアも異なります。
上の写真を見ると、波と風の状況がわかるのではと思います。
9:53にようやく1尾目を釣りあげました。
移動を始めて1時間以上経っています。
準備していた時間もありますが、
ボートを止めるのに四苦八苦していたというのが一番の理由です。
10:14にようやくツ抜け。
やはり西湖のワカサギはサイズが良いのですが、
群れはほとんど入らないし、入ってもすぐに通り過ぎます。
完全な拾い釣り状態。
風向きや水の流れでボートはちょくちょく向きを変え、
そもそも風と波でワカサギのアタリも非常にわかり辛い状態でした。
すでに湖面はこんな状態。
風が強いときの館山湾みたいです。
外房のうねりを伴うピッチの広い波ではなく、
ピッチが狭い内房の波という感じですね。
あまりに釣れないので、
飛沫を浴びながら禁漁区近くまでボートを走らせ、
禁漁区を示すブイとロープにボートをつないで、
ワカサギの群れを待つ作戦に切り替えます。
ちなみにこの日の釣り座は、
こんな感じです。
この日唯一の3連。
昼過ぎにようやく30尾突破。
うーん、一桁違いませんか!?
魚探反応は薄いまま。
たまーに魚群が入りますが、長続きせず、
13:00を過ぎた時点で片付けを開始しました。
片付けを終了し、帰航のために操船をする直前のカウンターです。
朝にヒメマスポイントのブイを譲った2艇の手漕ぎボートが、
やはりぐっちゃんの真似をしてロープにへばりついて頑張っていましたので、
挨拶をして帰航。
ちなみにそれ以外の数艇は、ほとんど午前中、
早い人は9時台に岸上りしたそうです。
まあ、正解ですね。
でも、9時台だとぐっちゃんは完全ボウズだったんですよ(笑)
完全に天候を読み違えた作戦ミスですね。
ぐっちゃんがヒメマスポイントのブイを譲った2艇4名は、
その後昼まで頑張ってアタリひとつ無かったそうです。
おそらく、ヒメマスの時合いは朝の1時間くらいだったのでは?
朝からワカサギを頑張っていた人は、
9:00までに100尾以上上げた方もいたそう。
それでも2時間以上かけて100尾ですから、良いペースではないですけど。
今回のぐっちゃんのミスは、
①よくポイントがわからず、朝イチにヒメマスを求めてウロウロしたこと。
②周りも釣れていないのに9:00近くまでヒメマスポイントで頑張ったこと。
③天候を読み切れなかったこと
そもそも、9:00からボートが止まらないほどの強風で荒れるとわかっていたら、
西湖まで来なかったでしょう。
そういう意味では、ぐっちゃんの作戦ミスが招いた貧果でした。
久々にやっちゃいました、という貧果。
次女と一緒に行ったときでも1本竿で90尾以上釣っていますから、
今回は西湖史上最低の1日だったと言えるでしょう。
1尾あたり5gオーバーはさすがですけどね。
帰り道、曇り空なのに富士山がバッチリきれいに見えました。
早上がりしたので、西湖釣行としては珍しく渋滞にはまることもなく、
早い時間に帰宅できたのが救いですかね。
翌日に体力を残すことができました(笑)
4日も朝はかなり冷える予報ですが、
風を考えるとあそこですね。
それではまた おやすみなさい
ワカサギのストックは困るほどありますし、前回マスも釣っていますからおかずが欲しいわけではないですよね。
ヒメマスを釣るということが、前回存分に釣られたマスに比べてどういうことなのか私にはわかりませんが、釣りたい魚があるなら狙うのは当然ですよね。
作戦ミスでというよりも、いつも釣れるとは限らない魚と今回はマッチングが悪かっただけのことで、こんなことはヒラマサ釣りでは当たり前にあったことではないでしょうか。
山中湖や河口湖のワカサギが恐らく今からが本格的なシーズンだというのに、西湖は12月で終わりというのは、ドーム船がない中で寒くなったり凍結があるからでしょうか。
魚体が大きいというのもこんなことが影響しているのでしょうかね。
ブログは原則1釣行1記事として、1本に2日分とかは書かないようにしている(後から集計用)ので、記事の数だけ釣りに行っているという事になりますね。
ヒメマスは陸封型のサケの子供なのですが、これがメチャクチャ美味いんです。特に次女が気に入っていて、他は食べなくてもヒメマスが食べたいと言います。春はビギナーズラックで釣れたのに、この秋はプランクトンが原因の濁りのせいかほとんど釣れないので、放流後の今が一番可能性があるかなと挑戦した次第です。
天候に左右されるのは釣りでは当たり前なのですが、今まで西湖では釣りを断念するほどの風や波の経験が無かったので改めて湖も天候次第と認識させられた感じです。
山中湖や河口湖はドーム船がありますから1月2月もOKですが、西湖はボートオンリーですし、昔から1月~3月20日が禁漁と決まっています。-10℃とかもありますから、ボートを貸す方も大変でしょうし。店主曰く、12月より3月の方が寒いそうですよ。