遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
実習船は那覇(なは)をめざして移動中。
今日は一日分です。
12月9日の主直は奈良県出身の新谷(しんや)くん。
この日にやったのは
自習 船内大掃除 部屋掃除 専攻科生によるパイプラインの発表会
です。
「今日は沖縄上陸前日と言うことで、教室では沖縄について話している人が多かったです。教室だけではなくワッチ中の船員さんたちも話していました。そんな中でも浮かれることなくみんな時間を守り、羽目を外す人は誰一人としていなかったので、良かったと思います。また、船酔いをしている人もいなくなり、今日の掃除でも皆一生懸命に取組んでいる姿を見ることが出来ました。お借りしている船の内側だけですが、綺麗に出来て良かったです。それと、船のご飯はとても美味しいのですが、最初の方は船酔いで全く食べられなかった人も今では完食しています。最後に、最初は専攻科とやっていけるか心配でしたが、今は楽しくやっています。家に帰るまでしっかり気を引き締めて、この船に感謝して残りの航海を無駄にしないように行きたいと思います。」
遠洋実習では水産高校の専攻科生、あるいは船員の方ともコミュニケーションをとるのが課題です。
これがとても大事。
就職したら、初めて会う人たちと話ができなくては始まりません。
うまくやっているようで、良かったです
写真中央が新谷くん。
学科試験のないAO式入試を追加実施します。詳しくはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html
静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
私がどんな質問にもお答えしますよ!
もちろん、ムリに入学をお勧めすることもありませんので、ご安心を!
電話 054-627-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
学園の見学は随時(ずいじ)、受け付けています。
詳しくは学園ホームページをこちらをご覧ください。
できれば授業や実習の見学できる、平日の見学がおすすめです。
平日の見学は園長にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/h30kengaku.html
園長のつぶやき
漁師を辞める大きな理由の一つが漁船環境に馴染めないことです。
特に、先輩(せんぱい)漁師と話ができず孤立してしまうのは深刻です。
兄弟も少なく、幼い頃から個室で育った今の若者にとって、笑えない現実です。
しかし、この点で学園生活はとても役に立ちます。
寮で相部屋での共同生活に慣れる。
いろいろな年齢の生徒がいる中で、遠慮(えんりょ)や気づかい、年配者への話し方を身につける。
みんなのペースに合わせることを学ぶ・・・
今や、こんな環境で生活できるところは少なくなりました。
漁師の仕事は何よりチームワークが大事です。
チームワークを身につけることが、漁師になる第一歩です。