静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

海面養殖の話し

2019年07月19日 09時00分00秒 | 授業・講演

遠泳大会終了後、同じ沼津市の内浦湾に移動。
ここで養殖業者の原田さんの話を聞かせていただきました。


沿岸漁業では、各地域のリーダーとして漁業士を知事が任命しています。
原田さんは、漁業士であり、その漁業士会の会長もされています。
漁業者と言えど、インテリです。


実は、この地区の養殖業者は激減(げきげん)。
残っているのは数件しかありません。
原田さんは居酒屋などに活魚を直に出荷することで利益を上げています。

居酒屋の希望する魚を決まった日に、決まった大きさ、決まった尾数を出荷しなくてはなりませn。
加えて営業まで一人でこなします。
これだけができる、賢い養殖業者が生き残っているとも言えます。

そんなことを、生徒には楽しく話してくれました。

学園の見学、お待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
7月の見学会は27,28日です。
8/17、18はオープンキャンパスもありますよ!
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/r1-opencampus.html

 園長のつぶやき
原田さんは、他の漁師のように魚を求めて船を走らせる訳ではありません。
海と言っても、ごくごくピンポイントの場所が職場です。
定置網も同じですね。

だからこそ、そのピンポイントの海域を知り尽くしています。
養殖魚は、急な水温変化、あるいは塩分の低下などで全滅することがあります。
病気も発生します。
海面養殖は、他の漁師と違った技術が求められる仕事です。

かつての内浦湾では真珠養殖も盛んでした。
それが、ブリに変わり、現在ではサバやアジが中心です。
サバのような大衆魚をなぜ養殖?
などと私なんかは思ってしまいますが、それを餌で身質を良くし、活魚出荷することで
大量に水揚げされるのとは別のサバを作り出しています。
餌も原田さん独自の配合を特注しているそうです。

さて、明日は大阪での漁業就業支援フェアがあります。
私は参加できませんが、別の職員2名+県庁職員1名が参加します。
例によって青い「のぼり旗」が目印です。
ぜひ、お立ち寄りください。

7月20日(土)12:30~16:00

 13:30~漁業ガイダンス(漁業の概要等についてのご紹介)

 14:00~先輩漁師トークショー(先輩漁師の体験談/大分県漁業協同組合 佐賀関支店)

会場:大阪マーチャンダイズマート(OMMビル) 2階A・Bホール

     (大阪府大阪市中央区大手前1-7-31)

アクセス:京阪電車「天満橋駅」東口、地下鉄谷町線「天満橋駅」北改札口からOMM地下2階に連絡 他

コメント
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