静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

出航前の碇泊実習

2017年11月22日 16時39分06秒 | 28乗船実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

碇泊実習が始まっています。
碇泊実習は、実習船やいづに通います。
朝、出かけて乗船し、夕方は学園の寮に戻ります。

碇泊実習ですが、出航前のいろいろな準備を行います。
まずは寝床作り。

カッパの置き場所も確認です。

大事なのが避難方法の確認。
救命胴衣の使い方、船内からの避難方法の説明を受けました。

その他、食料品の積み込みや、一本釣りの作業を確認したり、やることはたくさん。

次回のブログでは出航式の様子をお知らせします。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
実習船やいづは、高校生が乗る練習船ですから、いろいろと漁船と違います。
特に違うのは機関室。

実は、この写真に写っているのは機関室の半分だけ。

エンジン回りにも手すりがあり、生徒の安全を図っています。

ずっと大きい大学の練習船かごしま丸。

この機関室が、こんな感じ。やいづの方が広いです。

ほかにも、廊下や階段が広かったり。
何でかというと、漁船は魚を積むスペースに多く使っているので、その他の部分は最小限になります。

実習船やいづは、カツオ一本釣り漁船でもありますが最優先は生徒の安全なので、違いも多くなる訳です。
しかし、日本の漁船の大型化しているので、新しい船はだんだんと居住区なども広くなっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗船式と保護者会

2017年11月21日 11時15分31秒 | 28乗船実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

いよいよ乗船実習が始まりました。
まずは実習船やいづの教室で、乗船式です。
船長から「いつも以上の緊張感を持って臨み、ケガなく終えて欲しい」と訓示がありました。
(ごめんなさい、乗船式の写真ありません)

そして午後からは船内の同じ教室で保護者会。
船長にもお話しをしていただきました。

そして、乗船実習を昨年の写真でご説明して、船内見学をしていただきました。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
学園には「父母会」があります。
会長さんなど役員も決めますが、実質的な仕事はほとんどありません。
生徒の半分以上は県外出身ですし、ご苦労されている家庭が多いなどの実状もあります
ですから、保護者の方になるべく負担をかけないようにしています。
それでも、保護者会は年に数回あります。
これも、「なるべく出席して欲しい」とお願いしている状況です。

来ていただきたい理由があります。
お子さんが、漁師になる過程を保護者会では個別面談でご説明します。
学園は中学、高校とは違います。
漁師になると言う特殊性。さらに保護者の方が漁師の仕事をご存じないこと。
なにより、卒業したら必ず仕事に就くのです。
保護者会には、できるだけ出席されてお子さんの進む道を一緒に考えて欲しいと思います。

保護者の方も、いろいろなご都合があると思います。
でもご相談いただけば、別の日に面談することも可能です。
小さい学校ですからね。柔軟に対応します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わかたか操船と救命実習

2017年11月20日 09時00分00秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

今日は乗船実習の乗船式がありました。
24日の出港に向けて、実習船「やいづ」での準備がスタートです。
この様子は、また後日。

今回のブログは、先日行った学園の「わかたか」での実習です。
操船実習を兼ねて、救命実習をしました。
この救命というのは、海で溺れている人を助けることです。
1月に行う小型船舶操縦士の資格研修で行う予習となります。


何をするかというと、溺れている人を助けるには、船をぶつけたり、スクリューに巻き込まないように、安全に近づくことが必要です。

練習では溺れている人の代わりに、赤い旗の目標物を投げ込んでおきます。


船はクルマと違って、舵(かじ)を切ってもすぐに方向が変わりません。
ブレーキもありません。
惰性で動くことを計算しながら目標物に近づく必要があります。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
小型船舶操縦士の資格は学科と実技をあわせて1週間くらいの講習で取得可能です。
たまに「学園で小型船舶操縦士の資格だけ取りたい」とのお問い合わせがあります。
どこかで「学園ならタダでとれる」みたいな話しを聞いたようです。
タダかどうかはともかく、こんな要望は「高校で体育だけやりたい」と言うのと同じです。
学園では漁師に必要な資格の一つとして取得していますから。

なので、このようなお問い合わせには丁重にお断りして、たくさんある免許取得機関に行くようにお答えします。
クルマの場合は、大型自動車の運転資格免許で普通自動車も軽自動車も運転できます。
しかし、船の場合は海技士資格で小型船舶の操縦はできません。
クルマの免許でオートバイが運転できないのと、同じ感じでしょうか?

ちなみにヤマハボート免許教室では一級免許の取得が4日間で124,000円となっています。
でもちょっと高い、139,000円の「実技試験免除コース」がおすすめだそうですよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロープワーク乗船前のおさらい

2017年11月17日 10時01分25秒 | 実習

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

さて、こんな乗船実習の準備もやっています。
船上で、必ずあると思われる作業を復習です。
まずはカギのついたロープを使って、カゴを二人で持ち上げる作業。
二人で息を合わせることがポイントです。


そして、カギつきのロープの収納についても復習です。
教わったことも、しばらく使っていないと忘れています。

そしてロープ手繰(たぐ)り。
これは簡単そうに見えますが、きれいに素早くできるようになるのは簡単ではありません。
足の位置、膝(ひざ)の曲げ具合などを確認していきます。


乗船実習では、うまくできると良いんですが...

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
練習でできたからと言って、実際の船でできるとは限らないのがロープワークです。
ゆれる船の上での作業ですし、素早くやらなくてはいけません。
単純に、細いロープでできたことが、太いロープではできないこともあります。
漁師の技術は簡単には身につきません。
だからこそ、学園では「出来なくても、あきらめるな。出来たからと言って、あきるな」との標語のもと、周年にわたってロープワークに取り組みます。
そして、卒業生の評価が高いのもロープワークなのです。
今年の乗船実習でも、多くの生徒が「思っていたようにロープワークができない」ことを体験すると思います。
・・・実は、これが大事。
その結果、三学期は謙虚(けんきょ)な姿勢で実習に取り組むことができるからです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学園の見学はこんな感じです

2017年11月16日 10時06分43秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
ホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
11月の見学会は漁師.jpでもお知らせしています。
www.ryoushi.jp

学園見学についてご紹介します。
焼津のオーシャンロードを南下すると水産技術研究所のところに案内表示が見えます。
右折すると、すぐ学園です。
駐車スペースはたくさんありますよ。


クルマを降りて、本館に来ていただきます。

最初に、会議室にご案内します。
毎月の見学会でのご参加は、1組か2組。こじんまりとやっています。
私と一対一です。


スライドやビデオを使って1時間ほどご説明します。
見学者が中学生か、高校生か、社会人かでご説明を内容を変えます。
オープンキャンパスのように10組以上いらっしゃるとこうは行きません。
参加者少ないからこそ、できる対応です。

説明のあと、ご質問にお答えします。
これも一対一なので、ご遠慮なく質問していただきます。
質問が多いと、それだけで1時間くらいかかることもあります。

そして、学園内をご案内。
寮のある宿泊棟では洗濯や生活品の持ち込みなどもご説明します。

そして教室、シュミレーション室、機関実習棟、航海実習棟などをご案内します。


土日の見学会は、以上のことを私が一人でご案内します。全部で2~3時間くらいです。

平日に来ていただくと、ちょっと良いことがあります。
ご希望があれば生徒と一緒に寮で昼食を取っていただくことができます。
ただし、お一人400円の材料費をご負担いただきます。


また授業や実習の見学、ロープワークの体験もできます。
学園の雰囲気も分かるので、できれば生徒のいる平日がお勧めです。



学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
見学会は、ほぼ毎月やっています。
どの月も1~3組の方がいらっしゃいます。
不思議にばらけるので、1回の見学会で多くても2組のご参加になります。
どうせ1組の方をご案内するので見学会の日を決めず、見学希望の申し込みがあるたびにご案内する方法もあります。
前任の園長までは、見学会を実施したのは夏休み期間中だけでした。
でも、入学を検討している方にとっては「見学会をやる」とホームページなどに公表した方が、学園に来るきっかけになるようです。

見学会と言っても、実質は個別対応です。なんでもご質問、ご相談ください。
漁師という、一般の方にはどんな仕事か知られていない職種を選ぼうとしているんです。
見学会は短い時間ですが、それでも漁師の仕事を知って、その準備をするかどうか考えるのは大事です。
わざわざ焼津まで足を運んでも、損(そん)はないと思いますよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする