漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
二日連続で「わかたか」出動。
やったのは延縄(はえなわ)実習です。
1本の幹縄に多数の枝縄(=延縄)をつけ、枝縄の先端に釣り針をつけて魚を捕る漁法です。
本来の幹縄はすごく長いのですが、実習では500mのものを使いました。
たくさんの枝縄をつけながら投げ込みます。
そして、回収するときは、枝縄を外して一本づつコイル状に巻き取っていきます。
この枝縄の回収を「ブランたぐり」と呼びます。
実際の漁業現場では、膨大な枝縄があるので、素早く、きれいな作業が必要です。
学園では、ブランたぐりだけを陸上で練習します。
でも、実際に船上でやるのとは大違い。
難しいことが分かるだけでも大事です。
【延縄漁業】
一番有名なのはマグロはえ縄です。
幹縄の長さが200kmあります。
200kmというと焼津から東京くらいの長さです。
実はほかにも、いろいろなはえ縄漁があります。
下田を基地にする沖合キンメダイ漁。
底建てはえ縄と言う、海底近くで行うはえ縄漁をします。
キンメダイのほとんどは、この漁法で漁獲されています。
そしてトラフグ。
静岡県は、実はトラフグがたくさん捕れます。
このトラフグもはえ縄漁です。
マグロ、キンメダイ、トラフグ...高級魚ばかりですね。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
1月は見学会を行いません。
ご希望の日を園長にご相談ください。
今月末には願書の受付が始まります。見学はお早めに!
なお、学校の様子をライブでご覧になりたい場合は、平日にお願いします。
ただし、学園に進学するのは「漁師になる」ことを決めている人だけですよ!
そこだけは、ご注意くださいね。
園長のつぶやき
学園は小さい学校なので、スケジュール変更は簡単です。
昨日は雨模様でしたが、風がなかったので船の実習をしました。
中学、高校は年間スケジュール、行事が決まっていて、変更は簡単ではありません。
でも同じようにやっていたら、船の実習なんてできません。
良い天候の時に海に出る!
と言う柔軟な体制が必要です。
昨日も、まだ小型船舶操縦士講習をやっている生徒が4人いました。
全員でやるのがベストですが、一部の生徒だけでやることもあります。
1年で卒業してしまうので、やれるときにやります!