静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

遠洋航海実習 12月13日~12月14日

2019年12月16日 09時56分37秒 | R1遠洋航海実習

遠洋航海実習の様子を、実習船やいづからメール送信される日誌と写真でご紹介します。
実習船は今朝、九時に予定どおり焼津に入港しました。
みんな元気ですよ。
ブログの方はちょっと戻って那覇出港からです。

12月13日の主直は東京都出身の齋藤くん。
この日にやったのは
 那覇出港.タンツー.六分儀.自習
です。
「今日、那覇港を出港しました。4日ぶりに船が動くので船酔いをするか心配でしたが大丈夫でした、出港してすぐにタンツーが始まりました。久しぶりにタンツーをやってすごく疲れました。ただ自分がやっていた場所がしっかりと磨けてなくてまだ綺麗になっていなかったので、また明日やり直すことになりました。タンツーが終わってお昼ご飯を食べました。お昼ご飯ではラーメンを食べて美味しかったです。お昼ごはんを食べた後に専攻科生の人に六分儀を使って太陽の角度を測定する方法を教えてもらいました。そのあとに自習をして刺し継ぎをして、3本バックと3本ショートとアイスプライスをやりました。
久しぶりにやったので作るのに時間がかかりました。また乗船実習も残り少しなので頑張って行きたいです。」

那覇から焼津へ帰る途中で専攻科生と刺し継ぎを行うもの、毎年恒例です。
楽しい時間だったと思います。
手前側で六分儀を使っているのが齋藤くんです。



12月14日の主直は富士宮市の朝比奈くん。
遠洋実習中、一番元気だったそうです。
この日にやったのは
 タンツー・船洗い・救命胴衣洗い
です。
「今日は、まずタンツーをやりました。ラストタンツーでした。デッキは、皆が今まで磨いてきたので自分達が乗ってきたときよりも綺麗になったと思います。
 そして、今日のメインは、一ヶ月間お世話になった船の船体洗いでした。自分は船首の一番先と左舷を洗いました。心を込めて洗ったので船も嬉しそうに見えました。
 実習が始まる前は、一ヶ月は長いと思っていました。ですが、あっという間にもうあと二日まで迫っています。今は、ただただ釣りがしたいです。
 残り少ないので船と乗組員さん、専攻科の皆さん、先生方、そして一緒に生活してきた仲間達に感謝をしながら、残り少ない船内生活を過したいです。」

写真中央が朝比奈くん。実習で一番頑張った一人です。



学科試験のないAO式入試を追加実施します。願書締切が迫っています。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/recruit.html

静岡県立漁業学園
漁師になりたいと思った方は、まずは電話、Eメールでご相談ください。
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 園長のつぶやき
先週、ある卒業生が学園に来てくれました。
彼は本人が希望した業種の船に就職したんです。
残念ながらうまくいかず船を降り、学園で別の業種の漁船を紹介しました。
「今度の船では、うまくいきそうです」
と伝えに来てくれたんですね。

学園の職員は、本人の適性を見て仕事を考えます。
そうは言っても、残念ながら「100%うまくいく」とはなりません。
でも、本人が漁師を続けたいなら学園はずっとバックアップをします。
せっかく一年かけて育てた人材が、漁師を辞めるのは残念ですからね!

コメント
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